1L入りの牛乳、容積を計算すると955.5mLしか入ってないことに… なぜだか分かる? By - grape編集部 公開:2020-04-29 更新:2020-04-29 算数 Share Post LINE はてな コメント 1000㎖入りの牛乳を買って飲む時、「本当に1000㎖入っているのか?」と考えたことはありますか。 特に考えたこともないという人が大半だと思いますが、そんないつもは気にかけもしないことに注目した算数の授業が話題になりました。 私立小学校の教員をしている前田健太(@mathmathsan)先生が行ったこちらの授業です。 体積とかさの単位をまとめた上で、最近知っている人に聞いた牛乳パックの問題を授業化して扱ってみました。パックに1000mlと表記があるのに、計算で求めると955.5mlしか入っていないと!これはおかしいとあれこれ予想しました。最後に気づいた時の感動は大きかったです。わかりますか? pic.twitter.com/dWZ3E46iL1— 前田 健太@算数の先生 (@mathmathsan) January 15, 2020 ※こちらをクリックすると拡大画像が見られます。 牛乳パックの容積の問題です。 黒板の通り、計算すると牛乳パックの容積は955.5㎖。 あれ?1000㎖入りの牛乳のはずですが…。 ツイート内の黒板にはいろんな推理が書かれています。 ※こちらをクリックすると拡大画像が見られます。 「工場の人が飲んでいる」なんて面白い推論もあります。 「え、本当に955.5㎖しか入っていないの?」と心配になったあなた。大丈夫です。計量カップで量ってみてください。ちゃんと1000㎖入っています。 では、1000㎖−955.5㎖=44.5㎖。残りの44.5㎖はどこに入っていると思いますか。黒板に書いてあるように、上の三角の部分には入っていません。 ヒントは牛乳パックが紙製であるということ。ちょっと想像してみてください。スーパーで牛乳パックを買う時、手に持ったときの感触を…。 この授業のツイートにはこんなコメントが寄せられました。 ・わたしは牛乳工場に電話して確認いたしました。 ・金属とかプラスチックの容器なら、どうあがいても955.5㎖しか入らないということになるね。 ・最高!答えではなく、答えにたどり着くまでのプロセスが面白い。 身近にある牛乳パックを使い、単に計算で容積を求めるのではなく、「おかしい?」と思うことを自分から考える授業。とても面白いですね。 こんなふうに自分から考えるきっかけを作れば、ものを考える力が伸びるのかもしれません。身近な疑問を探してみるのも楽しそうです。 自分で探すのはちょっと難しい…という方は、前田先生のTwitterを覗いてみてください。この授業の他にもいろんな算数の問題がアップされています。しかも、小学生の知識があれば解くことのできるパズルのような問題がたくさん。 外出自粛でお家にこもっているあなた。楽しく頭の体操してみませんか?問題が解けた時は霧が晴れたようなスッキリした気持ちになること間違いなしです。 [文・構成/grape編集部] 出典 @mathmathsan Share Post LINE はてな コメント
1000㎖入りの牛乳を買って飲む時、「本当に1000㎖入っているのか?」と考えたことはありますか。
特に考えたこともないという人が大半だと思いますが、そんないつもは気にかけもしないことに注目した算数の授業が話題になりました。
私立小学校の教員をしている前田健太(@mathmathsan)先生が行ったこちらの授業です。
※こちらをクリックすると拡大画像が見られます。
牛乳パックの容積の問題です。
黒板の通り、計算すると牛乳パックの容積は955.5㎖。
あれ?1000㎖入りの牛乳のはずですが…。
ツイート内の黒板にはいろんな推理が書かれています。
※こちらをクリックすると拡大画像が見られます。
「工場の人が飲んでいる」なんて面白い推論もあります。
「え、本当に955.5㎖しか入っていないの?」と心配になったあなた。大丈夫です。計量カップで量ってみてください。ちゃんと1000㎖入っています。
では、1000㎖−955.5㎖=44.5㎖。残りの44.5㎖はどこに入っていると思いますか。黒板に書いてあるように、上の三角の部分には入っていません。
ヒントは牛乳パックが紙製であるということ。ちょっと想像してみてください。スーパーで牛乳パックを買う時、手に持ったときの感触を…。
この授業のツイートにはこんなコメントが寄せられました。
・わたしは牛乳工場に電話して確認いたしました。
・金属とかプラスチックの容器なら、どうあがいても955.5㎖しか入らないということになるね。
・最高!答えではなく、答えにたどり着くまでのプロセスが面白い。
身近にある牛乳パックを使い、単に計算で容積を求めるのではなく、「おかしい?」と思うことを自分から考える授業。とても面白いですね。
こんなふうに自分から考えるきっかけを作れば、ものを考える力が伸びるのかもしれません。身近な疑問を探してみるのも楽しそうです。
自分で探すのはちょっと難しい…という方は、前田先生のTwitterを覗いてみてください。この授業の他にもいろんな算数の問題がアップされています。しかも、小学生の知識があれば解くことのできるパズルのような問題がたくさん。
外出自粛でお家にこもっているあなた。楽しく頭の体操してみませんか?問題が解けた時は霧が晴れたようなスッキリした気持ちになること間違いなしです。
[文・構成/grape編集部]