1人でランチを食べる高校生 『とある経験』から同級生が立ち上がる
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新しい学校や職場など、環境が変わる時は誰でも緊張します。初めて会う人になかなか自分から声をかけられないという人にとっては、友人を作ることはとても難しいものです。
そんな不安を解消しようと、アメリカに住む高校生たちが立ち上がりました。
フロリダ州にあるボカ・レイトン・コミュニティ高校で発足したグループ『We Dine Together(みんなで一緒に食べよう)』。このグループは「学校でひとりぼっちでランチを食べる生徒をなくそう」という目的で誕生しました。
ABC NEWSによると、グループの発起人の1人、デニスくんは小学生の時にハイチから母親と共にアメリカへ移住しました。
言葉の壁のせいで、彼にはなかなか友達ができませんでした。母親は仕事で不在のことが多く、父親はハイチにいたため、デニスくんは誰も話し相手がいなかったのだそうです。その時の孤独感を、高校生になっても鮮明に覚えているといいます。
「自分と同じような思いをする生徒をなくしたい」
現在、ボカ・レイトン・コミュニティ高校に通っているデニスくんはそんな思いから、英語教師のジョーダン先生と3人の友人たちと一緒に『We Dine Together』を立ち上げたのです。
学校が昼休みになると生徒たちはカフェテリアや中庭などで昼食をとります。多くの生徒たちが仲良しの友人たちと楽しそうにランチを食べる中で、1人で静かに食べている生徒も。
デニスくんを始めとする『We Dine Together』のメンバーは、そんなひとりぼっちでランチを食べている生徒たちを見つけると「よかったら僕らと一緒に食べないか」と声をかけるのだそうです。
毎週火曜日にジョーダン先生の教室に集まって交流を深めているという『We Dine Together』。発足当時は15人ほどだったという参加者は、なんと80人以上にも増えているのだとか。
デニスくんは『We Dine Together』の活動が、すべての学校に広まっていくことを願っているそうです。
毎日の学校生活の中で一緒にランチを食べながら笑いあえる友人がいる…それはどんなに幸せなことでしょう。この素晴らしい活動がより多くの学校でも行われるようになるといいですね。
[文・構成/grape編集部]