冷蔵庫でも節電できる! 中身を冷やしたまま電力を抑えられる方法4選
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- 出典
- 政府広報オンライン
節電したいと思っても、一体どこから始めればいいのか悩んでいませんか。毎日使うものだからこそ見直したいのが冷蔵庫です。政府広報がおすすめする節電ポイントを意識すれば、適切な節電をしやすくなります。
庫内を温めずに上手に節電する冷蔵庫の使い方
エアコンの調節や小まめな消灯のほか、節電でできることがあればもう少しやってみたい、と考えている人も多いでしょう。そんな時には冷蔵庫の使い方を工夫してみるのがおすすめです。
冷蔵庫の節電と聞くと、「庫内が温まってしまったら食材が心配」と思うかもしれません。確かに、むやみやたらと節電すると日常生活の質が下がりがちです。そこでおすすめしたいのが、政府広報オンラインが提案する、冷蔵庫の節電方法です。
1.設定温度を控えめにして扉の開閉数を少なくする
ほとんどの冷蔵庫では、庫内の設定温度が調節できるようになっています。夏場は「中」、冬場は「弱」に設定しましょう。この設定なら消費電力を抑えられます。22℃の室温で「中」に設定すると、「強」よりも年間で約1千670円の節約になるそうですよ。
また、扉を開閉する頻度も下げましょう。扉を開けると庫内の冷気が逃げ、冷蔵庫はまた庫内を冷やし直すために電力を使います。扉の開閉が少なければ少ないほど節電効果が高くなります。
2.入れる食材の量はほどほどに
庫内にものを詰め込みすると、庫内で冷気が循環しづらくなり、均一に冷えづらくなってしまいます。また、庫内温度の上昇の原因にもなるため、ここでも余計な電力が消費されることに。
できるだけ庫内を整頓して、均一に冷えるようにしましょう。詰め込まれた冷蔵庫と半分にした冷蔵庫の電気料金を比較すると、約1千880円の差が出るそうです。
冷気が出る吹き出し口の場所が分かるのなら、近くをできるだけ空けておき、冷気の循環をよくする工夫もおすすめです。
3.飲み物や料理は冷やしてから入れる
まだ冷えていないお茶や料理を冷蔵庫に入れると、庫内の温度が上昇し、余計な電力が消費されます。また、周囲の食品が熱で傷んでしまう可能性も。できるだけ粗熱を取ったり、完全に冷ましてから庫内で保存しましょう。
4.壁から離して放熱スペースを作る
冷却機能により、冷蔵庫は周囲に熱を放ちます。もしも冷蔵庫が壁などに密接していると、効率よく放熱できないため、冷蔵庫そのものが熱を持ってしまいかねません。その冷却で電力が消費されてしまうので、もったいないですよね。
上手にスペースを作れば放熱がうまくいき、余分な電力を使わずにすむため、冷蔵庫の設置場所を確認してみてください。
冷蔵庫の側面は0.5~2cm、上部は5~30cm離すことが一般的です。ただ、冷蔵庫によっては背面もスペースが必要なことがあるため、取扱説明書で確認しておきましょう。
このように、庫内の温度を適切にキープしながら節電する方法はいくつもあります。食材の衛生と安全性を保ちながら節電できる方法を取り入れて、上手に電気料金の高騰に対応していきましょう。
簡単にできる節水も意識してみよう
日々の生活で水を使うシーンは多いですが、キッチンでいえば洗い物がもっとも水を使う作業でしょう。
節水のためには、洗う前の準備から重要です。
まず、汚れた食器は重ねないこと。重ねることで汚れがほかの食器にも移ってしまうのを防ぎます。また、カレーやパスタソースなどのような油汚れなどがひどいものは、事前に新聞紙などでふき取ってしまうのもおすすめ。
手間に感じるかもしれませんが、ほかの洗い物に汚れが移ることもなく、その後の洗い物がうんと楽になり、節水につながります。
洗う際は、コップなど、汚れの軽いものから順に洗っていきましょう。これで、スポンジを通して汚れを移してしまうことを防げます。
すすぎは、もっとも水を使うシーン。洗い終わったら1枚1枚すすいでいくのではなく、最後にまとめてすすぎます。すすぎに使った水がほかの食器にもかかっていくので、結果として少ない水ですすぎを完了させることができるのです。
これらのちょっとした工夫で、節水と洗剤の節約にもつながります。ぜひ、試してみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]