『1匹の犬』を救うため、崖を下りた消防隊員 結末に温かい涙
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飼い主「狙われていることに気付かず、ニッコニコ」 愛犬の後ろに写っていたのは…「背後を狙われていることに気付かず、ニッコニコの犬」このようなコメントを添えて、Xに写真を投稿したのは、ペキニーズのハオくんと暮らす、飼い主(@hao_kochi)さんです。

「意味が分かるまで2分かかった」 夏季休暇の貼り紙に『重大なミス』と思いきや?ある夏の日、街を歩いていたモチコ(@mochicco69)さんは、目にした貼り紙に違和感を覚えました。書かれていたのは、夏季休暇のお知らせ。お盆の時期になると、多くの店や施設で目にするため、決して珍しいものではないでしょう。しかし、モチコさんは貼り紙のある部分を見てツッコミを入れざるを得なかったようで…。
ある日、アメリカのコネチカット州にあるハムデン消防署にかかってきたという1本の電話。
「崖の中腹で、身動きの取れなくなっている犬がいます」
発見場所であるウエストロックリッジ州立公園に消防隊員が駆け付けると、どういうわけか1匹の犬が崖の中腹で震えていたといいます。
消防隊員たちは、ロープを下ろして犬を救出することを決断します。
救出のため、ロープをつたい崖を下りたのはスコット・ブレイク隊員です。スコット隊員は犬を刺激しないよう、慎重に近付いていきます。
60フィート(日本で約20m)下りて中腹にたどり着くと、犬は不安定な岩場により、軽いケガを負っていたといいます。
犬が警戒心を解き、身を預けてくれるように、スコット隊員は長い時間をかけてコミュニケーションをはかりました。
スコット隊員は犬の『信頼』を得ることができ、無事保護することに成功!救出活動は2時間におよびました。
ハムデン消防署の英断に、称賛の声が寄せられました。
命を助けてもらった犬は、ウッドブリッジ市営動物管理局で保護されました。
発見された公園から名前を取り『ウエスト』と呼ばれるようになった犬は、いまも元気に暮らしています。
いずれは新しい家族の元に引き取ってもらう予定なのだそう。
消防隊員たちの活躍により、救われたウエスト…きっと明るい未来が待っていることでしょう!
[文・構成/grape編集部]