「神対応」東京都に10万枚のマスク!? 粋な計らいに「素晴らしい」「さすが」
公開: 更新:
俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。
元プロ野球選手 清原和博容疑者、逮捕される ファンは動揺…2016年2月2日、元プロ野球選手の清原和博容疑者が、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました
grape [グレイプ] society
公開: 更新:
俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。
元プロ野球選手 清原和博容疑者、逮捕される ファンは動揺…2016年2月2日、元プロ野球選手の清原和博容疑者が、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました
2020年4月現在、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響で、世界的にマスクが不足しています。
そんな中、スマホや、スマホと連動したスマート家電の製造、販売を行っている中国の企業『Xiaomi』が上海の財団『Shanghai Foresight Foundation』とともに、東京都庁に約10万枚ものマスクを寄付し、話題となりました。
寄付されるマスクには、このようなメッセージが添えられています。
『春たてば 消ゆる氷の 残りなく』
この歌は、古今和歌集の和歌の一節です。
この句の全文は…。
『春たては きゆる氷ののこりなく 君か心は我にとけなむ』
これは「春になり暖かくなれば、冬の氷が溶けるように、あなたの心も打ち解けてほしい」という意味です。意訳すると、「もっと日本と仲よくなりたいな」といったところでしょうか。
日本の句を添えて寄付してくれるなんて、粋な計らいですね。
実は同年2月に、日本の企業や地域が中国へ物資を寄付した際にも、物資とともに句や詩が添えられました。
そのうちの1つをご紹介します。
奈良時代、日本から中国の高僧に送った千着もの袈裟(けさ)に、『山川異域 風月同天 寄諸仏子 共結来縁』と刺繍されていたそうです。
この意味は、「別の場所に暮らしていても同じ空の下つながっています。この袈裟を仲間たちに提供し、ともに来世での縁を結びましょう」です。
はるか昔の人々が交わした言葉がこうして現代にも伝わり、今もなお交流のため用いられるとは、感慨深いですね。
世界的にコロナウイルスが終息した後にも、この騒動の中で再び結ばれた絆は続いてほしいものです。
[文・構成/grape編集部]