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白杖を使う父、心無い言葉に「もう慣れた」と笑うが息子は黙っていられなかった

By - grape編集部  公開:  更新:

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もしそんな不思議な方をみかけたら、皆さんに少しだけ気をつけてほしいことがあります。

そういう方を見かけたら、「この人はどこか見えない部分があるんだな」と思ってください。

何もしなくても、思っていただけるだけで構いません。

そして少しだけ、人混みぶつからないようにする程度でいいので、意識してみてください。

サトシさんのお父さんも、見えない右側から突然現れた女性に、勢い良くぶつかってしまったことがあるそうです。

そして、そのことを今でも気にされているのだとか。

一人ひとりが認知してくれるだけで、救われる人がいるのです。

認知されていないと言うだけで、「見えているのに白杖を持っている」と誤解されて罵声を浴びせられている人がいるという事実は心が痛いです。

私は一人でも多くの方にこの事実が知れ渡ることを祈っています。

サトシさんは「何か行動を起こして欲しい」と語っているわけではありません。

『半盲』という言葉、そしてその症状を持った人がいることを知ってほしいと訴えています。

「白杖を歩いている人の足に当ててしまった」「気づかずに白杖を蹴飛ばしてしまった」など、白杖に関するトラブルはよく耳にします。

筆者も白杖を体験したことがあるのですが、真っ暗な室内で白杖を通して驚くほど沢山の情報が伝わってきたことは、今でも鮮明に覚えています。

「視覚に障がいを持った方々にとって、白杖は大切なものである」と強く感じました。

白杖を使うすべての人に、1日でも早く暮らしやすい日々がやってくるよう努力していきましょう!

投稿者様のお名前は希望により、仮名とさせていただきました。


[文・構成/grape編集部]

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