『子連れ客の入店禁止』を掲げる飲食店 賛同も目立つ一方、疑問の声も By - grape編集部 公開:2023-04-13 更新:2023-04-13 子供親子飲食店 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 2023年4月12日、一時、ネット上でトレンド入りした『子連れ禁止』。 きっかけは、同日に放送された情報番組で、独自のルールを設ける複数の飲食店が紹介されたことでした。 その1つに、『子連れ客の入店禁止』があり、背景には、子供の迷惑行為を注意しない親の対応があるといいます。 番組では、実際に『子連れ禁止』のルールを設ける店側の声を紹介しており、ほかの客の料理を勝手に食べる子供と、それを見て見ぬふりする親がいたことから、中学生未満の子連れ客の入店を禁止するに至ったとのこと。 放送後、ネット上では『子連れ禁止』をめぐり、さまざまな意見が飛び交っています。 『子連れ禁止』を巡り、さまざまな声 同様の議論は過去にも起きており、2018年には、東京都中央区にある喫茶店の『銀座ウエスト』が、子供を連れて訪れる親に注意をうながし話題となりました。 今も昔も、親の管理責任を問う点は共通しています。 今回の場合、入店禁止というさらに踏みこんだ内容であり、賛同の声が寄せられる一方で、疑問や憤りの声もあがっていました。 【賛成する声】 ・子持ちだけど、子連れ禁止のルールは大賛成。店側にもあらゆる事情やターゲットにしたい客層があるのだから当たり前。子持ちだけの世の中ではない。 ・子供を親が注意しないのは、一歩間違えれば、営業妨害。仕事である以上、こうしたルールを設けて、店を守る必要があるのは仕方がないこと。 ・子供の前に、親の躾をすべきでしょう。 【疑問視する声】 ・子連れ禁止にすると、マナーを守っている家族までもが店に入れなくなる。社会で子供がつまはじきにされる風潮を作りかねない。 ・親が注意しないのであれば、周囲がすればいい。社会全体での子育てはもう、古いのかな…。 ・禁止にするのは簡単だけど、それだと親も子供も、社会を知る機会が減ってしまうのでは。それはそれで問題だと思うけど。 子供がまだ幼い場合、善悪の区別がつかず、本能のまま行動してしまうのは仕方がないことです。場の雰囲気を感じ取り、それに応じたふるまいをするのは、到底不可能でしょう。 公共の場である以上、最低限のマナーは必要だからこそ、親も含め大人の存在が重要になってきます。 子供を連れての外食で、我が子にその場にあったマナーを教えるのは親の責任であり、子供がいない立場であれば、子連れ客の事情を想像するなど、理解を深めることも時には必要です。 お互いの主張を通すのではなく歩み寄ることが、求められているのではないでしょうか。 [文・構成/grape編集部] ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 Share Post LINE はてな コメント
2023年4月12日、一時、ネット上でトレンド入りした『子連れ禁止』。
きっかけは、同日に放送された情報番組で、独自のルールを設ける複数の飲食店が紹介されたことでした。
その1つに、『子連れ客の入店禁止』があり、背景には、子供の迷惑行為を注意しない親の対応があるといいます。
番組では、実際に『子連れ禁止』のルールを設ける店側の声を紹介しており、ほかの客の料理を勝手に食べる子供と、それを見て見ぬふりする親がいたことから、中学生未満の子連れ客の入店を禁止するに至ったとのこと。
放送後、ネット上では『子連れ禁止』をめぐり、さまざまな意見が飛び交っています。
『子連れ禁止』を巡り、さまざまな声
同様の議論は過去にも起きており、2018年には、東京都中央区にある喫茶店の『銀座ウエスト』が、子供を連れて訪れる親に注意をうながし話題となりました。
今も昔も、親の管理責任を問う点は共通しています。
今回の場合、入店禁止というさらに踏みこんだ内容であり、賛同の声が寄せられる一方で、疑問や憤りの声もあがっていました。
【賛成する声】
・子持ちだけど、子連れ禁止のルールは大賛成。店側にもあらゆる事情やターゲットにしたい客層があるのだから当たり前。子持ちだけの世の中ではない。
・子供を親が注意しないのは、一歩間違えれば、営業妨害。仕事である以上、こうしたルールを設けて、店を守る必要があるのは仕方がないこと。
・子供の前に、親の躾をすべきでしょう。
【疑問視する声】
・子連れ禁止にすると、マナーを守っている家族までもが店に入れなくなる。社会で子供がつまはじきにされる風潮を作りかねない。
・親が注意しないのであれば、周囲がすればいい。社会全体での子育てはもう、古いのかな…。
・禁止にするのは簡単だけど、それだと親も子供も、社会を知る機会が減ってしまうのでは。それはそれで問題だと思うけど。
子供がまだ幼い場合、善悪の区別がつかず、本能のまま行動してしまうのは仕方がないことです。場の雰囲気を感じ取り、それに応じたふるまいをするのは、到底不可能でしょう。
公共の場である以上、最低限のマナーは必要だからこそ、親も含め大人の存在が重要になってきます。
子供を連れての外食で、我が子にその場にあったマナーを教えるのは親の責任であり、子供がいない立場であれば、子連れ客の事情を想像するなど、理解を深めることも時には必要です。
お互いの主張を通すのではなく歩み寄ることが、求められているのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]