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ママになり、女友達に見た目の変化を指摘された女性 「今の自分のほうが好き」

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Amy Weatherly

アメリカ・テキサス州で2歳から6歳の3人の子どもを育てているエイミーさんはある日、しばらく会っていなかった女友達と再会しました。

おしゃべりをしながら再会を懐かしんでいると、友人が笑いながら彼女にこういったのです。

「すっぴんでテニスシューズを履いて外出するあなたを見ているなんて、信じられない。一体誰?って感じ」

そういわれてエイミーさん自身も思わず笑ってしまいます。なぜならその通りだったから。

彼女は「そうね、3人目の赤ちゃんを産んでからは、ほんと自分を捨てざるを得なくなっちゃった」とおどけた感じで答え、2人は「近いうちにランチしようね」といって笑顔で別れました。

でもエイミーさんは内心、「彼女とランチをすることは決してないだろうな」と思っていたといいます。

母親になった女性が伝えたいこと

エイミーさんはこの出来事についてFacebookに投稿し、心の中にある思いを打ち明けました。

彼女のいう通り、以前の私はいつもウェッジヒールの靴に流行りの服を着て、メイクも髪もバッチリで、ジュエリーをつけずに出かけることなんてありえない女だった。

友人に「自分を捨てた」といった後、その言葉が頭の中でぐるぐると回り続けて、すごく気分が悪くなったの。確かに私の見た目は昔とは違う。でもそれは私が「自分を捨てた」ってことなの? 5kg近く体重は増えたし、髪は乱れたお団子ヘアだけど、「いいえ、私は自分を捨ててなんていないわ!」

私はいま、より自信にあふれている。誰かが私のことを好きじゃないからといって落ち込むことも、パーティに誘われなかったからといって不安に押しつぶされることも少なくなった。

実をいうと、私はいまの自分のほうが結構好きなの。昔のおしゃればかりしていた自分には戻る気はないわ。

どうして私たちは(自分を捨てたっていう)この表現を使い続けるの? どうして芸能人やバービー人形のように着飾ることに関心がない母親や大人の女性のことを、そんなふうに呼ぶの?

Amy Weatherly ーより引用(和訳)

しっかりメイクをして着飾っていたころの自分と比べて、いまの自分のほうが精神的にも落ち着いていて好きだと気付いたエイミーさん。

投稿の中で彼女は、女性たちに向けてこんなメッセージを送っています。

今度あなたが2年・5年・10年前と比べて見た目や服装や気持ちが違うからといって落ち込んだ時は、このことを思い出して。

あなたは自分を捨ててなんかいない。そんなことをいうのはやめて。それは失礼で、軽蔑的で、まったくばかげているわ。あなたはただ永遠に変わらない遺産を手に入れる代わりに、重要でないものを手放しただけ。

時間があったらメイクをしたり髪をセットしたりして自分を甘やかしてあげて。自分に手をかけて、新しい洋服を買うの。一瞬でもそれを悪いことだと感じちゃだめよ。

ただ知っていてほしいのは、それら外側のものは決してあなたを定義するものではないということ。それらはただの『もの』であって、『あなた』ではないわ。

あなたは『可愛い顔』以上の存在なの。

あなたは母親で、妻で、姉妹で、恋人で、戦士で、勇士で、娘で、生徒で、先生で、夢を見る人で、実行する人で、与える人で、信じる人なのよ。

あなたはあなた。そしてあなたは決してあなたから奪われることはないの。

Amy Weatherly ーより引用(和訳)

このエイミーさんの投稿には、彼女と同じような思いをしたという女性たちからたくさんの共感のコメントが寄せられています。

結婚や出産などで生活が変わると、それまでと比べて自由な時間が少なくなることもあるでしょう。また環境の変化によって新しい何かに関心が移り、メイクやファッションに興味がなくなることもあると思います。

世間では見た目だけにこだわって『自分を捨てた』『女を捨てた』などといった表現はよく聞かれます。しかしエイミーさんのいう通り、『おしゃれ=自分』という考えはナンセンスなのではないでしょうか。

また人の価値観はそれぞれで、おしゃれに興味がない女性もいます。

ほかの人の生きかたを尊重し、自分に対してはエイミーさんのように人の言葉に左右されない自信と心のしなやかさを持っていられたらいいですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
Amy Weatherly

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