「もし車に取り残されたら…」 親が伝えた方法に「広まってほしい」「いいアイディア!」
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- 出典
- @koyo_1213
2022年9月5日、静岡県の幼稚園で、3歳の女児が通園バスに5時間取り残された後、熱中症で亡くなる痛ましい事件が発生しました。
この日はバスの運転手が休暇をとっており、70代の園長が代わりに運転。園側が人数確認を怠っていたことが、今回の事件の原因とのことです。
日本は例年、夏になると熱中症で搬送される人が続出するほどの酷暑となり、9月に入っても地域や天候によっては真夏のような気温が続きます。
冷房の効いていない車内に取り残された幼い子供が命を落とす事件は、残念なことに少なくありません。
親が教えた『車内に取り残された時の対処法』
今回の事件は世間に衝撃を与え、幼い子供を育てている人からは「もし、我が子に同じことが起こったら…」と不安に思う声が相次いでいます。
幼稚園に通う娘さんを育てる、こよみ(@koyo_1213)さんも、事件の概要を耳にしてショックを受けた1人。
「子供の命を守るため、親はどうすればいいのか?」と考えた結果、娘さんにクラクションを押す方法を教えることにしたといいます。
クラクションを押せば、車内に人がいることを周囲に伝えることができます。何度も押せば、不審に思った人が確認をするでしょう。
しかし幼い子供の力では、クラクションを何度も押すのは容易ではありません。そこでこよみさんは、水筒を使って押す方法を考えたのです。
こよみさんによると、水筒をクラクションに押し付け、手を挟んで胸で押すようにすると、比較的少ない力で押すことができるといいます。
もちろんこの方法は、水筒以外の道具でも可能。水筒を押す時に手が滑るようであれば、もう少し太めの物にするといいでしょう。
また、身長95cmの娘さんの場合、腰を掛けるようにお尻を使えば、水筒がない状態でもクラクションを押すことができそうだったのだとか。
投稿はまたたく間に拡散され、クラクションを鳴らす方法を子供に教えることに対し、同意する声が上がりました。
・こういう発想を子供に教えるのは、自衛としてすごく大事だと思う。
・多くの人に広まってほしい!もう痛ましい事件が起こりませんように。
・いいアイディア!クラクションは子供の力だと押すのが大変だもんね。
今回の事件を耳にするまで、娘さんには運転席のボタンは押さないよう教えていた、こよみさん。
置き去り事件を防ぐには多方面での対策が必要だと感じたことに加えて、親が車内で倒れた時や、災害時なども想定し、クラクションの鳴らし方を娘さんに伝えたといいます。
残念なことに、バスに置き去りにされた子供が命を落とした事件は、2021年に福岡県の保育園でも発生していました。
世間が事件に関心を持ち、「具体的にどのような対処法を取れば、防ぐことができるのだろうか」と考えることが、痛ましい事件の再発防止につながるはずです。