「神対応」東京都に10万枚のマスク!? 粋な計らいに「素晴らしい」「さすが」
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※写真はイメージ

今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

リンゴの形をしたキーホルダー 実はこれ…「もっと輪を広げたい」「素敵な活動」漫画家の、ずくなし黒岩(@kurokuroyuyuyu)さんがXに写真を公開。ねぷた絵を「なんとか残せないか、いろいろな人にこの美しさを伝えられないか」と、頭をひねり始めたのがきっかけで、2023年の秋頃からある活動を始めたといいます。活動の一環として完成させた作品とは…。
2020年4月現在、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響で、世界的にマスクが不足しています。
そんな中、スマホや、スマホと連動したスマート家電の製造、販売を行っている中国の企業『Xiaomi』が上海の財団『Shanghai Foresight Foundation』とともに、東京都庁に約10万枚ものマスクを寄付し、話題となりました。
寄付されるマスクには、このようなメッセージが添えられています。
『春たてば 消ゆる氷の 残りなく』
この歌は、古今和歌集の和歌の一節です。
この句の全文は…。
『春たては きゆる氷ののこりなく 君か心は我にとけなむ』
これは「春になり暖かくなれば、冬の氷が溶けるように、あなたの心も打ち解けてほしい」という意味です。意訳すると、「もっと日本と仲よくなりたいな」といったところでしょうか。
日本の句を添えて寄付してくれるなんて、粋な計らいですね。
実は同年2月に、日本の企業や地域が中国へ物資を寄付した際にも、物資とともに句や詩が添えられました。
そのうちの1つをご紹介します。
奈良時代、日本から中国の高僧に送った千着もの袈裟(けさ)に、『山川異域 風月同天 寄諸仏子 共結来縁』と刺繍されていたそうです。
この意味は、「別の場所に暮らしていても同じ空の下つながっています。この袈裟を仲間たちに提供し、ともに来世での縁を結びましょう」です。
はるか昔の人々が交わした言葉がこうして現代にも伝わり、今もなお交流のため用いられるとは、感慨深いですね。
世界的にコロナウイルスが終息した後にも、この騒動の中で再び結ばれた絆は続いてほしいものです。
[文・構成/grape編集部]