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暑い夏に便利な保冷剤。首や脇など、保冷剤をつけて体を冷やしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、その保冷剤が思わぬトラブルの元になることをご存じでしょうか。実は、保冷剤を適切に使用しないと、凍傷の事故を起こす可能性があるようです。
使い方を一歩間違えると…
保冷剤は、食品を新鮮に保つためや、暑さ対策として体を冷却するなど、多岐にわたる用途で活用されています。しかし実は、保冷剤を使った時の凍傷事故も発生しているのだそう。
東京都の消費生活に関わる情報サイト「東京くらしWEB」では、保冷剤の安全な使い方について発信しています。
同サイトによると、ぎっくり腰になった人が患部を冷却するために自宅にあった保冷剤を当てたところ、凍傷になってしまったという事故事例があるのだとか。その保冷剤をよく見ると、なんとマイナス17℃まで下がるものだったのだそう。
マイナス17℃は、かなり低温ですよね。東京都では、保冷剤の冷却効果がどれぐらい影響するのか、下記の実験を行っています。
検体A、検体B、ともに市販のものですが、Aには保冷温度の記載がなく、Bはマイナス15℃と記載されたものを使用しています。実験を見ると、特に検体Bは1時間半が経過してもかなりの冷たさです。
わずか30分で人肌温度の鶏肉が部分的に凍るとは、その効果は想像以上! 保冷剤を直接肌に当てると凍傷を引き起こすというのもうなずけます。
では、どうすれば保冷剤を安全に使用できるのでしょうか。同サイトでは、以下のようなポイントを挙げています。
これらのポイントを守ることで、保冷剤を安全に使用し、事故を防ぐことができます。暑い夏の季節、保冷剤を使用する際は十分に注意しましょう。
[文・構成/grape編集部]