ながらスマホ運転の事故多発 アナウンサー押阪忍の『美しいことば』 By - 押阪 忍 公開:2017-07-29 更新:2017-07-29 アナウンサー押阪忍連載 Share Post LINE はてな コメント こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。 ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独り言』にお付き合いください。 国土交通省の発表によると、スマホを利用しながらの『ながら運転』が多発しているそうです。 ながら運転は乗用車やトラックにとどまらず、いまでは路線バスや観光バスにまでおよんでいます。ホントに危険ですねぇ…。 2016年3月に小1のお子さんを死亡させたバスの運転手は、無料通信アプリを使いながら、片手でハンドルを切り、正面から来た少年には「全く気付かなかった」といっています。 ながら運転は、スマートフォンが圧倒的に多いですが、ガラケーやタブレット端末なども含まれています。 乗用車でも、ながら運転者はよく見かけます。 乗用車の運転席前に、スマホボックスを設置して操作している人。 スマホを耳に当てながら、片手で運転している人。 スマホを左手に持ち、画面を見ながら右手だけで運転している人。 信号が赤で停車中、青に変わっても、スマホに夢中で気が付かない人。 私が運転中に見かけた例です。 当方が日課にしている夜のウォーキング。 神田川沿いの遊歩道ですが、ながらスマホの自転車2台が正面衝突したケースや、『スマホフラフラ自転車』が前を歩いている歩行者の背後にぶつかり、シルバーのご婦人が転び、軽いケガをされた例も…。 暗い夜道で、スマホを見ながら自転車に乗っている人は、歩行者がその手前3メートルぐらいでも気が付きません。 歩行者が懐中電灯を持っていないと、スマホ自転車は非常に怖い存在になりました。 『スマホを触っている本人が、危険な状態を作っていることに気付かない』 このことが1番の問題ですね。 乗用車であれ自転車であれ、「スマホはおやめいただきたい」と願っているシニアアナウンサーでございます。 <2017年7月> フリーアナウンサー 押阪 忍 1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。1965年には民放テレビ初のフリーアナウンサーとなる。以降テレビやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典なども行う。2016年現在、アナウンサー生活58年。 日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。 ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 Share Post LINE はてな コメント
こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。
ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独り言』にお付き合いください。
国土交通省の発表によると、スマホを利用しながらの『ながら運転』が多発しているそうです。
ながら運転は乗用車やトラックにとどまらず、いまでは路線バスや観光バスにまでおよんでいます。ホントに危険ですねぇ…。
2016年3月に小1のお子さんを死亡させたバスの運転手は、無料通信アプリを使いながら、片手でハンドルを切り、正面から来た少年には「全く気付かなかった」といっています。
ながら運転は、スマートフォンが圧倒的に多いですが、ガラケーやタブレット端末なども含まれています。
乗用車でも、ながら運転者はよく見かけます。
私が運転中に見かけた例です。
当方が日課にしている夜のウォーキング。
神田川沿いの遊歩道ですが、ながらスマホの自転車2台が正面衝突したケースや、『スマホフラフラ自転車』が前を歩いている歩行者の背後にぶつかり、シルバーのご婦人が転び、軽いケガをされた例も…。
暗い夜道で、スマホを見ながら自転車に乗っている人は、歩行者がその手前3メートルぐらいでも気が付きません。
歩行者が懐中電灯を持っていないと、スマホ自転車は非常に怖い存在になりました。
『スマホを触っている本人が、危険な状態を作っていることに気付かない』
このことが1番の問題ですね。
乗用車であれ自転車であれ、「スマホはおやめいただきたい」と願っているシニアアナウンサーでございます。
<2017年7月>
フリーアナウンサー 押阪 忍
1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。1965年には民放テレビ初のフリーアナウンサーとなる。以降テレビやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典なども行う。2016年現在、アナウンサー生活58年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。