これは『ペン画のオオカミ』ではない 作品の正体を知り驚く
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葉っぱに表現されたキャラクターが? 「なんか泣ける」「最高ランクだ」緻密な葉脈、あのキャラクターの姿、そして“また会おう”という想い。葉っぱ切り絵作家が生んだ涙と感動の一枚。

「すげぇ!」「びっくりした」 キラキラしている黒い紙を、持ち上げてみると…「すげぇ!」「びっくりした」 黒い1枚の紙、光にかざすと…? 1枚の黒い紙、光にかざすと…? 「すげぇ!」「これは素晴らしい」
- 出典
- @_ukai_






出典:@_ukai_
絵の下に、影…?
そう、この作品は切り絵だったのです!!
よく見ると、紙が浮き上がって影を落としているのがわかります。オオカミの毛並みの一本一本に至るまで細かく切り抜かれた紙が重なり合うことで、まるでペンで描いたような緻密な線が生まれているのです。
切り絵とは思えない、驚きの完成度
出典:@_ukai_
出典:@_ukai_
こちらは動画。紙に描かれているようにしか見えないオオカミが、手のひらの上に載るのを見ると不思議な感覚になります。
実際に手に取られた様子を見ると、薄い紙が幾重にも切り抜かれた立体的な作品であることがよくわかります。遠目には精密なペン画にしか見えないほどの完成度で、目を疑うほどです。
作者・烏海さんのこだわりと制作プロセス
このオオカミは烏海(うかい)さんによる作品です。
下絵は、写真をトレースしたものではなく、ご自身で描かれたもの。
下絵の段階からすでに高い画力が必要とされますが、烏海さんはそれを自力でやり遂げています。オオカミの骨格や毛並みの流れを正確に捉えた下絵があってこそ、切り絵としての迫力が生まれます。
デザインナイフでカットしていきます。気の遠くなるような作業です。
毛並みの細かな線を一本ずつ切り抜いていく工程は、集中力と根気を極限まで要求されるもの。少しでも手元が狂えば、そこまでの作業が台無しになってしまいます。
他の作品も、目が釘付けになるものばかり。
オオカミ以外にも、鳥や草花など自然をテーマにした作品が多く、いずれも切り絵とは思えないほどの細密さで表現されています。
「なぜ切り絵にするのか」、烏海さんの言葉
素晴らしい画力を持ち、さらにそれを切り絵にする烏海さんの作風。「切り絵にする必要が感じられないのに、なぜ切り絵にするの?」という問いに対し、はっきりと自分の意見を持っています。
烏海さんの言葉は、自分のものづくりに真剣なひとたちにとって、ジャンルを超えて励みになるのではないでしょうか。
多くの人がうなるほどの作品を生み出している烏海さんは、1998年生まれ。なんと、まだ10代なのです。
元から備わっている才能に頼るだけではなく、計り知れないほど根気強く、努力を厚く積み重ねているのでしょう。
努力のしるしが手にも表れています。
烏海さんは2017年3月に初めての個展を開催します。烏海さんの作品はさらに多くの人の目に触れ、感動を呼ぶことでしょう。
烏海さん 切り絵個展『花鳥風月』
2017年3月20日~3月26日
デザインフェスタギャラリー(東京 原宿)