大やけどから奇跡の回復を遂げた猫 院内の動物たちと種を超えた友情に心うたれる
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出典:Facebook
大やけどを負ったネコ「ラッセル」が奇跡の回復を遂げ、自身が元気になるにつれて、同じ動物病院の動物たちに寄り添い看病するという姿がFacebook上に公開され、世界中の人々の感動を集めています。
2014年1月12日、とある住宅を火災の悲劇が襲いました。それから4日後、くすぶる火災現場の瓦礫から、大やけどを負った一匹のネコが発見されました。すぐに米ノースカロライナ州にある動物救急病院に運ばれましたが、病院のスタッフも「果たして助かるのか?」と確信が持てないほどのひどい状態でした。
出典:Facebook
ラッセルは顔や体、直腸、口や舌などにやけどを大やけど負い、脱水症状にまで陥っていました。さらには、4日間、飲まず食わずだったため、肝臓に余分な脂肪が蓄積される肝リピドーシスまで発症していました。
飼い主家族は、ペットのイヌも含め、多くのものをすでに失っていました。動物救急病院のスタッフは、瀕死の状態にあったラッセルをなんとか救いたいと願い、Facebookで医療のための寄付金を募ったのです。幸いにも、共感した人々から多くの寄付金が集まり、ラッセルは治療に励むことができました。
家族、病院スタッフ、そして多くの人の願いに支えながら、ラッセルは、まだ十分とは言えませんが、少しずつ元のネコらしい姿を取り戻しつつあります。
そしてラッセルは自身が元気になるにつれて、病院のスタッフや治療に励む他の動物たちと、種を超えた友情を育むようになりました。下の画像は、母親を失った小鹿のダーラちゃんに寄り添うラッセルの姿です。
出典:Facebook
治療中のイヌや小鹿の元へ訪れて、寄り添ったり、看病をし、ハグをしたり…。
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「ラッセルは、すべての患者の動物たちに会いたがっている」と病院スタッフであるアラン·ウィルフォードさんは語っています。
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「ラッセルは、治療中の動物たちと一緒にいたがっているんだ。私にはラッセルは動物たちの痛みを感じているのかは分からないけれど、治療を受けている動物たちと寄り添う不思議な能力があるようです。信じられない話かもしれないけど」
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ときには、このようなキュートな姿も見えてくれます。ラッセルは、チーズが大好き。チーズが入ったパックに顔を突っ込んで、こんな姿になってしまいました…。
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ラッセルのひたむきな姿に、私たち人間も、人間同士や他の動物とも、仲良く生きるためのヒントが示されているのかもしれません。
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