「この階段の手すりは不便、その気持ちわかる?」 気づきづらい『使いにくさ』にハッとする By - grape編集部 公開:2016-10-24 更新:2016-10-26 階段障がい者 Share Tweet LINE コメント 出典:@u_e_summer あなたはこの階段の手すりを見て「不便そうだな」と思いますか? 出典:@u_e_summer 出典:@u_e_summer 「普通の手すりにしか見えない」そういう方が多いのではないでしょうか。 数年前に脳内出血により、身体の右側が不自由になってしまったという上様Rさん(@u_e_summer)。 身体がうまく動かなくなって、階段の手すりについて思うことができたそうです。 身障者になって、階段の手すりについて思う事・・・屋内外を問わず、画像の様に階段と同じ長さで終わってしまう手すりも多いのですが、手すりが頼りの身にはこれが意外と辛いのです。最後の1段を上りきる・下りきる途中で手すりを掴む手が身体より後ろにきてしまうので、安定せず危ないのですよ・・・ pic.twitter.com/2vbZguvCpN— 上様R (@u_e_summer) 2016年10月23日 手すりの長さがちょっと短い。階段と同じ長さで終わってしまう手すりは、最後の一段を上がったり下りたりするときに危ない。 これは気づきませんでした…。手すりを頼りにする人にとって、この長さだと最後の一段はかなり気を使いそう。 多くの方が「不便」と感じているようです。 これすごいわかる。作ってる人は自分で使ったことないんだなと一発でわかる。足にウェイト着けて一回でも試しに歩けばすぐわかるのに、それすらしてないんだよなあ >RT— 片瀬ちひろ (@c_katase) 2016年10月23日 ワタシも抗ガン剤で足の痺れがあるので、日々、手すり愛用者ですが、本当にそう。ぐっ!と、力を入れて支えて欲しいところに手すりがない。オリンピック云々言っているのだったらこういうところも改善して行って貰いたいです。 https://t.co/6pfKWhs6Nf— 篝火 (@kagaribi_f) 2016年10月23日 こんな手すりが理想 では、一体どんな手すりであれば良いのか。具体的には、このようなものが理想のようです。 出典:@u_e_summer 階段の終わりから、一歩分以上の手すりが続いています。これならば、最後まで安定を保ったまま階段の上り下りができそう。 国土交通省が発表している『公共交通機関の旅客施設に関する 移動等円滑化整備ガイドライン』では、このような手すりが望ましいとされています。 始終端部においては、手すりの水平部分を 60cm 程度以上とする。 国土交通省 ーより引用 階段の終わりから60センチ以上、手すりの長さに余裕をもたせるということですね。 また、手すりが長くなる分、階段から通路までの距離も少し余裕をもたせるようです。 階段の始点、終点は、通路から 120cm 程度後退させ、平坦なふところ部分をとることが望ましい。 国土交通省 ーより引用 何気なく使っている人には、気づけない不便さ。なるべく多くの方が気持ちよく使えるように、少しずつでも改善していって欲しいものですね。 出典 @u_e_summer/国土交通省/@c_katase/@kagaribi_f Share Tweet LINE コメント
あなたはこの階段の手すりを見て「不便そうだな」と思いますか?
出典:@u_e_summer
出典:@u_e_summer
「普通の手すりにしか見えない」そういう方が多いのではないでしょうか。
数年前に脳内出血により、身体の右側が不自由になってしまったという上様Rさん(@u_e_summer)。
身体がうまく動かなくなって、階段の手すりについて思うことができたそうです。
手すりの長さがちょっと短い。階段と同じ長さで終わってしまう手すりは、最後の一段を上がったり下りたりするときに危ない。
これは気づきませんでした…。手すりを頼りにする人にとって、この長さだと最後の一段はかなり気を使いそう。
多くの方が「不便」と感じているようです。
こんな手すりが理想
では、一体どんな手すりであれば良いのか。具体的には、このようなものが理想のようです。
出典:@u_e_summer
階段の終わりから、一歩分以上の手すりが続いています。これならば、最後まで安定を保ったまま階段の上り下りができそう。
国土交通省が発表している『公共交通機関の旅客施設に関する 移動等円滑化整備ガイドライン』では、このような手すりが望ましいとされています。
階段の終わりから60センチ以上、手すりの長さに余裕をもたせるということですね。
また、手すりが長くなる分、階段から通路までの距離も少し余裕をもたせるようです。
何気なく使っている人には、気づけない不便さ。なるべく多くの方が気持ちよく使えるように、少しずつでも改善していって欲しいものですね。