1人でも多くの人に『現状』を知ってほしい 漁師が投稿した写真に「ひどすぎる」の声
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米を3袋買った女性 男性がかけた言葉に「こんな大人にはなりたくない」「配慮するのが当然」米を買いに行った女性が、実際に遭遇したトラブルをXに投稿。ネット上で議論が巻き起こる事態となりました。
農林水産省「絶対に持ち込まないで」 注意喚起に「知らなかった」「気をつける」食べ物に関する情報をXで発信している、農林水産省。 2024年9月4日、海外の肉製品について、こんな注意喚起を投稿しています。
京都府で漁師をしている、じゅん(@___84M)さんの投稿が話題になっています。
「現状を知ってほしい」という気持ちで、多くの人に向けてのメッセージを発信することにしたという、投稿者さん。
そこには、2枚の写真と共に悲しい現状がつづられていました。
漁師が『海へのポイ捨て』に注意喚起
魚を捕える際に使用する刺し網に絡まっているのは、誰かがポイ捨てしたであろう空き缶。
投稿者さんは網に絡まっていた空き缶で手をケガしてしまったため、こうして注意喚起をすることにしたといいます。
これは決して珍しいことではなく、ほかの漁師もポイ捨てによってケガをしてしまったり、ゴミを取り除く手間に困ったりしているそうです。
多くの人たちに対し、「みんなが普通に実行することで、大きな力になる」と呼びかけた投稿者さん。
漁師の使ったウキや網が、海岸に漂着することもあります。投稿者さんも周囲の漁師と協力し、できる限り漂着物のウキなどを使うことで海を綺麗にする工夫しているといいます。
投稿はまたたく間に拡散され、多くの人から怒りや悲しみの声が上がりました。
また、漁師をしているほかの人からは「自分も困っている」「ゴミが多くて漁にならないこともある」といった声が寄せられています。
「ほんのちょっと」のポイ捨てが、多くの命を苦しめている
きっと、ゴミをポイ捨てしている人たちは「これくらいなら大丈夫」と思っているのでしょう。
しかし、「これくらい」が重なることで大量のゴミが不法投棄され、こうして海で働いている人たちが困っています。
※写真はイメージ
海や川の環境保全を行っている一般社団法人JEANによると、日本の海にポイ捨てされたゴミは太平洋に出て、北西ハワイやアメリカ西海岸などへ流れ着いているといいます。
人間が困るだけではなく、ゴミを誤飲したり、絡まってしまったりすることで、世界中の海の生き物たちが命を落としているのです。
「自分だけなら」という気持ちを捨て、ゴミはしっかりと決まった場所に捨てなければなりません。
[文・構成/grape編集部]