ケガをして保護されたペンギン 別れの瞬間に見せたのは「ありがとう」
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「定時で帰ります」 そのワケに「上司も納得」「いや、早退しよう」「かわいい猫ちゃんが待っているので、定時で帰ります」投稿した写真が、反響を呼んでいます!
猫が暖を取っていた場所が? 動物病院の投稿に「吹いた」「温かいもんね」11月30日、東京都足立区にある大師前どうぶつ病院のXアカウント(@6pikuuOTUnIU9W6)が公開した1枚が、話題になっています。投稿されたのは、院内の事務室と思しき場所で撮影された写真。同院は、写真に「やめれ」というひと言のみを添えていました。病院スタッフの心境がよく分かる光景が、こちら。
ニュージーランドの野生動物保護団体『Kaikoura Wildlife Rescue』。この施設では主に病気やケガをした野鳥を保護し、治療をして野生に返す活動をしています。
その『Kaikoura Wildlife Rescue』のFacebookに投稿された、心温まる動画をご紹介します。
2016年の冬、1匹のブルーペンギンが保護されました。このペンギンはプラスチックのネットにひっかかってしまい、そこから出ようともがいた時に頭にケガをしてしまったのです。
施設ではペンギンに痛み止めや薬、ビタミン剤などを投与して治療を行いました。そしてケガが治ったペンギンを海へ帰す瞬間がやってきます。
海岸でキャリーケースからペンギンを出してあげたスタッフ。するとペンギンは…。
大喜びで海に帰っていくかと思ったら…予想外の展開に。すっかり施設のスタッフに懐いてしまったのでしょうか。
そして2度目の挑戦。今度は波打ち際まで連れていき、スタッフは歩き去ります。
するとペンギンがまたもや予想外の素敵な行動に出たのです。
海に向かって歩き出した直後に振り返り、スタッフのほうをじっと見つめるペンギン。
その様子はまるで「助けてくれてありがとう。さようなら」と伝えているよう。なんて感動的なのでしょう。
スタッフとの別れを惜しむ様子から、このペンギンが『Kaikoura Wildlife Rescue』で手厚く世話をされていたことが容易に想像できますね。
ブルーペンギンはとても体が小さいため、赤ちゃんのように見えるこの子も立派な大人なのだそう。
スタッフのコメントによると、ブルーペンギンは通常は単独で行動するため、このように1匹で海に帰すことは普通なのだそうです。
元気になったこのペンギンが、広い海でたくましく生きていってくれることを願います。
[文・構成/grape編集部]