スイカの種って、食べてもいいの? 農園の注意喚起に「軽く考えてた」「そんなことに…」
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夏の食べ物といえばやはりスイカです。冷やしたスイカを思いっきり頬張って食べるのは最高ですよね。
ただ、スイカを食べる上で面倒なのが大きな種。筆者は「そのまま食べてしまおうか」と思うこともありますが、種を飲み込んだらどうなるのでしょうか。
スイカにまつわる都市伝説を農園に聞いてみると…
筆者が子供の頃、スイカの種にまつわるさまざまな都市伝説がありました。例えば、『スイカの種を食べるとお腹の中で発芽する』という話です。
これについて、長野県松本市にあるスイカ農園の南原ファームに聞いてみると…。
一般的に、スイカの種が人体で発芽することはありません。
スイカの種は発芽するために適切な条件が必要であり、人体ではそれらの条件を満たすことができないのです。
そもそも、種の中にある胚芽が発芽するには、水分や空気といった、発芽に適した環境が必要。胃の中では発芽する条件がそろうことはまずありません。
こうした理由から、スイカの種を食べるとお腹の中で発芽するというのは、まったくのウソということです。
ほかにも、『スイカの種を飲み込むと盲腸になる』という話を耳にしたことはないでしょうか。
これについても、南原ファームから以下の回答がありました。
スイカの種を食べることによって盲腸になるという主張は、科学的には支持されていません。
スイカの種を摂取しても盲腸になるリスクはありませんよ。
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続けて、南原ファームはいくつかの注意を呼び掛けています。
スイカの種は硬くて食べ応えがあるため、食べ過ぎると消化器系に負担をかけることがあります。
スイカの種を飲み込んだ場合、喉や消化管に詰まる可能性があるため、十分注意が必要です。
ほかにも、喉や消化管に詰まる可能性もあり、幼い子供がスイカの種を誤飲した場合には、速やかに医師に相談することが必要だといいます。
スイカの種を飲み込んでも体内で発芽したり、盲腸を引き起こしたりする原因にはならないとのこと。
ただし、喉や消化管に詰まることもあるため、面倒でも取り除きながら食べるとより安全においしくスイカが楽しめるでしょう。
ちなみに、『ピノダディ』や『ピノガール』と呼ばれる、従来よりも種が小さく、そのまま食べても種が気になりにくい品種があります。
「種を気にせずに食べたい!」と思ったら、こうした種がない品種を試してみるのもおすすめです。
南原ファームのウェブサイトでは、ほかにもスイカにまつわる情報を発信しています。気になる人は覗いてみてくださいね。
南原ファーム
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]