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『幸楽苑』で2億円事件が発生?その判断に「素晴らしい」「よく決めた」と称賛

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

年中無休のラーメンチェーン店『幸楽苑』。

ラーメンや餃子、チャーハンなどの中華系メニューが豊富にそろうだけでなく、リーズナブルな価格設定でファミリー層を中心に多くの人に愛されています。

そんな『幸楽苑』が2018年の年末に『2億円事件』と銘打った社長からのメッセージを発信。

「素晴らしい判断だ」「ほかの企業にも広まってほしい」と称賛を集めています。

『幸楽苑』の働きかたに関わる英断を、ぜひお読みください。

幸楽苑公式ウェブサイト』よりスクリーンショット

2億円事件。

いつからでしょうか。お正月にいろいろなお店が営業するようになったのは。
私たち幸楽苑も、いつしか年中無休のらーめんチェーン店を売りにしていました。

たしかに、企業にとって売上は大切。株価も大切です。
でも。それよりもはるかに大切なことがあります。
新社長になってはじめての仕事は、1月1日の売上および2億円を失ってでも、
その大切なものを守ることでした。

それは、「働く人の気持ち」です。

サービス業で働くことは、みんなが休む日に働くこと、ではありません。
働く人にも家族がいて、みんなに等しくお正月はやってきます。

そこで、64年の歴史ではじめて、普段一生懸命働いてくれている社員のために、
大晦日の夜と元日を、休業させていただきます。

働き方改革を、お正月にも。日本のお正月を変える、小さな事件となりますように。
お客さまだけでなく、一生懸命頑張っている社員にも『幸』せで『楽』しい時間を。
来年も、まだまだ未熟な私たちをどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社幸楽苑ホールディングス代表取締役社長 新井田 昇

幸楽苑公式ウェブサイト ーより引用

『幸楽苑』のアイデンティティともいうべき、「年中無休」を止め、大晦日の夜と元日を休業としたのです!

元日の売上約2億円よりも社員の正月を優先した判断に、さまざまな声が寄せられています。

・素晴らしい判断だと思う。飲食業界だけでなく、さまざまな業界が見習うべき働きかたなんじゃないかな。

・24時間営業や年中無休といった飲食店があるのは確かに便利。だけど「そこで働いている人がいる」という事実を忘れてはいけないと思う。

・『富士そば』も大晦日を休みにしていたよね。働きかたを考え直すいいキッカケになってほしい。

中には「ただの宣伝だろ」「元日に営業して社員の給料を上げればいい」といった批判的な意見もありますが、それもごく少数。

「お正月ぐらいは休みたい」と考える人は多いようで、「コンビニ業界にも広まってほしい」といった声もありました。

売上よりも、社員の気持ちを重視した『幸楽苑』の判断。すべての企業が同調することはできなくとも、今後同様の考えをする企業が増えてくるのではないでしょうか。


[文・構成/grape編集部]

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出典
幸楽苑公式ウェブサイト幸楽苑・おさいふにやさしいらーめん篇

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