献血した血ってどうなるの?必要な人のもとへ届くまでの長い旅
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皆さんは、献血をしたことはありますか?
ご存知の通り、献血とは病気やケガで輸血が必要な人のために、健康な人が血液を無償提供するシステムのこと。
血液は人工的に作ることができないので、輸血治療は、献血に支えられているといっても過言ではありません。健康なら、可能な限り献血に協力したいものですよね。
では、献血した血は、いったいどんな過程を経て、患者さんのもとに届けられるのでしょうか。
こちらの動画は、オランダで献血・血液事業を担うSanquin社が制作したもの。
献血した血が専門施設に運ばれ、ウイルスや感染症の検査を経て血液製剤に加工された後、医療機関で患者さんに輸血されるまでの様子がまとめられています。
貴重な血液を、新鮮な状態で、安全かつ確実に患者さんの元に届けるために、何人もの人の手によって、検査と確認が繰り返されているのですね。
日本では「日本赤十字社」によって献血・血液事業が行われています。
献血できる年齢は男女ともに原則として16歳~69歳まで。2011年の東京都の調査によると、輸血を受ける人の約85%が50歳以上であるのに対し、献血者の約76%が50歳未満と、若い世代の献血が高齢者医療を支えているのが現状だそうです。
しかし、近年、若い世代の献血者は全国的に減少傾向に。各献血会場では、ハンドマッサージやネイルカラー、占いなど様々なイベントやキャンペーンを開催し、若い人の来場を呼びかけています。皆さんも一度、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
[文/grape編集部]