「水がすぐぬるくなる…」 解決できるグッズが100円ショップにあった!
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- 出典
- 日本薬局方
暑い季節には、やはりキンキンに冷えた飲み物が欲しくなるもの。
しかし、夏の気候だとすぐにぬるくなってしまいますよね。
冷たさをキープするための保冷剤が各社から出ていますが、果たしてどの程度効果があるのでしょうか。
100円ショップで手に入れた保冷剤で実験してみようと思います。
『やわらかアイスパック ドリンクボトル用 ラメ』
購入したのは、100円ショップ『Can☆Do(以下、キャンドゥ)』の『やわらかアイスパック ドリンクボトル用 ラメ(以下、やわらかアイスパック)』。
100円ショップの商品ですが、値段は税込み220円です。
凍らせてから、お弁当やペットボトルを包むことで、冷たさをキープできるといいます。
500㎖のペットボトルに使用した場合、どの程度冷たさをキープできるのでしょうか。
自動販売機で買った水2本のうち、一方のみに『やわらかアイスパック』を巻き付け、同条件で放置し、温度の変化を観察していきます。
開始時の温度はいずれも5℃前後。約27℃の室内に放置して、実験をしました。
『やわらかアイスパック』を巻き付けたほうを『A』。そのままの状態のほうを『B』とします。
医薬品の品質・純度・強度の基準などが定められている『日本薬局方』によると、冷水の定義は10℃以下。
100円ショップの保冷剤は、どれくらいの時間、冷水の状態を保つことができるのでしょうか。
30分後
スタートから、30分放置した結果がこちら。
『A』:4.9℃→6.1℃(+1.2℃)
『B』:5.2℃→10.6℃(+5.4℃)
『A』のほうは、約1℃のアップ。『B』のほうは5℃以上アップしていました。
『B』は早くも冷水の定義から外れてしまっています。
『やわらかアイスパック』をさわってみると、少し溶けてシャリシャリとしていますが、まだまだ冷たさをキープできていました。
1時間後
開始から1時間後の結果が、こちらです!
『A』:4.9℃→8.1℃(+3.2℃)
『B』:5.2℃→14.4℃(+9.2℃)
実験開始から、『A』は約3℃、『B』は約9℃、温度が上昇しました。
『やわらかアイスパック』を確認してみるとまだ冷たさは残っていますが、かなり柔らかくなっていて、溶けかかっていることが分かります。
『やわらかアイスパック』を巻けば、1時間経った状態でも、まだまだ冷たさをキープできているといえるでしょう。
1時間30分後
実験開始から1時間30分が経ちました。それぞれの温度はどうなっているでしょうか。
結果はこちらです!
『A』:4.9℃→11.4℃(+6.5℃)
『B』:5.2℃→16.8℃(+11.6℃)
『A』も10℃を超えたので、ここで実験を終了します。
『やわらかアイスパック』は完全に溶けて、ほぼ凍らせる前の状態に戻っていました。
『やわらかアイスパック』の持続時間は…
実験の結果、『やわらかアイスパック』が冷たさをキープできる時間は、1時間~1時間30分の間ということが分かりました。
もちろん、内容量や外気温の違い、保存方法などによって前後するでしょうが、通勤時やちょっとした外出時などには十分でしょう。
220円で手に入るとは思えないほどの、パフォーマンスを発揮してくれた『やわらかアイスパック』。
気になった人は、キャンドゥで手に取ってみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]