鳥取県の珈琲屋が、ネットショップだけで年商20億のなぜ?『奇跡の澤井珈琲』
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「コーヒーの香りをかぐと、リラックスできて好きだ」という人も多いはず。
コーヒーが好きだと、コーヒー豆から買ってみたくなる人もいるでしょう。
しかし、初めて豆を買うとなると迷ってしまいます。どのように選べばよいのでしょうか。
人気のネットショップを検索すると、上位にヒットするお店があります。
鳥取県の『澤井珈琲』
受賞多数の有名店
楽天市場や、Yahoo!ショッピングなどのネットショップで、『澤井珈琲』の名を見たことはありますか。
『澤井珈琲』の人気商品は、コーヒー樽をイメージしたオリジナルの保存缶。
樽の光沢による高級感と、丸い形状の可愛らしさから、つい見入ってしまいますよ。
楽天市場のコーヒーランキングを見ると、『澤井珈琲』の名が並んでいます。
『澤井珈琲』は高い評価を得ており、お客様による投票数・売上などから選考される「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」では、『澤井珈琲』が11年連続で受賞しています。
ベスト店長賞も3年連続受賞!
『澤井珈琲』は、創業35年となるコーヒーと紅茶の専門店。鳥取県の小さな珈琲豆店から始まりました。
なぜ、小さな珈琲豆店から、ネットショップだけで年商20億円という金額をあげることができたのでしょうか。
ネットショップの力
常務取締役の澤井理憲さんが、「『澤井珈琲』が売れるまで」を詳しく書いた書籍、『奇跡の澤井珈琲』が出版されました。
鳥取県に店を構える『澤井珈琲』。「100パーセント輸入の珈琲豆をなぜ鳥取県のお店で買うのか」という問いへの答えがなかなか見つからなかったといいます。
しかし、理憲さんはネットショップであれば、お店や工場がどこにあってもお客様には関係がないことに気が付きました。
代表取締役である父を説得して、期待を胸に楽天市場へ出店。そこから理憲さんは、さまざまな困難にぶつかっていきます。
商品開発に知恵を絞ったり、メールマガジンに苦戦したり、お客様からお叱りを受けたりすることも。
理憲さんは、そんな苦難を乗り越えていく中で、お客様をファンに変えていく方法を見つけます。
お客様を大切にすることが、対面で販売できないネットショップでは重要なのですね。
※写真はイメージ
ほかにも、ネットショップを運営するにあたって大切な数字の話や、知っていると便利な裏技など、インターネット上で販売するためのノウハウが数多く収録されています。
なにより、「お客様に情熱が伝われば、売り上げは上がっていく」と考える理憲さんの行動力が、『澤井珈琲』を大きくしたのだと見出せます。
ネットショップを始めようと思っている人、『澤井珈琲』に興味を持った人、どちらにもオススメの1冊です。
高まっていくブランド力
『澤井珈琲』は2016年10月に、『澤井珈琲』のすべてを凝縮したショールームとなるように、銀座3丁目に出店しました。
1階は珈琲豆の販売をする店舗、地下1階は喫茶、地下2階がオフィスとなっています。
『澤井珈琲』は、ネットショップを上手に使い、魅力的な商品を開発して、お客様満足度を高めることによって、鳥取県から銀座の一等地まで進出しました。
もう、「鳥取のコーヒー?なぜ?」ではなく、「楽天で多数受賞している、あの有名な『澤井珈琲』さんのコーヒーか。1袋買ってみようかな」といわれるお店です。
しかし、『澤井珈琲』はまだ先を目指します。
今後『澤井珈琲』がどこまで成長していくのか、見ていたくなりますね。
宝島社 澤井理憲 著『奇跡の澤井珈琲』
Amazon:『奇跡の澤井珈琲』
[文・構成/grape編集部]