傷を『仮面』で隠す子どもたち…児童虐待を描いた動画が心に刺さる
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世界的に深刻な問題となっている『児童虐待』
国内では、2014年に児童相談所が対応した件数は8万8931件にものぼります。その数は年々増えており、24年連続で最多更新しているのだそうです。
また、虐待によって今や年間100人近くの子どもが、その尊い命を落としているのです。
厚生労働省によると、児童虐待の定義は以下の通りになっています。
殴るなどの身体的虐待だけではなく、精神的にも虐待を受けた子どもは多くの傷を受けて苦しんでいます。
今回ご紹介するのは、虐待を受けている子どもの心を描いた動画です。
『仮面』
傷だらけで悲しい表情をした男の子
生気のない顔で、鏡に映る自分を見つめています。その顔には、無数のヒビが…。
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男の子は、仮面を取り出すと自分の顔に装着します。その仮面は、感情の現れやすい眉毛が消え、口元はにっこりとしているものでした。
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仮面を着けると、風景は歪んで見える
洗面所から出て、家の中の廊下をあるく男の子。部屋の横を通ると、両親が言い争う影が…。
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一人で朝ご飯を食べていると、突然後ろから父親に殴られてしまいます。しかし男の子はまったく抵抗をしません。
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家から出ても、心は晴れない
曇り空の下、うつむいたまま学校へ向かいます。その空は、まるで男の子の心を映しているかのようです。
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学校にいる時も、決して仮面は外しません。ただ目立たないように、周囲の様子を異様なほど読み取ろうとしています。
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帰宅すると、またもや虐待の魔の手が
カバンを下ろそうとすると、突然父親に頭を叩かれた男の子。もちろん彼は、なにもしていません。ただ家に帰ってきただけです。
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夜、仮面を外すと…
そこには、朝よりもヒビが激しく入った自分の顔が。今にも崩れそうなほどの傷です。
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悲しそうに、自分の仮面を見つめる少年。彼はこれからも傷を隠し続けます。毎日仮面をつけて生きていくのです。
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この動画はデンマークで放送された、家庭内暴力や児童虐待の恐ろしさを描いたCMです。デンマークでも日本同様、児童虐待の増加が問題となっているのだそうです。
虐待を受けている子どもは、仮面を被ることで傷を隠そうとしてしまいます。その傷を、周囲にいる人が少しでも早く見つけ出してあげることが大切なのではないでしょうか。
子どもたちの本心を見つけ出すのは難しいことです。しかし、誰かがその痛みに気づき、救いの手を差し伸べてあげなくてはなりません。
「傷ついている子どもたちがいること」を知る、それが一人でも多くの子どもが救われることへの一歩です。
子どもが本当に欲しいものは、偽りの仮面ではなく心からの笑顔のはずです。