旧白滝駅 女子高生の卒業に合わせて廃止された北海道の秘境駅 By - grape編集部 公開:2016-01-06 更新:2026-04-21 女子高生泣ける話電車 Share Post LINE はてな コメント 出典:@kikou9186 北海道の旭川〜網走駅間を結ぶJR石北本線に「旧白滝駅」という駅があります。この駅は2016年3月26日、一人の女子高生が卒業すると共に旅立ちます。 旧白滝駅 1日の本数は上りが3本、下りは1本のみ。駅周辺には数軒の民家しかなく、その中で佇む無人の木造駅舎が旧白滝駅です。 1947年に開業し、今年で69年目を迎えました。 北海道の厳しい冬の中、雪に埋もれるように立つその木造駅舎は、長い年月を経てもなお、毎朝一人の乗客を静かに待ち続けていました。 遠軽(えんがる)町内区間に続く、上白滝駅、白滝駅、旧白滝駅、下白滝駅は「白滝シリーズ」として鉄道ファンの間で親しまれていました。 利用者の減少に伴い、白滝駅を除く3駅が、在来線のダイヤ改正、北海道新幹線開業に合わせて廃業が決定。その数少ない利用者の中に、たった一人、定期を利用していた女子高生がいました。 廃止が決まった3駅のうち、旧白滝駅だけは廃止時期が他と異なりました。2016年3月のダイヤ改正まで存続が続いたのは、この女子高生が卒業するタイミングに合わせたためとされています。 卒業と共に廃止 旧白滝駅から3年間通い続けたのは、道立遠軽高校に通う女子高生。毎朝7時15分頃、一駅前から乗ってくる友達と向かい合って座るボックス席が彼女の指定席でした。 吹雪の朝も、春の光が差し込む朝も、その席に座り続けた3年間。下り1本しかない時刻表は、実質的に彼女のためだけに機能していたといえるでしょう。 帰りの電車を一本逃すと次がないので、部活帰りに時間ギリギリに飛び乗り駅員さんに苦笑いされたこともあったのだとか。 旧白滝駅に置かれている「駅ノート」には、彼女を見たことがあるという鉄道ファンからこんな言葉も。 出典:@drawingsky123 地元の高校生らしき女の子が乗ってきて驚きました。やはり駅というものは、利用するお客さんがいて成り立つものだと改めて感じました。 最後までトラブルなく旧白滝駅が使命を全うすることを期待しています。長年お疲れまさでした。 もしかしたら彼女もこの言葉を読んでいるのかも。そう考えると、この駅が遠く離れた地の人々と彼女を繋いでくれている…と温かい気持ちになります。 駅ノートには全国各地の鉄道ファンが訪れるたびに言葉を残していきます。秘境駅を目指してやってきた人々が、偶然出会った地元の高校生の存在に驚き、静かにエールを送っていたのです。 鉄道ファンにとっては滅多に乗れない秘境駅ですが、彼女にとっては唯一無二の最寄駅。電車に揺られた35分間は、もう二度と味わうことが出来なくなります。 多くの人に支えられた3年間。卒業とともに旅立つ旧白滝駅は、彼女の心の中でいつまでも残ることでしょう。 マタニティマークをつけて電車に乗ったら 見知らぬ女性の行動に「泣きそうになった」妊娠初期に、初めてマタニティマークをつけて電車に乗った筆者。席を譲ってもらい、人の温かさを感じたのでした。 敬老の日に巣鴨で買った切符が「かたたたき券」 11万いいねの洒落た贈り物「かたたたき券」というコメントとともに投稿されたのは、切符の写真。行き先に「これは面白い!」という声が相次ぎました。 出典 @drawingsky123/@kikou9186 Share Post LINE はてな コメント
北海道の旭川〜網走駅間を結ぶJR石北本線に「旧白滝駅」という駅があります。この駅は2016年3月26日、一人の女子高生が卒業すると共に旅立ちます。
旧白滝駅
1日の本数は上りが3本、下りは1本のみ。駅周辺には数軒の民家しかなく、その中で佇む無人の木造駅舎が旧白滝駅です。
1947年に開業し、今年で69年目を迎えました。
北海道の厳しい冬の中、雪に埋もれるように立つその木造駅舎は、長い年月を経てもなお、毎朝一人の乗客を静かに待ち続けていました。
遠軽(えんがる)町内区間に続く、上白滝駅、白滝駅、旧白滝駅、下白滝駅は「白滝シリーズ」として鉄道ファンの間で親しまれていました。
利用者の減少に伴い、白滝駅を除く3駅が、在来線のダイヤ改正、北海道新幹線開業に合わせて廃業が決定。その数少ない利用者の中に、たった一人、定期を利用していた女子高生がいました。
廃止が決まった3駅のうち、旧白滝駅だけは廃止時期が他と異なりました。2016年3月のダイヤ改正まで存続が続いたのは、この女子高生が卒業するタイミングに合わせたためとされています。
卒業と共に廃止
旧白滝駅から3年間通い続けたのは、道立遠軽高校に通う女子高生。毎朝7時15分頃、一駅前から乗ってくる友達と向かい合って座るボックス席が彼女の指定席でした。
吹雪の朝も、春の光が差し込む朝も、その席に座り続けた3年間。下り1本しかない時刻表は、実質的に彼女のためだけに機能していたといえるでしょう。
帰りの電車を一本逃すと次がないので、部活帰りに時間ギリギリに飛び乗り駅員さんに苦笑いされたこともあったのだとか。
旧白滝駅に置かれている「駅ノート」には、彼女を見たことがあるという鉄道ファンからこんな言葉も。
出典:@drawingsky123
地元の高校生らしき女の子が乗ってきて驚きました。やはり駅というものは、利用するお客さんがいて成り立つものだと改めて感じました。
最後までトラブルなく旧白滝駅が使命を全うすることを期待しています。長年お疲れまさでした。
もしかしたら彼女もこの言葉を読んでいるのかも。そう考えると、この駅が遠く離れた地の人々と彼女を繋いでくれている…と温かい気持ちになります。
駅ノートには全国各地の鉄道ファンが訪れるたびに言葉を残していきます。秘境駅を目指してやってきた人々が、偶然出会った地元の高校生の存在に驚き、静かにエールを送っていたのです。
鉄道ファンにとっては滅多に乗れない秘境駅ですが、彼女にとっては唯一無二の最寄駅。電車に揺られた35分間は、もう二度と味わうことが出来なくなります。
多くの人に支えられた3年間。卒業とともに旅立つ旧白滝駅は、彼女の心の中でいつまでも残ることでしょう。