セリーナ・ウィリアムズの謝罪に対し、大坂なおみは? 『返信』に称賛相次ぐ By - grape編集部 公開:2019-07-10 更新:2019-07-10 アスリートテニス大坂なおみ Share Post LINE はてな コメント セリーナ・ウィリアムズ選手が、2018年の全米オープンテニス決勝戦での騒動について、優勝した大坂なおみ選手に謝罪をしたことを明かし、反響を呼んでいます。 問題の決勝戦でウィリアムズ選手は「ラケット叩きつける」「審判に抗議する際に暴言を吐く」などの行動をし、荒れた試合になりました。 大坂選手はこの試合で始めて優勝を手にしましたが、表彰式でウィリアムズ選手の味方についた観客からブーイングを浴びせられるなど、スポットライトを奪われてしまう形になりました。 ウィリアムズ選手 ファッション誌で当時を回想 当時の状況について、ウィリアムズ選手はアメリカのファッション誌『Harper’s BAZAAR(ハーパーズ バザー)』にエッセイを寄稿。 試合後、ストレスを感じて眠れない夜が続いたことを打ち明け、次のように回想しています。 騒動によって私からゲームが奪われただけでなく、もう1人の決定的で素晴らしい瞬間も奪われました。 大坂選手にとって、あの勝利の瞬間は、彼女の長く成功に満ちたキャリアの中で、最も幸せな思い出の1つとして記憶されるべきものでした。 Harper’s BAZAAR ーより引用(和訳) 心を痛めてセラピストの元に通ったものの、なかなか心の平和が取り戻せなかったというウィリアムズ選手。 しばらくした後「もう一度ラケットを手にするため、大坂選手に心から謝らなければいけない時が来た」と感じたそうです。 ウィリアムズ選手 大坂選手への謝罪文を公開 そしてウィリアムズ選手は大坂選手に、次の謝罪メッセージを送りました。 こんにちは、ナオミ。セリーナ・ウィリアムズです。 コートでもいった通り、私はあなたのことを誇りに思い、本当に申し訳なかったと思っています。 私は自分のために、意見を曲げずに主張したのは正しいことだったと思っていたけれど、メディアに私たちが敵対し合っているかのように報道されたのは想定外でした。 あの時間をもう一度やり直せたらと思います。私はあの時も、いまも、これからも、あなたの勝利が嬉しいし、ずっとあなたの味方です。 私は決して、ほかの女性が輝く瞬間を奪いたいとは思っていません。それが黒人の女性選手であればなおさらのこと。 あなたの未来が待ち遠しいです。どうか信じてください。私はずっと、大ファンとして見守っています。 この先もずっと、あなたの成功のみを祈っています。もう1度いいます、あなたのことを心から誇りに思います。 愛を込めて、あなたのファン、セリーナより Harper’s BAZAAR ーより引用(和訳) 自分の行動で試合相手の『幸せな勝利の瞬間』を奪ってしまったことに苦しみ、直接本人に謝罪したウィリアムズ選手。 大坂選手から返ってきた言葉に涙がこぼれたといいます。どのような言葉だったかというと…。 人は怒りを強さと誤解することがあります。その2つの区別がつかないから。 あなたのように自分自身のために立ち向かっていった人は誰もいません。あなたは先を走り続けてください。 Harper’s BAZAAR ーより引用(和訳) 謝罪を受け入れるだけでなく、ウィリアムズ選手に手を差し伸べる言葉をかけた大坂選手。 このエッセイを読んだ人からは「ジーンとした」「大坂選手がますます好きになった」といったコメントが寄せられました。 今後、両選手が再び試合をする時が来るかもしれません。その時は互いに尊敬し合うアスリートとして、さらに素晴らしい試合を見せてくれることでしょう。 [文・構成/grape編集部] 出典 Harper's BAZAAR Share Post LINE はてな コメント
セリーナ・ウィリアムズ選手が、2018年の全米オープンテニス決勝戦での騒動について、優勝した大坂なおみ選手に謝罪をしたことを明かし、反響を呼んでいます。
問題の決勝戦でウィリアムズ選手は「ラケット叩きつける」「審判に抗議する際に暴言を吐く」などの行動をし、荒れた試合になりました。
大坂選手はこの試合で始めて優勝を手にしましたが、表彰式でウィリアムズ選手の味方についた観客からブーイングを浴びせられるなど、スポットライトを奪われてしまう形になりました。
ウィリアムズ選手 ファッション誌で当時を回想
当時の状況について、ウィリアムズ選手はアメリカのファッション誌『Harper’s BAZAAR(ハーパーズ バザー)』にエッセイを寄稿。
試合後、ストレスを感じて眠れない夜が続いたことを打ち明け、次のように回想しています。
心を痛めてセラピストの元に通ったものの、なかなか心の平和が取り戻せなかったというウィリアムズ選手。
しばらくした後「もう一度ラケットを手にするため、大坂選手に心から謝らなければいけない時が来た」と感じたそうです。
ウィリアムズ選手 大坂選手への謝罪文を公開
そしてウィリアムズ選手は大坂選手に、次の謝罪メッセージを送りました。
自分の行動で試合相手の『幸せな勝利の瞬間』を奪ってしまったことに苦しみ、直接本人に謝罪したウィリアムズ選手。
大坂選手から返ってきた言葉に涙がこぼれたといいます。どのような言葉だったかというと…。
謝罪を受け入れるだけでなく、ウィリアムズ選手に手を差し伸べる言葉をかけた大坂選手。
このエッセイを読んだ人からは「ジーンとした」「大坂選手がますます好きになった」といったコメントが寄せられました。
今後、両選手が再び試合をする時が来るかもしれません。その時は互いに尊敬し合うアスリートとして、さらに素晴らしい試合を見せてくれることでしょう。
[文・構成/grape編集部]