ケガをして保護されたペンギン 別れの瞬間に見せたのは「ありがとう」
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『犬の幼稚園』に愛犬を預けたら… 送られてきた写真に「笑っちゃった」「なんでこんな自然なの」ポメラニアンのピカルディくんと暮らす、飼い主(@pomepomePicardy)さん。 ある日、施設にピカルディくんを一時的に預けたといいます。その後、施設からピカルディくんの『お預かり中の様子』の写真が送られてきたそうですが…。

これは食べられないわ… はんぺんの上で、哀愁漂う顔をしながら寝そべっていたのは…うどんの上に寝っ転がっていた動物に「発想が斬新すぎる」「哀愁が漂って見える」の声が続出!かわいすぎて食べられません。
ニュージーランドの野生動物保護団体『Kaikoura Wildlife Rescue』。この施設では主に病気やケガをした野鳥を保護し、治療をして野生に返す活動をしています。
その『Kaikoura Wildlife Rescue』のFacebookに投稿された、心温まる動画をご紹介します。
2016年の冬、1匹のブルーペンギンが保護されました。このペンギンはプラスチックのネットにひっかかってしまい、そこから出ようともがいた時に頭にケガをしてしまったのです。
施設ではペンギンに痛み止めや薬、ビタミン剤などを投与して治療を行いました。そしてケガが治ったペンギンを海へ帰す瞬間がやってきます。
海岸でキャリーケースからペンギンを出してあげたスタッフ。するとペンギンは…。
大喜びで海に帰っていくかと思ったら…予想外の展開に。すっかり施設のスタッフに懐いてしまったのでしょうか。
そして2度目の挑戦。今度は波打ち際まで連れていき、スタッフは歩き去ります。
するとペンギンがまたもや予想外の素敵な行動に出たのです。
海に向かって歩き出した直後に振り返り、スタッフのほうをじっと見つめるペンギン。
その様子はまるで「助けてくれてありがとう。さようなら」と伝えているよう。なんて感動的なのでしょう。
スタッフとの別れを惜しむ様子から、このペンギンが『Kaikoura Wildlife Rescue』で手厚く世話をされていたことが容易に想像できますね。
ブルーペンギンはとても体が小さいため、赤ちゃんのように見えるこの子も立派な大人なのだそう。
スタッフのコメントによると、ブルーペンギンは通常は単独で行動するため、このように1匹で海に帰すことは普通なのだそうです。
元気になったこのペンギンが、広い海でたくましく生きていってくれることを願います。
[文・構成/grape編集部]