シャンプーが液漏れするのはなぜ? 花王の解説に「納得」「そういうことか」
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- 出典
- 花王
お風呂にあるポンプタイプのシャンプーやボディウォッシュから液漏れしていたことはありませんか。「触った覚えはないのに…」と思うなら、もしかすると環境が悪かったのかもしれません。原因と対策のご紹介です。
液漏れは置き方や環境が原因だった
「ポンプを触っていないはずなのにシャンプーが漏れていた」「ボディウォッシュが勝手に減っているような…」それは怪奇現象ではありません。ポンプを押していない場合でも、シャンプーやボディウォッシュのボトルから液漏れが起きてしまうことがあるのです。その原因を花王が詳しく教えてくれました。
原因は「空気の膨張」。ボトル内の空気が膨張し、中身を押し出してしまうのです。
従来、ポンプには空気が出入りするための通路があるのですが、ボトルが倒れたり傾いたりすると、中身が通路を塞いでしまうことがあります。その状態で空気が膨張すると自然に中身が押し出されるのだそうです。
このように中身が押し出されやすいのは、「変形しづらいボトル」「残量が少ないボトル」「液体の粘度が低い製品」なのだとか。愛用のシャンプーやボディウォッシュを確認してみたら、この条件のどれかに当てはまっているかもしれません。
もっとも手軽な防止策は空気の膨張を避けることです。空気の膨張は温度の上昇が原因のため、簡単にいえば、温度が上がらない場所で保管すればOKということになります。
花王によると、直射日光を受ける窓際は温度変化によって空気が膨張しやすいため、置かないほうがよいとのことです。また、浴室乾燥機を使う時には浴室から出すこともおすすめしています。
手間をかけられる人なら、シャンプーやボディウォッシュはお風呂場の外に置き、バスタイムに持って行くのもよい対策になりそうです。また、少し機能は落ちてしまいますが、浴室乾燥機をかけるときにはドアや窓を少し開けておくのも膨張防止になるでしょう。
液漏れしたらポンプの詰まりを回復させて
シャンプーやボディウォッシュが漏れてしまったら、空気の通り道を回復させてあげましょう。ポンプを洗えば大丈夫です。
1.取り出したポンプを数回空押しして、チューブに残っている液をすべて出します。
2.ポンプの外側とチューブ内をしっかり洗います。内側を洗うときには洗面器などに水を溜め、ポンプを浸けて数回押しましょう。
3.洗面器にぬるま湯を溜め、ポンプ全体を30分ほど浸け置きした後、ぬるま湯に入れたままポンプを押してきれいに洗います。
4.ポンプの水気をよく切って完了です。
回復作業には少し手間がかかりますが、空気の通り道が回復するだけではなく、ポンプ自体の洗浄にもなります。衛生面でもメリットがありますので、よい機会になるかもしれません。
お風呂場で予想外の液漏れを見つけても、「オカルトなの?」「不審者が侵入した?」と心配しなくてもよさそうです。保管場所に気を付けて、お気に入りのシャンプーやボディウォッシュを使ってくださいね。
[文・構成/grape編集部]