大学生とランチを食べる息子 写真を見た瞬間、母は涙が止まらなかった…
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- 出典
- Leah Paske
アメリカ合衆国のフロリダ州に住む、レア・パスケさん。ある日、友人から一通のメールが届きました。
メールに添付されていたのは、昼食をとっている息子・ボーくんの写真。その経緯を告げられたレアさんは、涙を流します。
一見普通の光景ですが、レアさんにとってこの写真は心から感動する1枚…。その理由を、彼女は自身のFacebookに綴りました。
『息子の向かい側に座ってくれた彼は、私にとってヒーロー』
私はよく、自分が中学生だった頃のことを思い出してしまいます。友達はいたか、先生のことが好きだったか、いじめられていたか…。
いじめられた時、私は強がっていたけど、家でひとり泣いていました。中学校は、私にとって恐怖…。私の息子は中学生だから、今とても心配なの。
これは失礼な言葉かもしれないけれど、私は正直、息子が自閉症だということに感謝しています。
自閉症は、恐怖から息子を守ってくれる盾だから…。
特徴的な身振り手振りを怪訝な目で見られても、本人は気付かない。
誰かの誕生日パーティーにひとりだけ呼ばれなくても、本人は気付かない。
ひとりでお昼ご飯を食べていても、本人は気にしない。
私は、そんな息子に毎日こう聞いています。
「今日、なにか悲しいことはなかった?」
「今日は、お昼ご飯を誰と食べたの?」って。
息子はまれに誰かと食べているけど、ほとんどひとりぼっちみたい。
私はそんな彼を可哀想だと思うけど、本人は全然気にしていないの。いつも笑顔で、とっても優しい子なんです。
今日、私の友達がこの写真を送ってきました。「トラヴィス・ルドルフが、あなたの子どもと昼ご飯を食べてる!」って。
ビックリして「え、この人は誰?」と返したら、「FSU大学のアメフト選手よ!」…と。どうやらFSU大学のアメフト部が、息子の中学校に来ていたそうです。
状況を把握した瞬間、私の目から急に涙が流れ始めました。
なぜこの大学生が、息子と一緒にご飯を食べてくれたのかはわかりません。でも、私はこのことを一生忘れません。
今日だけでも、愛する息子がひとりでお昼ご飯を食べなくて本当によかった。
息子の向かい側に座ってくれた彼は、私にとってヒーローです。
トラヴィス・ルドルフさん、本当にありがとう!これから、ずっとファンとして応援します。
誰かと関わることがなく、いつもひとりでお昼ご飯を食べていたボーくん。そんな彼が、誰かと一緒にご飯を食べている…。
この写真は、レアさんにとって本当に嬉しい光景だったのです。
投稿が、トラヴィスさんの元に届く
レアさんの投稿は多くの人の心をうち、ネット上で拡散されました。そして、この投稿はトラヴィスさんの元にも届きました。
地元メディアのインタビューに対し、トラヴィスさんはこう話しています。
「僕は、あの子が自閉症だったなんて知りませんでした。ただ、ひとりで食べている姿が気になったから、ピザを買って”一緒に食べてもいいかな?”って聞いたんです。
その後は、ご飯を食べながら2人でいろいろ話していました。
後日、あの子のお母さんの投稿を読んで涙が出ました。
あの時の男の子が、これから幸せな人生を歩めるように祈っています」
何気ない行動で、男の子のお母さんが涙を流すほど喜んだことを知り、嬉しそうに話すトラヴィスさん。彼は、スポーツでたくさんの人に元気を与える選手になりたいと言います。
「お昼ご飯の時間にひとりでも、大丈夫」…ボーくんは、そう言っていました。しかし、トラヴィスさんと話していた時間は、いつも以上にご飯がおいしく感じられたのではないでしょうか。