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読書の時間、ロシア語の学習本を読んだ→先生に没収された!なぜ?

By - grape編集部  公開:  更新:

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小学生の頃からTwitterで注目を浴びてきた、タレントの春名風花さん(@harukazechan)。2016年9月30日に、弟の『とある出来事』を投稿しました。

『とある出来事』が起こったのは、学校で朝礼の後などに設けられている『読書の時間』。活字に触れることで、知識を得たり頭の回転をよくしたり…そういった意図があります。

一般的に小説を読む生徒がほとんどですが、弟さんは一風変わった本を選んだのだそうです。

読書の時間にロシア語の学習本を読んでいたら、没収された!

『読書の時間』に、春名さんの弟さんが選んだのはロシア語学習の教科書。きっと弟さんは、なにかをきっかけにロシア語に興味を持ったのでしょう。

しかしその日の昼、ご両親に学校から電話がかかってきました。先生から告げられた言葉は…。

「息子さんが、読書の時間にロシア語の学習本を読んでいました。
没収したのですが、彼は”納得できないので謝りたくありません”と言っているので返せません。ご家庭で謝らせるように指導してください」

なんと先生は、弟さんが読んでいたロシア語の学習本を没収したと言うのです。

先生の言葉に対し、ご両親と春名さんは驚きます。弟さんだけじゃなく、家族全員が先生の言葉に納得できなかったからです。

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先生に詳しい話を聞くと、没収した理由は「”ロシア語の本”だから…というわけではなく、”勉強の本”だから」。上記にもある通り、『読書の時間』は活字に触れるための読書の時間であり、小説などが推奨されています。

そして『読書の時間』中でのテスト勉強は禁止です。つまり先生は「読書の時間に、ロシア語の勉強は駄目だ」と言っているのです。

「納得できない」と家族会議に

「ずっと前から決まっている、学校のルールです。しっかり謝るように言ってほしい」

最後に先生が発した言葉に対し、家族全員はなんとも言えないモヤモヤ感を抱きました。

学校は勉強する場所なのに、どうして怒られなきゃいけないのか?なぜ、本を没収されなきゃいけないのか?納得いかないのに、無理やり謝罪させなくてはならないのか…と。

弟さんも「そのルールの意味がわかりません。納得できる説明をしてくれるまでは謝れません」と一歩も引かず、かれこれ一週間本を返してもらえない状況なのだとか。

「できれば、物語の本を読んでもらうように言ってください」なら、まだわかります。しかし家族は、先生に無理やり『謝らせる』ことではないと思ったのです。

次の日、先生から本が返ってきた!

家族会議の次の日、春名さんの元にお母さんから「弟の本、返してもらえたって!」と電話がありました。

お母さんの話によると、先生は弟さんに『読書の時間に勉強してはいけない理由』をしっかりと説明したのだとか。先生の説明は、こういったものでした。

「”読書の時間”は、問題集や教科書といった勉強の本を読むことは禁止されてる。
その理由は、みんな塾の宿題や受験勉強をやりたがるから。

確かに、ロシア語はテストにも受験にも関係ないと思う。でも、ロシア語の本を読むことを許してしまうと”なぜ英語の本は駄目なのか”ということになってしまう。
結局、塾の宿題や受験勉強をする子に注意できなくなってしまうから、日本語の小説を読んでほしい」

そう、ひとりでも読書の時間に勉強をしてしまうと、他の生徒も『読書の時間』を勉強に使ってしまいます。だからこそ、先生は弟さんの行動を見逃すわけにはいかなかったのです。

説明を聞き納得した弟さんは、しっかりと先生に謝りました。そして、ご家族にこう話したそうです。

「先生がちゃんと説明してくれて、スッキリしたし納得できた。
数学の時間に英語の宿題をやっていたら怒られるのと同じで、小説を読む時間に外国語の勉強をしようとした自分がいけなかった」

先生も弟さんの気持ちを汲んでくれたのか、「ロシア語の小説なら読んでもいいよ」と言ってくれたそうです。

最初に理由を説明していれば、弟さんはすんなりと理解したことでしょう。先生側にも、きっと事情があったのだとは思いますが…。

やはり、頭ごなしに「やってはいけない」「謝りなさい」と言うのではなく、相手が納得するように説明するのは大切なことだと気づかされます。

出典
@harukazechan

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