ハロウィン明けの渋谷、そこには素敵な人と残念な人が ハッピーハロウィンってなに?
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10月31日の本番を前に盛り上がりを見せるハロウィン!全国でイベントやライブなどが行われています。
grape編集部もその様子を取材するため、10月29日深夜にハロウィンで盛り上がる渋谷へ。そこで私たちはステキな光景と、ちょっと悲しい光景を目にすることになりました。
2016年10月29日、ハロウィン本番を直前にした渋谷は、既に仮装した人々が集まり盛り上がりを見せていました。
その一方で、毎年話題になるのがゴミ問題です。
渋谷区は改善にむけて、ゴミ袋の配布や、ゴミステーションを街中に設置するなどしていました。
終電前は、ゴミを持ってきてくれる人が多かったです。
そう語るのは、ゴミステーションで分別の指示を出していたボランティアの方。事実、傍らにはゴミ袋がたくさん積まれていました。
ゴミを拾っていたのは?
「ごみ問題が沢山報道されていたこともあり、今までとは違うな」と思ったのもつかの間、少し離れた場所では道ばたに多数のゴミが散らばっており、去年と同じ光景が…。
私も実際にゴミ拾いをしてみましたが、1mも歩けばすぐに袋はいっぱいに。いかにゴミが散乱しているかを痛感しました。
始発が出始める4時には、仮装した人々が続々と駅に向かって行くものの、私が見た限りでは誰一人としてゴミを拾おうとする人は見つけられませんでした。
それどころか、ゴミを回収しようと路上に止まっていたゴミ収集車を叩いてちょっかいを出す人まで…。その光景を見て、やるせない気持ちでいっぱいになりました。
ゴミに関して、仮装している人にお話を聞いてみたところ、
「ん〜よくわからないなぁ」
「お姉さんのLINE教えてくれたら答えるよ!」
しかし、6時になるとごく少数ではありましたが、仮装してゴミを拾いをしている人の姿が!
ただきっとこの方達は、そもそもゴミを捨ててはいなかったのだと思います。
ゴミ拾いをしている方の1人に、渋谷のハロウィンのゴミ問題について話をお聞きしたところこんな答えが返ってきました。
「渋谷にはお世話になっているので、ゴミ拾いは当然です!」
聞けば、仕事柄よく渋谷に訪れているとのこと。
ちなみに本人は、仮装をしてハロウィンを楽しんだわけではないそうです。
それでも、ポイ捨てした人々への不満も言わずに、その後もゴミを拾い続けていました。
今一度問われるモラル
この日、そこら中から「ハッピーハロウィン!」と言うかけ声が聞こえてきました。
思い思いの仮装をし、みんなで楽しく盛り上がるのはとっても良いこと、大賛成です! しかし、そこで終わって良いのでしょうか。
楽しい場所を提供してくれた渋谷や、そこに集まる人々を思いやる気持ちがあればこうはならないはずです。
どうか来年こそはネガティブな面が話題になるのではなく、本当の意味で「ハッピーハロウィン」と言えるよう、今一度モラルある行動を心がけたいものです。