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パンから作られたアルコール 食品ロス削減に向けた取り組みが広まる

By - grape編集部  公開:  更新:

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日本でも耳にする機会が増えた『SDGs』という言葉。

『Sustainable Development Goals』の略称である『SDGs』とは、持続可能な開発目標を意味し、2015年9月に国連で開かれたサミット内で決まった国際社会共通の目標です。

貧困の根絶やジェンダー平等をはじめ、17の目標を掲げている『SDGs』。その中の1つには、昨今、日本でも大きな社会問題とされている『食品ロス』も含まれています。

年間、約612万トンともいわれている、日本の食品ロス量。さまざまな企業が、この食品ロス削減に向けて取り組みを開始しています。

食品ロスを原料としたアルコール『CRUST PILSNER』

食べられるにも関わらず、廃棄予定にあったパンを使用したピルスナー『CRUST PILSNER』の製造を行っているCRUST JAPAN株式会社。

ピルスナーとは、ラガービールの1種であり、世界的にもメジャーなアルコールの1つです。

日本国内のフードロスパンを使用した『CRUST PILSNER』は、豊かな香りと女性にも好まれる軽やかで香ばしい後味が特徴的。

「パンからできている」というだけでも好奇心がそそられますが、飲むだけで食品ロス削減に貢献できるという環境面への配慮も相まって、新世代のアルコールとして注目を集めています。

なお、CRUST JAPAN株式会社では、『CRUST PILSNER』を2021年3月4日から『Makuake』の中で先行販売を開始。すでに購入した人からは「早く飲んでみたい」と、期待の声も上がっています。

アルコール以外にも、他企業が廃棄予定だった材料を使ったチョコレートの販売を開始するなど、徐々に盛り上がりを見せている食品ロス削減に向けた取り組み。

すでに世界では大きなムーブメントを起こしているものの、日本ではまだこれからといった印象を受けます。

今後の新たな取り組みや、私たちの生活にどのような影響を与えるのか、食品ロス削減に向けた取り組みから目が離せません。


grapeでは、コロナ禍における企業や人々の奮闘を紹介する記事を、特集という形でまとめています。よろしければご覧ください。


[文・構成/grape編集部]

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