未開封のパンの袋に水滴…? 正体に「そういうことか」「合点がいった」
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- 出典
- 山崎製パン
スーパーなどでパンを購入して家で見てみると、買ったばかりのパンなのに、袋の内側に結露が発生していた経験はありませんか。食べても平気かどうか、迷われたことがある人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、製パン企業として有名な山崎製パンのホームページから、「パンの包装紙の内側に結露が発生している場合、食べても大丈夫なのか」という疑問を解決します。
原因は「温度変化」
開封していないのに、なぜ袋の内側に結露が生じるのか。その原因は、温度の変化による自然現象です。
一般的に、パンには35%~40%もの水分が含まれています。そのため、温度の変化が起こると袋の中の水蒸気が細かい水滴となり、袋の内側に結露のように現れることがあります。
温度の変化が起こる原因はさまざまです。買い物袋に冷凍食品と一緒にパンを入れた場合や、冷蔵庫の開け閉めで庫内の温度が高まったことなどで、結露が現れることがあります。
運搬の過程や、パンの種類によって材料や製造過程等が異なるため、一概にはいい切れませんが、急激な温度変化によって結露が生じやすくなる覚えておきましょう。
結露が生じた場合食べても平気か
山崎製パンによると、基本的に品質に影響はなく、ほとんどの場合は時間の経過とともに水滴は消えるのだそう。
しかし、結露が生じたままパンを放っておくと、カビの原因になります。購入したパンは、なるべく早めに食べるようにしましょう。
温度変化の影響はほかにも
急激な温度の変化による影響は、結露が発生することだけではありません。
例として、パンの袋が膨らむことが挙げられます。袋の中の空気が暖まると、熱エネルギーが高まり、空気の体積が大きくなります。そのため、パンを包装した際よりも気温が上昇すると、パンの袋が膨らむことがあるのです。
また、気温の変化だけでなく、パンの発酵が進んだ場合も包装紙が膨らむことがあります。
消費期限以内の製品の場合、過度な心配はいりませんが、保存状態が悪いと消費期限内の商品でも発酵が進んでしまうおそれがあります。パンを開封した際に、変な臭いやネバツキ、酸味、変色などが見られた場合は、速やかに処分してください。
パンの包装紙の内側に発生する結露は、品質には何の問題もありません。しかし、長期間そのまま保管してしまうと、品質に影響がある場合もあるため、保管場所や消費期限はよく守り、おいしく食べましょう。
[文・構成/grape編集部]