賞味期限が切れた卵を捨てないで! その卵、実は安全の食べられるかも
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意外にも卵は日持ちが良い
買った卵を使いきれず賞味期限が切れてしまい、捨ててしまうという方も多いのではないでしょうか?
しかし、卵は意外にも日持ちが良い食品で、無菌状態でしっかりと殻に包まれていたら、賞味期限が切れてしまっても実は食べられるそうなんです。
卵の賞味期限とは?
では、卵のパックに記載されている賞味期限とは何なのでしょうか?平成11年、食品衛生法施行規則の改定によって義務化された卵の賞味期限表示は「生食できる期限」を示したものです。
卵の中には「サルモネラ菌」という食中毒の原因となる菌が存在しています。このサルモネラ菌、繁殖して増えない期間が卵の保存温度によって決まってくるそうで、一定期間は増えないとのこと。
しかし、安全に食べられるように念には念を押して期間を定め、「賞味期限」として表示しています。
しっかり加熱すれば大丈夫
賞味期限を過ぎた生卵はサルモネラ菌が増えていきますが、加熱処理をすれば、菌は死滅し、安心して食べることが出来るそうです。なお、70℃で1分以上、他の食材と混ぜる場合は75℃で1分以上が菌が死滅する目安だそうです。
賞味期限後は、いつまで食べられるの?
保存状態と時期(温度)などによって異なってきます。ただ、安全性を考えるなら、賞味期限後1週間程度を目安にし、卵を割って判断してみるのが良いようです。
「黄身が崩れている」、「白身の色が変わっている」という状態であったら、傷んでいる可能性が高いので食用に使うのはやめておきましょう。
「ヒビ」や「ゆで卵」は注意!
卵にヒビが入ってしまったり、卵が濡れた状態のまま保存すると、賞味期限内であってもサルモネラ菌は発生し、通常より早く傷みやすくなってしまうそうです。
また、卵を加熱すれば賞味期限が伸びると考えて、ゆで卵などに調理してから保存するという人も多いようですが、注意が必要です。卵は熱を加えると菌と戦ってくれる酵素の働きがなくなり、菌が死滅しにくくなるんだそう。むしろ腐りやすくなってしまう状態です。
「半熟や殻をむいたゆで卵」や「ヒビがあるゆで卵」は当日に、「ヒビがなくても、冷蔵庫で保管しているゆで卵」は、3・4日以内に食べた方が良いとのことです。
その他の気をつけるべき卵料理
加熱によって卵の殺菌は出来ますが、全てに火がきちんと通っていないと、菌が生き残ってしまう可能性があるそうです。半熟状態ではそのリスクがあります。賞味期限後に上記のような料理を作る時は気をつけてくださいね。
おわりに
卵で食中毒になると大変なことになるイメージが強いため、賞味期限が切れたらすぐに捨ててしまっている方は多いかもしれませんね。
安全第一なら捨てるという判断も間違いはありません。でもちゃんと加熱をすれば賞味期限を過ぎても食べられる期間があると覚えておくと良いですね。その場合には割って中身を目で確認するということもお忘れなく。
参考:日本卵業協会「卵Q&A」
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