「子どもが書くものじゃない」 自由研究を突き返した教師に批判の声
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夏休みの宿題の定番『自由研究』。みなさんは何をテーマにしましたか。
昆虫について研究してみたり、地域の歴史を掘り下げてみたり…名前に『自由』とついているのですから、何を研究するかは子ども次第。
一方で、過去の経験から「学校側が求める自由研究は、名ばかりだ」として疑問を呈する意見がありました。
苦労しながらまとめた研究なのに…
小学校3年生の時に『覚えやすい麻雀の点数計算法』を自由研究のテーマに設定した初版道(@signbonbon)さん。
苦労しながらもまとめ上げ、提出したところ、予想だにしない反応が返ってきたのでした。
「子どもが書くものではありません」
そういいながら、研究内容に目を通すこともなく、突き返されてしまったというのです。
「賭け麻雀の必勝法ではないのに」と悔しさをにじませつつ、初版道さんはこう続けます。
「それ以来、『自由』研究とは名ばかりの『不自由』研究は大嫌いです」
確かに『自由』という言葉には曖昧な部分が多く、線引きが難しいものではあります。
しかし、「子どもらしくない」という先入観だけで判断し、研究にかけた労力まで否定する姿勢には疑問が残ります。
それは初版道さんのツイートを見た人も同じだったようで、多くの共感の声が寄せられました。
そもそも自由研究は、昭和22年に「児童各自の興味や能力に応じて個性を伸ばすのに役立つ活動」といった目的で、教科の1つとして創設されたもの。
その後、教科からは廃止されたものの、夏休みの宿題としていまなお存在しています。
どんなテーマであれ「子どもの個性」として尊重し、伸ばせる箇所があれば助言する…それが、学校に求められることなのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]