林先生「最近のベストセラー本は離乳食」 痛烈批判に、賛否の声
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- 出典
- 林先生が驚く初耳学!
塾講師でタレントの林修さんが「初めて聞いたこと」を披露する、TBS系の情報バラエティ『林先生が驚く初耳学!』。
2017年6月25日放送の回で、珍しく林先生が批判的なコメントをしたことで注目を集めています。
読みやすくなったけどそれでいいの?
自身も多数の著書を出版している林先生。現在はタレントとして活躍していますが、元々は現代文を専門とするカリスマ塾講師です。
文学作品をはじめとする多くの本を読んできたという林先生は、番組の中で中島敦や夏目漱石といった文豪の作品について「難しい語句を使った格調高い作品」と評します。
しかし、現在出版されている本は、昔のようなアプローチをするのが難しくなっていると話します。
現在、読者から求められているのは格調高い文学作品ではなく、読みやすさを重視した娯楽作品。
活字も大きくなり、行数も減ってしまっていると説明します。
そして、現在のベストセラー本について、こう表現したのです。
口当たりがよく、消化にもいいが、歯ごたえも食べごたえもない…林先生にしては珍しく辛辣な表現です。
しかし、実際にベストセラー本を見ると、昔のそれに比べて圧倒的に文字数が少なくなっています。
この批判的な意見に対し、さまざまな声が寄せられます。
仕事としてだけでなく、プライベートでも多くの本を読む、読書家の林先生。本を愛しているからこそ、あえて苦言をていするような発言をしたのかもしれません。
また、出版社が「多少読みにくくとも、情報量の多い本を出版しないのは、読者がそれを求めていないから」という現状もあるはず。
つまり、本を購入する私たちの側が、離乳食を求めるようになってしまったという現実もあるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]