「バイクの同意書を送って!」 同封されていた親の手紙に、息子は涙した….
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「あの時、同意しなければよかったのに」という後悔を親に懐かせないよう、心して、日々を過ごしてください。
りと(@CrotalusNinja)さんがネット上に投稿した父親からの手紙は、そんな書き出しから始まっていました。
手紙に記されていた父親の本音
バイクが趣味という投稿者さんは、まだ未成年のため、購入にあたり親の同意書が必要です。
実家の父親に同意書を郵送してもらったところ、手紙が同封されていました。そこには、我が子を思う父親の本音が記されていました。
「あの時、同意しなければよかったのに」という後悔を親に懐かせないよう、心して、日々を過ごしてください。
大洗での廃車事故は、人が誰も傷つかなかったという点で、本当に幸運な事故でした。こんな幸運なことが、何度も起こることはないと思ってください。
事故当事者、事故に巻き込まれた人、それぞれの人生に大きな爪痕を残すことを決して忘れてはなりません。無理は決してしないこと。
無理に稼いだ1〜2分の時間よりも、無理せず過ごせるはるかに長い時間があることを、いつも心に留めておいてください。
無事に帰宅するまでが、ツーリングの行程であることを心に刻んでおいてください。
また、穏やかに自分の趣味を楽しむためには、会館での騒音にも気を配って、ほかの人と良好な共存関係を築く必要があります。
形あるものは、いつかは壊れます。際限なく時間とお金を投入することはできません。
人生の選択を迫られた時、執着を断ち切って、思い切り決断ができるよう、心の準備はしておいてください。
人生の大事なものを優先すること。本業を忘れず、努力を積み重ねてください。
心身の健康を大切に。
投稿者さんは、以前バイク事故を起こしていました。
幸いにも周囲を巻き込むような事故ではなかったそうですが、当時感じた不安や恐怖を父親はいまも鮮明に覚えているのでしょう。
息子の安全を心配する親心、周囲に配慮する親の責任感、そして人生の先輩としてのアドバイス…手紙にはそのすべてが込められていました。
読んでいるこちらまで涙が…
父親からの手紙に感動したと同時に、身の引き締まる思いがしたという投稿者さん。
我が子の安全を心配しつつも、趣味を否定しない父親の姿勢に、読んでいるこちらまで心が温かくなってきます。
・いい親ですね。うるっときました。
・自分の子どももバイクに乗っていますので、お父様の気持ちは痛いほど分かります。いいお父様をお持ちですね。
・これぞ親のあるべき姿。
・自分自身にもいわれている気持ちになりました。ありがとうございます。
「感動した」「いい父親」との声が寄せられた、投稿者さんの父親からの手紙。
バイクが趣味の投稿者さんだけでなく、どんな人にでも当てはまる心得が書いてあるからこそ、大きな反響を呼んでいるのでしょう。
「親にとって、子どもはいつまでたっても子ども」という言葉の本当の意味を理解できた気持ちです。
[文・構成/grape編集部]