これは『ペン画のオオカミ』ではない 作品の正体を知り驚く
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「すげぇ!」「びっくりした」 キラキラしている黒い紙を、持ち上げてみると…「すげぇ!」「びっくりした」 黒い1枚の紙、光にかざすと…? 1枚の黒い紙、光にかざすと…? 「すげぇ!」「これは素晴らしい」

「どうやったらこんな絵が描けるの…」 約一週間かけて?「これは傑作!」Xで「絵が好きでよかった!」とストレートな想いをつづり、1枚の写真を投稿したのは、画家のMIRAI(@supersaiyan_333)さん。約1週間かけて完成させたという、自身の渾身の作品を公開したところ、8万件以上の『いいね』を集め、大きな反響を呼びました。
- 出典
- @_ukai_
出典:@_ukai_
絵の下に、影…?
そう、この作品は切り絵だったのです!!
出典:@_ukai_
出典:@_ukai_
こちらは動画。紙に描かれているようにしか見えないオオカミが、手のひらの上に載るのを見ると不思議な感覚になります。
このオオカミは烏海(うかい)さんによる作品です。
下絵は、写真をトレースしたものではなく、ご自身で描かれたもの。
デザインナイフでカットしていきます。気の遠くなるような作業です。
他の作品も、目が釘付けになるものばかり。
素晴らしい画力を持ち、さらにそれを切り絵にする烏海さんの作風。「切り絵にする必要が感じられないのに、なぜ切り絵にするの?」という問いに対し、はっきりと自分の意見を持っています。
烏海さんの言葉は、自分のものづくりに真剣なひとたちにとって、ジャンルを超えて励みになるのではないでしょうか。
多くの人がうなるほどの作品を生み出している烏海さんは、1998年生まれ。なんと、まだ10代なのです。
元から備わっている才能に頼るだけではなく、計り知れないほど根気強く、努力を厚く積み重ねているのでしょう。
努力のしるしが手にも表れています。
烏海さんは2017年3月に初めての個展を開催します。烏海さんの作品はさらに多くの人の目に触れ、感動を呼ぶことでしょう。
烏海さん 切り絵個展『花鳥風月』
2017年3月20日~3月26日
デザインフェスタギャラリー(東京 原宿)