ドイツのスーパーが行った、ある演出 写真がSNSで拡散中 By - grape編集部 公開:2017-08-25 更新:2017-08-26 スーパーマーケット人種差別 Share Post LINE はてな コメント 出典:@_holger あるスーパーマーケットで行われた、ディスプレイが人々の注目を集めています。 瞬く間にSNSで拡散されたのは、店舗内の『棚の写真』でした。 身近な生活から考える ドイツのスーパーマーケット『Edeka』は、食品小売業の国内シェア第1位。 本部のあるハンブルグで、買い物に来た客は、異常な光景を目にします。 “Tag der Vielfalt.” EDEKA verkauft nur deutsche Produkte. Die Regale sehen aus wie auf Cuba. pic.twitter.com/MGYlectTRH— Holger Krupp (@_holger) 2017年8月19日 棚に、商品がほとんどありません。 「何か近所で災害でもあっただろうか」と思ってしまう状況です。 しかし、この商品が少ない棚は、スーパーが意図を持って作り出したものでした。 実は、人種差別や多様性についての議論をうながすために行った、スーパーの演出。棚にはドイツの商品しか置かれていません。 あちこちの棚が空になっている様子は、動画にも収められています。 So schaut's im Supermarkt aus, wenn nur noch #deutsche Produkte im Supermarkt angeboten werden… #hafencity #hamburg #edeka #wirliebenlebensmittel werbeaktion #sightseeing #hamburgmeineperle #soleeristeinregalohneausländer A #Edeka Supermarket with only Germany Product will show us how emty Shelves look without foreign products – Campaign against xenophobia #fightagainstracism heinzingerさん(@heinzinger)がシェアした投稿 – 2017 8月 19 7:37午前 PDT 店内には、以下のようなコメントが棚に置かれています。 「ドイツに多様性がない時、こんなにも貧しいだろう」 「外国人がいないと棚は虚しい」 「私たちは、現代における国境を知っている」 人種差別に関するニュースが日々取り上げられる中、『Edeka』は自社に表現できる方法で、「これでいいのか」と世間に問いかけました。 『Edeka』の店内を写した写真に対して、多くの称賛するコメントが寄せられました。 1か月のうち、食料品を買ってもドイツ製品が入っていないことがある。 多様性は大切なことだよ。 勇気ある行動だ。素晴らしい! そうだ。物事は、さまざまな方面から見る必要がある。 一方で、嫌悪感を示す声も。 『Edeka』が政治プロパガンダを担当しているとはしらなかったよ。 私は国内製品だけ売ってる、小さな店で買い物する。 外国を全部批判してるんじゃない、嫌いな国が一部あるだけだ。だから、これは少々的外れだよ。 ドイツは多様性を重視した結果、多くの事件が起こっている! ※写真はイメージ 大きなスーパーマーケットである『Edeka』が『反人種差別』の姿勢を示したことに、賛同した人もいれば、不安を感じた人もいるようです。 難しい問題である、人種差別や多様性に焦点を当てた『Edeka』。彼らの意志は、ドイツに一石を投じました。 [文・構成/grape編集部] 出典 @_holger/heinzinger/EDEKA/EDEKA Share Post LINE はてな コメント
あるスーパーマーケットで行われた、ディスプレイが人々の注目を集めています。
瞬く間にSNSで拡散されたのは、店舗内の『棚の写真』でした。
身近な生活から考える
ドイツのスーパーマーケット『Edeka』は、食品小売業の国内シェア第1位。
本部のあるハンブルグで、買い物に来た客は、異常な光景を目にします。
棚に、商品がほとんどありません。
「何か近所で災害でもあっただろうか」と思ってしまう状況です。
しかし、この商品が少ない棚は、スーパーが意図を持って作り出したものでした。
実は、人種差別や多様性についての議論をうながすために行った、スーパーの演出。棚にはドイツの商品しか置かれていません。
あちこちの棚が空になっている様子は、動画にも収められています。
店内には、以下のようなコメントが棚に置かれています。
「ドイツに多様性がない時、こんなにも貧しいだろう」
「外国人がいないと棚は虚しい」
「私たちは、現代における国境を知っている」
人種差別に関するニュースが日々取り上げられる中、『Edeka』は自社に表現できる方法で、「これでいいのか」と世間に問いかけました。
『Edeka』の店内を写した写真に対して、多くの称賛するコメントが寄せられました。
一方で、嫌悪感を示す声も。
※写真はイメージ
大きなスーパーマーケットである『Edeka』が『反人種差別』の姿勢を示したことに、賛同した人もいれば、不安を感じた人もいるようです。
難しい問題である、人種差別や多様性に焦点を当てた『Edeka』。彼らの意志は、ドイツに一石を投じました。
[文・構成/grape編集部]