110番通報、緊急性のないものが約2割 その呆れた通報内容とは
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※写真はイメージ

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事故や、事件などが起きた時に警察を要請する110番通報。
警察に通報することで、命を救う場合もあるでしょう。
しかし、2019年1~11月に寄せられた110番通報の829万9775件の約2割にあたる152万4542件の通報は「緊急性のないものだった」と警視庁が発表しました。
不急の時は警察相談専用電話『#9110』を
必要のない通報の内容は、多くの人が怒りの声をあげるものでした。その内容の一部がこちらです。
「免許更新の方法を教えて」
「子供がいうことを聞かないので警察官が叱って」
「家の中にゴキブリがいる」
どれも、警察の対応を必要としないものばかり。
このような通報によって、一刻を争う事態の通報がつながらないことも考えられます。
警視庁は、不急の場合は相談専用電話である『#9110』の利用を呼びかけました。
緊急性のない通報に多くの人が憤りのコメントをしています。
・迷惑すぎる。本当に必要な人の電話がつながらないのはおかしい。
・「自分で解決しなよ」と思うものばかり。非常識だな。
・そんなことで通報するなんてありえない。許せませんね。
・以前通報したら全然つながらなかった。いたずらの電話は、本当にやめてほしい。
緊急性のある通報の中で最多だったのは、交通に関する通報だったといいます。
人の命もかかわることのある通報。本当に必要としている人の元にすぐにつながるよう、非常識な利用が減ることを願います。
[文・構成/grape編集部]