コーヒーフィルターがない時の代用品6選! 道具ごとの使い方を紹介
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自宅でコーヒーを飲もうと思った時に、コーヒーフィルターがなくなっていて困っている人も多いのではないでしょうか。
「わざわざ買いに行くのは面倒」「家にあるもので代用したいけれど、何を使えばいいのかわからない」と悩んでしまいますよね。
そこで本記事では、コーヒーフィルターの代用品を紹介します。コーヒーフィルターの代用品を使ったコーヒーの淹れ方も紹介しますので、自宅にあるものを活用したい人は、ぜひ参考にしてみてください。
コーヒーフィルターの代用品6選
コーヒーフィルターの代わりに使える道具は、以下のとおりです。
ここでは、それぞれのアイテムの特徴や使う時の注意点について解説します。自宅にあるものを活用してコーヒーを淹れてみてください。
茶こし
紅茶や抹茶を淹れる時に使う茶こしを使えば、コーヒーフィルターと同じようにコーヒーの粉と液体を分けられます。
茶こしは金属でできているため、紙のように破れないのがメリット。壊れない限りは繰り返し使えるため経済的で、ゴミが出ないのもポイントです。
ただし、茶こしは網目が粗いので、コーヒーの粉が通り抜けてしまう場合も。
網目の粗さは数字で表記されており、数が大きいほど細かくなります。茶こしをコーヒーフィルターの代わりとして使う場合は、網目の粗さを表す数字をチェックしましょう。茶こしでコーヒーフィルターの代用をする際の使い方は、以下のとおりです。
コーヒーフィルターよりも網目が粗い茶こしを使う際は、ドリップの速度が速くなるので、ゆっくりお湯を注ぐようにしましょう。
また、コーヒーの粉が細かいと網目をすり抜けてしまう場合があります。コーヒーミルでコーヒー豆をけずって使う際は、少し粗めにするとよいでしょう。
キッチンペーパー
キッチンペーパーは、コーヒーフィルターと同じパルプが原料です。代用品の中でも使いやすく、コーヒーフィルターを使った時と近い味になります。キッチンペーパーを常備しているなら、コーヒーフィルターがなくなってしまった場合に使ってみてください。
ただし、薄いものは破けやすいので、厚めのものを選びましょう。
また、キッチンペーパーには漂白剤が使われているものもあります。代用する際は、口に入れても害がない『酵素漂白タイプ』であるかチェックしてみてください。キッチンペーパーでコーヒーフィルターの代用をする時の手順は、以下のとおりです。
三角形の底辺がドリッパーの幅と同じくらいになるように折ると、セットしやすくなります。
キッチンタオル
キッチンタオルは、キッチンペーパーと同じようにテーブルやコンロ周りの掃除や、野菜や生ものの水気を取るために使います。表面に凹凸があり、吸収力が高いのが特徴です。
生地が丈夫なためお湯をかけても破れにくく、カスがコーヒーに入る心配もほとんどありません。厚みもあるため、コーヒーの雑味を吸い取ってくれ、すっきりとした味に。
ただし厚みがある分、ドリップにやや時間がかかってしまいます。
コーヒーを淹れる際はキッチンペーパーと同様に折り曲げて使いましょう。キッチンタオルでコーヒーフィルターの代用をする際の手順は、以下のとおりです。
キッチンタオルの角を合わせ、三角形に折りたたんで使ってみてください。
お茶パック
お茶パックの中にコーヒーの粉を入れ、お湯を注げばコーヒー液を抽出できます。
お茶パックにはいろいろな大きさがありますが、95cm×70cmのものがコーヒーフィルターの代替品としておすすめです。お茶パックでコーヒーフィルターの代用をする際の手順は、以下のとおりです。
お湯に浸したパックが水面に浮いてきたらスプーンで押さえつけ、しっかり抽出しましょう。コーヒーの粉の大きさに合わせて、浸けおく時間を調整してみてください。
お茶パックを利用すれば、水出しコーヒーもできます。コーヒーの粉が入ったパックをボトルに入れて水を注ぎ、冷蔵庫で8時間ほど冷やしてください。
ドリップバッグ
コーヒーをろ過するのに使うドリップバッグでも代用可能です。コーヒーフィルターと用途が同じであるため、代用品として問題なく使えます。
特にフック付きのものだとカップに引っ掛けられ、コーヒーを淹れやすいでしょう。ドリッパーがなくてもコーヒーを淹れられるので、アウトドアをする時にも便利です。紙製のためコンパクトになり、持ち運びしやすいのもポイント。
ドリップバッグでコーヒーフィルターの代用をする際の手順は、以下のとおりです。
数回に分けてドリップし、時間を置いて蒸らすとより強く風味を感じられます。
油こし紙
油こし紙は、食用油を使った時に食材のカスと油を分けるために使うものです。
丈夫な素材なため破れにくく、コーヒーをきちんと抽出できます。紙の味もあまりしないので、コーヒーをおいしく飲めるでしょう。ドリップのスピードは、コーヒーフィルターを使う時と同じくらいです。油こし紙でコーヒーフィルターの代用をする際の手順は、以下のとおりです。
紙を折りたたむ前にドリッパーの幅を確かめておくと、セットした時に収まりやすくなります。
コーヒーフィルターの代用にならない3つのアイテム
コーヒーフィルターの代用に向いていないアイテムは次のとおりです。
コーヒーフィルターの代替品として使えない理由や、代用した場合の問題点についてそれぞれお伝えします。コーヒーフィルターがない場合であっても、代わりに使わないよう注意しましょう。
ティッシュペーパー
ティッシュペーパーは食用として作られていないため、口に入れるものに使うことはおすすめできません。
また、薄くてすぐにお湯が流れるため、しっかり抽出できないでしょう。ティッシュペーパーを使ったとしても、コーヒーの味が薄くなってしまいます。
さらにお湯をかけることで生地が破れ、コーヒーにティッシュペーパーが入ってしまう恐れがあります。ティッシュペーパーが混ざってしまうと味にも影響するため、コーヒーを淹れる場合はほかのもので代用しましょう。
コピー用紙
書類を印刷する際に使用するコピー用紙も、口に入れるものに使うのはおすすめできません。
コピー用紙でコーヒーを淹れようとしても水をあまり通さないので、ドリップにとても時間がかかります。また、苦味や雑味が出てしまっておいしく仕上がらないので、コーヒーのドリップに使用するのは避けましょう。
習字用半紙
習字をする時に使う半紙も、口に入れるものに用いるには不向きです。半紙は水に溶けやすいので、お湯をかけて使用するのには向いていません。
コーヒーを淹れても紙の匂いが残り、破れた半紙が口の中に入ってしまって不快に感じるため、使用は控えましょう。
代用品を探さずに済むコーヒーフィルター2選
紙製のほかに、以下のコーヒーフィルターもおすすめです。
これらのコーヒーフィルターは繰り返し使えるため、紙製のようになくなった時に代用品を探さずに済みます。それぞれの特徴や手入れの仕方を解説しますので、コーヒーフィルターを購入する際の参考にしてみてください。
金属製のコーヒーフィルター
金属製のコーヒーフィルターは長く使い続けられ、コーヒーの粉を直接本体に入れるためゴミを減らせます。紙製のものとは異なり、風味を吸着しにくいのが特徴です。紙製のコーヒーフィルターを使うよりも、しっかりとした味わいのコーヒーに。
金属製のコーヒーフィルターには、円すい型と台形型の2種類あります。
円すい型のほうが味が濃く出るので、好みにあわせて使うコーヒーフィルターの形状を選択しましょう。また、表面がツルツルしているので汚れが付きにくく、手入れがしやすいです。金属製のコーヒーフィルターの手入れの仕方は、以下のとおりです。
放置すると目が詰まったりカスが取れにくくなったりするため、使い終わったら早めに洗いましょう。コーヒーを抽出した時に出るコーヒーオイルは落ちにくいので、洗剤でしっかり洗い落とすのがポイントです。
ネルフィルター
ネルフィルターは布でできており、コーヒーの口当たりがまろやかになるのが特徴です。コットンやリネンなど柔らかい布が使われることが多く、素材によって味が異なります。破れるまで繰り返し使えるので、紙製のコーヒーフィルターを使うよりも経済的です。
また、直接コーヒーの粉を入れて使うため、ゴミも少なくなります。ただし、コーヒーの粉が張り付きやすいので、手入れに手間がかかってしまうのが難点です。ネルフィルターの手入れは、以下の手順で行ってみてください。
新品のネルフィルターを使う時は、水洗いをした後にコーヒーの粉を入れた水に浸けて煮立たせましょう。処理をしておくことで、汚れやノリが取れます。フィルターに残った成分が酸化するのを防ぐため、使用後は水に浸けて保管しましょう。
コーヒードリッパーの代用品2選
コーヒードリッパーがない時に代用品として使える道具は、以下のとおりです。
それぞれの代用品の使い方を解説します。外出先で手元にない時や、自宅のコーヒードリッパーが壊れてしまった時などに活用してみてください。
ペットボトル
コーヒードリッパーがない時は、ペットボトルを使いましょう。ペットボトルの先端をカットして逆さまにすると、円すい型のコーヒードリッパーのような形状に。コーヒーフィルターをはめ、コーヒーの粉を入れてお湯を注げばドリップできます。
500㎖のペットボトルのほうが、2ℓのペットボトルよりしっかりカップにはまります。安定感があって代用品として使いやすいため、自宅にペットボトルがある場合は使ってみましょう。
紙コップ
コーヒードリッパーがない時は、紙コップでも代用できます。紙コップの底につまようじで穴を数か所開けておき、コーヒーの粉をセットして上からお湯を注ぎましょう。
1か所だけ穴を開けると抽出に時間がかかるので、複数空けるのがポイントです。また、穴のサイズが大きいと粉が通過してしまう場合があるので、大きさに注意しながら空けましょう。
穴の大きさや数を調整でき、コーヒーフィルターを用意する必要がないので、ペットボトルよりも使いやすいです。自宅にコーヒードリッパーがない時だけでなく、キャンプやバーベキューなどのアウトドアをする際にも活用しやすいでしょう。
コーヒーフィルターが自宅にない場合はほかの道具で代用しよう
コーヒーを飲みたいと思った時にコーヒーフィルターがなくても、ほかの道具で代用が可能です。茶こしやキッチンペーパーなど、自宅にあるものを使ってコーヒーを淹れてみましょう。
同じ紙類でもコーヒーを淹れるには適していないものもあるので、使用する際は注意してください。コーヒーフィルターが自宅にない場合は、代用品でコーヒーを淹れてみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]