ドライフラワーは風水的に運気を下げるからNG? 理由と飾り方も解説 By - grape編集部 公開:2022-03-31 更新:2022-03-31 インテリア占い花風水 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 赤や黄、緑など色とりどりで美しい花は、風水的に活用したいインテリアグッズとして知られています。 しかしそれは生花の場合で、ドライフラワーになると話は別。 ドライフラワーの気は陰とされていて、運気を下げる花といわれているからです。 この記事では、風水でNGとされるドライフラワーについて徹底解説。避けたい場所や飾るための工夫、風水的にOKな場所、飾り方のポイントなどを紹介します。 目次 1. ドライフラワーが風水でNGとされている理由1.1. まずは知っておきたい風水の概要1.2. 死んだ花とされるドライフラワーのマイナス要素は気に関係する1.3. 場所によってドライフラワーのNG度合いが違う1.4. プリザーブドフラワーや造花は賛否両論2. 風水的にドライフラワーは避けたいとされる場所2.1. 玄関周辺2.2. 台所2.3. 洗面所・トイレ・浴室2.4. リビング2.5. ベッドルーム3. そもそも水回りはドライフラワーに向かない場所だった3.1. ドライフラワーに湿気は大敵3.2. ドライフラワーは高温になる場所も苦手3.3. ドライフラワーの湿気と高温対策4. NGな場所でも運気を下げない飾り方の工夫4.1. 陶器の花瓶を使う4.2. 瓶の中に入れてフタをする4.3. 高温多湿対策を施す4.4. 別のアイテムと一緒に飾る4.5. 風通しを意識して飾る4.6. こまめに手入れをして清潔さを保つ5. 風水的にドライフラワーを飾ってもOKな場所5.1. 廊下や階段など風通しがよく人が通る場所5.2. 西日が当たる窓のそば5.3. 番外・自分が飾りたい場所6. 風水的に好ましいドライフラワーの飾り方のポイント6.1. リース・スワッグなどカタチを選ぶ6.2. アロマオイルなどでひと手間加えて飾る6.3. 方角を加味して飾る場所を決める7. インテリア風水に役立つドライフラワーは飾り方次第 ドライフラワーが風水でNGとされている理由 ※写真はイメージ 風水で活用したいアイテムの1つである花。 ただし、風水的にはドライフラワーを飾ることは、風水的には基本的にNGとされています。 ここではドライフラワーがNGとされる理由を解説するので、確認していきましょう。 まずは知っておきたい風水の概要 風水とは古代中国で生まれた学問・思想の一種で、その中身は環境学や統計学といわれています。 風水を活用する目的は、よりよい環境を作ること。 運気がよくなるのも悪くなるのも環境が大きなカギを握ると考えられており、環境を整えて気の流れをよくすることで、改運につなげます。 ただし、現在の日本を始めとする風水人気が高い国では、伝統的な学問としての風水ではなく、単なる占いや迷信の類のものを風水と呼んでいるケースが見受けられるとの指摘がありました。 あくまでも、悩んだ時にできることの1つとして、考えたほうがいいかもしれませんね。 死んだ花とされるドライフラワーのマイナス要素は気に関係する ドライフラワーが風水でNGとされる大きな理由は、一般的に人間がドライフラワーに対して持っている美しい印象とは異なり、枯れた花、死んだ花とされているためです。 ドライフラワーには生花のような活気がなく、風水的には陰の気を持つとされていて、気の流れの改善に悪影響だと考えられているそうですよ。 風水で花を活用する場合、基本的に用いられるのは生花。つまり、生きている花でありドライフラワーは含まれていないことに注意が必要です。 場所によってドライフラワーのNG度合いが違う NGである以上、どこにドライフラワーを置いても駄目だろうと考えられるところですが、実は場所によってドライフラワーのNG度合いが違います。 つまり、場所次第ではドライフラワーを置ける可能性がゼロではないということですね。 プリザーブドフラワーや造花は賛否両論 ドライフラワーがNGなら、プリザーブドフラワーや造花はどうなのかといえば、こちらは賛否両論でした。 プリザーブドフラワーはドライフラワーの一種と考えられがちですが、乾燥させた花であるドライフラワーとは大きく異なる加工花。 まだ瑞々しい生花のうちに色素を抜いて、その花に相応しい染料を吸収させて作ります。 鮮やかな見た目が長もちし、周囲の雰囲気を優しくするアイテムがプリザーブドフラワーなので、ドライフラワーとは異なりNGではないとする考えがありました。 一方で、大きな加工を施している時点で、ドライフラワー同様に生花とはかけ離れているため、NGだとする考えもあり、一概に決めつけることはできません。 造花については、そもそもフェイクであり生気がないためNGと考えるか、死んだ花ではなく美しさもあるためNGではないとするか、こちらも賛否両論です。 風水的にドライフラワーは避けたいとされる場所 ※写真はイメージ 風水でNGとされていながら、完全NGではない場所もあるドライフラワー。 ここでは、風水的にドライフラワーを避けたい場所を解説します。 玄関周辺 まずは玄関とその周辺です。 玄関は人が訪問して出入りする場所。 その家の顔とも呼ばれており、風水では気の多くが入ってくる場所とされています。 入ってくる気がよい気なのか悪い気なのかは、玄関次第といったところ。 そのため、玄関とその周辺にドライフラワーを飾っていると、風水的にはよい気を吸い取ってしまうなどマイナスに作用してしまい、運気が下がる懸念があります。 また、気を招き入れるべき場所である玄関に余計な物を置いておくことは、それがドライフラワーでなくても風水的には好ましくないとされている点に注意が必要でしょう。 置くとすれば、明るく生き生きとした生花が好ましいといわれています。 「お客様をお出迎えする玄関には、お気に入りのドライフラワーを飾りたい」と思っていても、風水的には避けたほうが無難ですね。 台所 次にドライフラワーを避けたい場所は台所。 水回りは玄関と同様に、その家の運気を左右する重要な場所とされています。 台所は水回りに属する区画の中でも比較的広く影響力があるので、ドライフラワーを避けたい場所になっていますよ。 洗面所・トイレ・浴室 洗面所やトイレ、浴室は、その多くがそれぞれ台所に次ぐ広さをもっている水回りです。 どうしても汚れの印象がついて回るトイレには、美しさを演出する生花やドライフラワー、造花を飾っている家が少なくないのではないでしょうか。 ところが、トイレは風水的に気の悪さがほかの場所よりも強いとされています。 トイレは家の中であまり日当たりのよくない場所に造られているケースが多いことも影響しているのでしょう。 また、トイレではよい気があっても流されやすいなどといわれており、ドライフラワーまで飾ってしまうと運気が大きく下がってしまいかねません。 お風呂は汗や汚れとともに、悪い気を流してよい気を取り入れる場所としての役割をもっています。 よい気は清潔を好むと考えられていることから、浴室が果たす風水的な役割は大きなものでしょう。 トイレや洗面所、浴室などの水回りに飾るなら、ドライフラワーを避けて生花にするのがよさそうですね。 リビング リビングも風水的にドライフラワーを避けたい場所の1つです。 リビングは家全体の中間地点に位置していたり、家の各所につながっていたりしますね。 そのため、玄関から入って来た気の通り道としての役割があり、そこにドライフラワーを置くことで、よい気が吸収されてしまい、家の隅々まで流れなくなってしまうと考えられています。 ベッドルーム 風水的にドライフラワーを避けたい場所の最後はベッドルーム。 寝室では質のよい睡眠をとることが重要になります。 眠っている間に悪い気を出してよい気を入れるのが寝室。 しかし、寝室はカーテンを閉めていたり、窓を開けることが少なかったりで陰の気が貯まりやすい環境にあるといえるでしょう。 こうした理由から、寝室にドライフラワーを置くことはNGと考えられています。 玄関周辺からベッドルームまで、改めて見ると家の中のほとんどの場所でドライフラワーがNGとなっていることが分かりますね。 つまり、家の中では基本的にドライフラワーをそのまま飾らないことが風水的に重要なことです。 そもそも水回りはドライフラワーに向かない場所だった ※写真はイメージ 水回りは風水的に重要な場所ですが、そもそもドライフラワーにとって天敵といえる場所。ここではその理由を紹介します。 ドライフラワーに湿気は大敵 水回りは文字通り水を多く使う場所であり、家の中でも湿気が貯まりやすい場所ですね。 ドライフラワーは生花を窓辺の日陰や機械で乾燥させたアイテムであり、湿気を含むと状態が悪化してしまいます。 カビが繁殖しやすくなることもあるため、湿気のある場所にドライフラワーは禁物でしょう。 ドライフラワーは高温になる場所も苦手 ドライフラワーは高温になる場所も苦手です。 直射日光が当たると色あせが激しくなってしまうでしょう。 水回りではトイレの窓際に置かれることも多いようですが、ガラス越しに入ってくる日差しが天敵。 傷んでしまったドライフラワーは、風水的な影響を抜きにしても美しさとは程遠いものになってしまうかもしれません。 そして、汚れたものや傷んだものを置いていることは、風水的にマイナスです。 ドライフラワーの湿気と高温対策 高温多湿はドライフラワーにとって重大な問題です。 対策には一般に出回っている防湿剤などのアイテムが使えるでしょう。 湿気対策はグッズを使うことで比較的簡単にできますが、高温対策は置き場所、飾る場所が重要です。 断熱シートを挟んだり遮光カーテンを付けたりといった対策が考えられますが、周囲とのマッチングの問題などがあり、グッズによる解決はなかなか難しいでしょう。 NGな場所でも運気を下げない飾り方の工夫 ※写真はイメージ 家中の多くの場所でNGとされるドライフラワーですが、無理だと諦める必要はありません。 飾り方を工夫することで、運気を下げずに楽しめる可能性がありますよ。 ドライフラワーを飾るにあたって、欠かせない主な工夫・方法は以下の6つです。 陶器の花瓶を使う ドライフラワーを生花と同様に陶器製の花瓶に挿して飾ることで、ドライフラワーがもつ陰の気を抑えることができます。 陶器が土を練り固めた焼き物であることがポイント。土と花で生花に近いイメージとなります。 瓶の中に入れてフタをする ドライフラワーがもつ陰の気を閉じ込め、よい気を吸ってしまうことを防ぐためには、瓶に入れてしっかりとフタをする方法が有力です。 中のドライフラワーがよく見えるように、使用する瓶は透明のガラス製がおすすめ。 単にガラス瓶に入れるだけでなく、保存オイルに浸すハーバリウムという植物標本として飾る方法も有効な選択肢ですよ。 ハーバリウムにすれば赤や黄色といった色がより鮮やかに見え、生花を飾っているかのような瑞々しさに加え、ドライフラワーがオイルに浮かぶ独特の雰囲気を楽しめますね。 ハーバリウムは市販品を買ってきて飾るだけでなく、趣味にしている人がいるように自作することも可能です。 その際、ドライフラワーの傷みが進みにくいように瓶の内部を清潔にし、殺菌消毒しておくことが重要ですよ。 高温多湿対策を施す ドライフラワーの傷みが進むと風水的にはより好ましくない状況となることから、運気を下げないために高温多湿対策を施して飾ることが必要です。 高温になる場所には置かないことと、防湿材を使うなどが対策法ですね。 別のアイテムと一緒に飾る ドライフラワーを単独で飾ると運気を下げる恐れがありますが、別のアイテムと一緒にすることでマイナスを打ち消し、安心して飾れるケースがあります。 例えば、先ほどの陶器の花瓶を使うということですね。 その際に赤い花瓶を選んだり、赤い実と一緒に飾ったりします。 赤いリボンを結んでもよいでしょう。 赤はドライフラワーがもつ陰の気を打ち消すとされる火の色。 飾る場所がトイレの場合は、赤に加えて緑も好ましい色といわれています。 ドライフラワーに緑の葉が付いた状態で飾るか、別の緑色のアイテムを添えましょう。 風通しを意識して飾る 陰の気が溜まりやすくなってしまう状況を回避するために、ドライフラワーは風通しを意識して飾ります。 ドライフラワーがよい気を吸ってしまい、家中に流れて行かないことが大きな問題となることから、気を通すための風通しに注意することがポイントになりますよ。 こまめに手入れをして清潔さを保つ ドライフラワーがNGとなる理由には、手入れ不足によってホコリが溜まるなどの不潔さも関係しています。 ドライフラワーにかかわらず風水では清潔さが重要。 ドライフラワーの清潔さを保つことで、さらなる運気の低下を防ぐ効果が期待できます。 風水的にドライフラワーを飾ってもOKな場所 ※写真はイメージ 風水的にそのままでは家の中に飾れる場所がほとんどないドライフラワー。 しかし、ドライフラワーを飾ってもOKな場所があります。 ポイントとなるのは以下の3つです。 廊下や階段など風通しがよく人が通る場所 廊下や階段は人がよく通る場所であると同時に、風の通り道であり運気の通り道です。 廊下や階段に限らず風通しのよい場所、人がよく通る場所であれば気も流れやすく、ドライフラワーを飾っても運気が下がる心配はほとんどないとされていますよ。 すでにお伝えしたように、風水では気が滞留することが大きな問題だからです。 ただし、風が流れやすいように窓を閉め切ったままにしないなどの配慮が必要でしょう。 西日が当たる窓のそば 西日が当たる窓のそばなら、ドライフラワーを飾ってもOKとされています。 その理由は、適度に陰の気を防げるから。 ドライフラワーは強い日差しに弱いため、直射日光に当てることは避けなければいけません。 しかし、比較的弱い西日が当たる窓のそばなら無難でしょう。 ドライフラワーにとって太陽の気を受けることは悪いことではなく、陰の気が抑えられてインテリア風水のアイテムとして活用できます。 番外・自分が飾りたい場所 「風水を気にしていると、ドライフラワーを飾る場所がない」と感じていても、「ドライフラワーが好きだから飾りたい」という心理的な葛藤が生まれるのは、好ましくないでしょう。 ドライフラワーを飾らないことによる風水的なプラスと、好きな物を飾れないストレスを天秤にかけて、すぐに答えはでないかもしれません。 思い切って自分が持つイメージを大事にし、飾りたい場所や部屋に飾るのも1つの考え方でしょう。 風水的に好ましいドライフラワーの飾り方のポイント ※写真はイメージ 最後に、風水的に好ましいドライフラワーの飾り方のポイントを3つ紹介します。 リース・スワッグなどカタチを選ぶ ドライフラワーの飾り方には花瓶などに挿す置き型、壁飾りのスワッグやリースがあります。 スワッグとリースはどちらも吊るし型と呼べる飾り方ですが、スワッグはドライフラワーの束を逆さ吊りにすることが多いのに対し、リースは円形にして吊るす点が大きな違いでしょう。 NG場所の筆頭に挙げられている玄関扉に飾るならリースがよいとされています。 廊下なら小さめのスワッグがよいでしょう。できるだけ気の通りを邪魔しないことが重要です。 アロマオイルなどでひと手間加えて飾る ドライフラワーに天然のアロマオイルを足して飾ることで、豊かな香りが室内に漂います。 気分的にリラックスできる効果があるだけでなく、ドライフラワーの陰を消して運気を改善する効果も期待できるのがアロマオイルですね。 ひと手間加えるだけでメリットがあるため、香りが消えてしまわないように心掛けておきましょう。 方角を加味して飾る場所を決める 風水と方角は切っても切れない関係にあります。 ドライフラワーを飾る場合も、色と方角を加味して場所を決めるとよいでしょう。 もちろん、そこがNG場所に該当している場合は、運気を下げない工夫を忘れずに行うことが前提です。 インテリア風水に役立つドライフラワーは飾り方次第 ※写真はイメージ ドライフラワーは風水的にNGとされています。 風水的な効果を大切にするなら、ドライフラワーを使う選択はないでしょう。 しかし、ドライフラワーにも風水にも、誰にとっても正しいルールや利用規約のようなものがあるわけではありません。 また、ドライフラワーは場所や工夫次第では、風水的にも問題なく飾れるインテリアアイテムです。 風水をどこまで気にするか、または取り入れるかは自分自身の考え方次第となりますが、風水とドライフラワーの両方をまとめて活かすなら、美しいアイテムが役立つ飾り方を追求してみてはいかがでしょうか。 ガジュマルの風水効果 置き場所や方角、観葉植物としての特徴も解説 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな コメント
赤や黄、緑など色とりどりで美しい花は、風水的に活用したいインテリアグッズとして知られています。
しかしそれは生花の場合で、ドライフラワーになると話は別。
ドライフラワーの気は陰とされていて、運気を下げる花といわれているからです。
この記事では、風水でNGとされるドライフラワーについて徹底解説。避けたい場所や飾るための工夫、風水的にOKな場所、飾り方のポイントなどを紹介します。
ドライフラワーが風水でNGとされている理由
※写真はイメージ
風水で活用したいアイテムの1つである花。
ただし、風水的にはドライフラワーを飾ることは、風水的には基本的にNGとされています。
ここではドライフラワーがNGとされる理由を解説するので、確認していきましょう。
まずは知っておきたい風水の概要
風水とは古代中国で生まれた学問・思想の一種で、その中身は環境学や統計学といわれています。
風水を活用する目的は、よりよい環境を作ること。
運気がよくなるのも悪くなるのも環境が大きなカギを握ると考えられており、環境を整えて気の流れをよくすることで、改運につなげます。
ただし、現在の日本を始めとする風水人気が高い国では、伝統的な学問としての風水ではなく、単なる占いや迷信の類のものを風水と呼んでいるケースが見受けられるとの指摘がありました。
あくまでも、悩んだ時にできることの1つとして、考えたほうがいいかもしれませんね。
死んだ花とされるドライフラワーのマイナス要素は気に関係する
ドライフラワーが風水でNGとされる大きな理由は、一般的に人間がドライフラワーに対して持っている美しい印象とは異なり、枯れた花、死んだ花とされているためです。
ドライフラワーには生花のような活気がなく、風水的には陰の気を持つとされていて、気の流れの改善に悪影響だと考えられているそうですよ。
風水で花を活用する場合、基本的に用いられるのは生花。つまり、生きている花でありドライフラワーは含まれていないことに注意が必要です。
場所によってドライフラワーのNG度合いが違う
NGである以上、どこにドライフラワーを置いても駄目だろうと考えられるところですが、実は場所によってドライフラワーのNG度合いが違います。
つまり、場所次第ではドライフラワーを置ける可能性がゼロではないということですね。
プリザーブドフラワーや造花は賛否両論
ドライフラワーがNGなら、プリザーブドフラワーや造花はどうなのかといえば、こちらは賛否両論でした。
プリザーブドフラワーはドライフラワーの一種と考えられがちですが、乾燥させた花であるドライフラワーとは大きく異なる加工花。
まだ瑞々しい生花のうちに色素を抜いて、その花に相応しい染料を吸収させて作ります。
鮮やかな見た目が長もちし、周囲の雰囲気を優しくするアイテムがプリザーブドフラワーなので、ドライフラワーとは異なりNGではないとする考えがありました。
一方で、大きな加工を施している時点で、ドライフラワー同様に生花とはかけ離れているため、NGだとする考えもあり、一概に決めつけることはできません。
造花については、そもそもフェイクであり生気がないためNGと考えるか、死んだ花ではなく美しさもあるためNGではないとするか、こちらも賛否両論です。
風水的にドライフラワーは避けたいとされる場所
※写真はイメージ
風水でNGとされていながら、完全NGではない場所もあるドライフラワー。
ここでは、風水的にドライフラワーを避けたい場所を解説します。
玄関周辺
まずは玄関とその周辺です。
玄関は人が訪問して出入りする場所。
その家の顔とも呼ばれており、風水では気の多くが入ってくる場所とされています。
入ってくる気がよい気なのか悪い気なのかは、玄関次第といったところ。
そのため、玄関とその周辺にドライフラワーを飾っていると、風水的にはよい気を吸い取ってしまうなどマイナスに作用してしまい、運気が下がる懸念があります。
また、気を招き入れるべき場所である玄関に余計な物を置いておくことは、それがドライフラワーでなくても風水的には好ましくないとされている点に注意が必要でしょう。
置くとすれば、明るく生き生きとした生花が好ましいといわれています。
「お客様をお出迎えする玄関には、お気に入りのドライフラワーを飾りたい」と思っていても、風水的には避けたほうが無難ですね。
台所
次にドライフラワーを避けたい場所は台所。
水回りは玄関と同様に、その家の運気を左右する重要な場所とされています。
台所は水回りに属する区画の中でも比較的広く影響力があるので、ドライフラワーを避けたい場所になっていますよ。
洗面所・トイレ・浴室
洗面所やトイレ、浴室は、その多くがそれぞれ台所に次ぐ広さをもっている水回りです。
どうしても汚れの印象がついて回るトイレには、美しさを演出する生花やドライフラワー、造花を飾っている家が少なくないのではないでしょうか。
ところが、トイレは風水的に気の悪さがほかの場所よりも強いとされています。
トイレは家の中であまり日当たりのよくない場所に造られているケースが多いことも影響しているのでしょう。
また、トイレではよい気があっても流されやすいなどといわれており、ドライフラワーまで飾ってしまうと運気が大きく下がってしまいかねません。
お風呂は汗や汚れとともに、悪い気を流してよい気を取り入れる場所としての役割をもっています。
よい気は清潔を好むと考えられていることから、浴室が果たす風水的な役割は大きなものでしょう。
トイレや洗面所、浴室などの水回りに飾るなら、ドライフラワーを避けて生花にするのがよさそうですね。
リビング
リビングも風水的にドライフラワーを避けたい場所の1つです。
リビングは家全体の中間地点に位置していたり、家の各所につながっていたりしますね。
そのため、玄関から入って来た気の通り道としての役割があり、そこにドライフラワーを置くことで、よい気が吸収されてしまい、家の隅々まで流れなくなってしまうと考えられています。
ベッドルーム
風水的にドライフラワーを避けたい場所の最後はベッドルーム。
寝室では質のよい睡眠をとることが重要になります。
眠っている間に悪い気を出してよい気を入れるのが寝室。
しかし、寝室はカーテンを閉めていたり、窓を開けることが少なかったりで陰の気が貯まりやすい環境にあるといえるでしょう。
こうした理由から、寝室にドライフラワーを置くことはNGと考えられています。
玄関周辺からベッドルームまで、改めて見ると家の中のほとんどの場所でドライフラワーがNGとなっていることが分かりますね。
つまり、家の中では基本的にドライフラワーをそのまま飾らないことが風水的に重要なことです。
そもそも水回りはドライフラワーに向かない場所だった
※写真はイメージ
水回りは風水的に重要な場所ですが、そもそもドライフラワーにとって天敵といえる場所。ここではその理由を紹介します。
ドライフラワーに湿気は大敵
水回りは文字通り水を多く使う場所であり、家の中でも湿気が貯まりやすい場所ですね。
ドライフラワーは生花を窓辺の日陰や機械で乾燥させたアイテムであり、湿気を含むと状態が悪化してしまいます。
カビが繁殖しやすくなることもあるため、湿気のある場所にドライフラワーは禁物でしょう。
ドライフラワーは高温になる場所も苦手
ドライフラワーは高温になる場所も苦手です。
直射日光が当たると色あせが激しくなってしまうでしょう。
水回りではトイレの窓際に置かれることも多いようですが、ガラス越しに入ってくる日差しが天敵。
傷んでしまったドライフラワーは、風水的な影響を抜きにしても美しさとは程遠いものになってしまうかもしれません。
そして、汚れたものや傷んだものを置いていることは、風水的にマイナスです。
ドライフラワーの湿気と高温対策
高温多湿はドライフラワーにとって重大な問題です。
対策には一般に出回っている防湿剤などのアイテムが使えるでしょう。
湿気対策はグッズを使うことで比較的簡単にできますが、高温対策は置き場所、飾る場所が重要です。
断熱シートを挟んだり遮光カーテンを付けたりといった対策が考えられますが、周囲とのマッチングの問題などがあり、グッズによる解決はなかなか難しいでしょう。
NGな場所でも運気を下げない飾り方の工夫
※写真はイメージ
家中の多くの場所でNGとされるドライフラワーですが、無理だと諦める必要はありません。
飾り方を工夫することで、運気を下げずに楽しめる可能性がありますよ。
ドライフラワーを飾るにあたって、欠かせない主な工夫・方法は以下の6つです。
陶器の花瓶を使う
ドライフラワーを生花と同様に陶器製の花瓶に挿して飾ることで、ドライフラワーがもつ陰の気を抑えることができます。
陶器が土を練り固めた焼き物であることがポイント。土と花で生花に近いイメージとなります。
瓶の中に入れてフタをする
ドライフラワーがもつ陰の気を閉じ込め、よい気を吸ってしまうことを防ぐためには、瓶に入れてしっかりとフタをする方法が有力です。
中のドライフラワーがよく見えるように、使用する瓶は透明のガラス製がおすすめ。
単にガラス瓶に入れるだけでなく、保存オイルに浸すハーバリウムという植物標本として飾る方法も有効な選択肢ですよ。
ハーバリウムにすれば赤や黄色といった色がより鮮やかに見え、生花を飾っているかのような瑞々しさに加え、ドライフラワーがオイルに浮かぶ独特の雰囲気を楽しめますね。
ハーバリウムは市販品を買ってきて飾るだけでなく、趣味にしている人がいるように自作することも可能です。
その際、ドライフラワーの傷みが進みにくいように瓶の内部を清潔にし、殺菌消毒しておくことが重要ですよ。
高温多湿対策を施す
ドライフラワーの傷みが進むと風水的にはより好ましくない状況となることから、運気を下げないために高温多湿対策を施して飾ることが必要です。
高温になる場所には置かないことと、防湿材を使うなどが対策法ですね。
別のアイテムと一緒に飾る
ドライフラワーを単独で飾ると運気を下げる恐れがありますが、別のアイテムと一緒にすることでマイナスを打ち消し、安心して飾れるケースがあります。
例えば、先ほどの陶器の花瓶を使うということですね。
その際に赤い花瓶を選んだり、赤い実と一緒に飾ったりします。
赤いリボンを結んでもよいでしょう。
赤はドライフラワーがもつ陰の気を打ち消すとされる火の色。
飾る場所がトイレの場合は、赤に加えて緑も好ましい色といわれています。
ドライフラワーに緑の葉が付いた状態で飾るか、別の緑色のアイテムを添えましょう。
風通しを意識して飾る
陰の気が溜まりやすくなってしまう状況を回避するために、ドライフラワーは風通しを意識して飾ります。
ドライフラワーがよい気を吸ってしまい、家中に流れて行かないことが大きな問題となることから、気を通すための風通しに注意することがポイントになりますよ。
こまめに手入れをして清潔さを保つ
ドライフラワーがNGとなる理由には、手入れ不足によってホコリが溜まるなどの不潔さも関係しています。
ドライフラワーにかかわらず風水では清潔さが重要。
ドライフラワーの清潔さを保つことで、さらなる運気の低下を防ぐ効果が期待できます。
風水的にドライフラワーを飾ってもOKな場所
※写真はイメージ
風水的にそのままでは家の中に飾れる場所がほとんどないドライフラワー。
しかし、ドライフラワーを飾ってもOKな場所があります。
ポイントとなるのは以下の3つです。
廊下や階段など風通しがよく人が通る場所
廊下や階段は人がよく通る場所であると同時に、風の通り道であり運気の通り道です。
廊下や階段に限らず風通しのよい場所、人がよく通る場所であれば気も流れやすく、ドライフラワーを飾っても運気が下がる心配はほとんどないとされていますよ。
すでにお伝えしたように、風水では気が滞留することが大きな問題だからです。
ただし、風が流れやすいように窓を閉め切ったままにしないなどの配慮が必要でしょう。
西日が当たる窓のそば
西日が当たる窓のそばなら、ドライフラワーを飾ってもOKとされています。
その理由は、適度に陰の気を防げるから。
ドライフラワーは強い日差しに弱いため、直射日光に当てることは避けなければいけません。
しかし、比較的弱い西日が当たる窓のそばなら無難でしょう。
ドライフラワーにとって太陽の気を受けることは悪いことではなく、陰の気が抑えられてインテリア風水のアイテムとして活用できます。
番外・自分が飾りたい場所
「風水を気にしていると、ドライフラワーを飾る場所がない」と感じていても、「ドライフラワーが好きだから飾りたい」という心理的な葛藤が生まれるのは、好ましくないでしょう。
ドライフラワーを飾らないことによる風水的なプラスと、好きな物を飾れないストレスを天秤にかけて、すぐに答えはでないかもしれません。
思い切って自分が持つイメージを大事にし、飾りたい場所や部屋に飾るのも1つの考え方でしょう。
風水的に好ましいドライフラワーの飾り方のポイント
※写真はイメージ
最後に、風水的に好ましいドライフラワーの飾り方のポイントを3つ紹介します。
リース・スワッグなどカタチを選ぶ
ドライフラワーの飾り方には花瓶などに挿す置き型、壁飾りのスワッグやリースがあります。
スワッグとリースはどちらも吊るし型と呼べる飾り方ですが、スワッグはドライフラワーの束を逆さ吊りにすることが多いのに対し、リースは円形にして吊るす点が大きな違いでしょう。
NG場所の筆頭に挙げられている玄関扉に飾るならリースがよいとされています。
廊下なら小さめのスワッグがよいでしょう。できるだけ気の通りを邪魔しないことが重要です。
アロマオイルなどでひと手間加えて飾る
ドライフラワーに天然のアロマオイルを足して飾ることで、豊かな香りが室内に漂います。
気分的にリラックスできる効果があるだけでなく、ドライフラワーの陰を消して運気を改善する効果も期待できるのがアロマオイルですね。
ひと手間加えるだけでメリットがあるため、香りが消えてしまわないように心掛けておきましょう。
方角を加味して飾る場所を決める
風水と方角は切っても切れない関係にあります。
ドライフラワーを飾る場合も、色と方角を加味して場所を決めるとよいでしょう。
もちろん、そこがNG場所に該当している場合は、運気を下げない工夫を忘れずに行うことが前提です。
インテリア風水に役立つドライフラワーは飾り方次第
※写真はイメージ
ドライフラワーは風水的にNGとされています。
風水的な効果を大切にするなら、ドライフラワーを使う選択はないでしょう。
しかし、ドライフラワーにも風水にも、誰にとっても正しいルールや利用規約のようなものがあるわけではありません。
また、ドライフラワーは場所や工夫次第では、風水的にも問題なく飾れるインテリアアイテムです。
風水をどこまで気にするか、または取り入れるかは自分自身の考え方次第となりますが、風水とドライフラワーの両方をまとめて活かすなら、美しいアイテムが役立つ飾り方を追求してみてはいかがでしょうか。
ガジュマルの風水効果 置き場所や方角、観葉植物としての特徴も解説
[文・構成/grape編集部]