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布団のカビ取り方法6選! 対処せずに放置する弊害や予防法を解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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枕にスプレーを吹きかけている写真

※写真はイメージ

「布団にカビが生えてしまったけれど、どうすればよいか分からない」「布団のカビを取る具体的な方法が知りたい」と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。

布団は敷いたままにしておくと湿気がたまり、カビが発生してしまうことがあります。カビが生えた布団を放置すると、汚れが取れなくなったり、健康被害が生じたりすることも。

アレルギー症状や喘息などの悪影響を受けないために、カビが発生してしまった時の対処法を知っておくことが重要です。

そこで本記事では、布団のカビを除去する方法を解説します。布団にカビが生える原因や、普段からできる対策も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

布団にカビが生える原因は湿気と温度

布団にカビが生えている写真

布団の中は湿度と温度が高く、カビが生えやすい環境になっています。カビが発生しやすい条件は以下のとおりです。

  • 湿度が高い。
  • 適度な温かさ。
  • 皮脂や汗の付着。

カビは湿度が高く、およそ25~28℃の環境で発生しやすくなるそうです。体温で温められた布団は、カビが繁殖するのに適した温度になります。

また、カビは70%以上の湿度になると繁殖しやすくなるといわれています。布団は寝汗や結露によって湿気が溜まり、カビが生えやすい湿度になりやすいです。

寝ている時に出る汗や布団に付着した皮脂も、カビの養分となって繁殖を加速させる原因に。特に敷布団はカビが生えやすい条件がそろっているため、定期的に洗うなどの対策が必要です。

布団のカビ取り方法

布団にスプレーを吹きかけている写真

布団のカビ取り方法は、敷布団と布団カバー・シーツによって異なります。敷布団は家庭用の洗濯機で丸洗いできないため、スプレーなどを用いた局所的なカビ取りが必要です。

布団カバーやシーツは丸洗いできるため、つけ置きした後に洗濯機にかけてカビ取りをします。それぞれ正しい方法を理解して、布団を清潔な状態で保てるようにしましょう。

敷布団

敷布団はサイズが大きくて丸洗いが難しいため、重曹やエタノールスプレーを使ってカビ取りをします。敷布団のカビ取りに必要なものは以下のとおりです。

  • 重曹水(水100㎖に対して重曹小さじ1杯)
  • スプレーボトル
  • エタノールスプレー(アルコールスプレー)
  • ティッシュやキッチンペーパー

重曹水とエタノールは、布団専用のカビ取りスプレーでも代用可能です。必要なものが準備できたら、以下の手順でカビ取りを行います。

  1. 湿らせたティッシュでカビの表面を拭く。
  2. カビが生えている部分に重曹水をスプレーで吹きかける。
  3. 5分ほど放置して、浮き出てきたカビを拭き取る。
  4. エタノールを吹きかけて、さらに拭き取る。
  5. 乾くまで風通しのよい場所に放置する。

重曹水をかけると、カビを簡単に拭き取れるようになります。また、カビを拭き取った後にエタノールをかけて除菌することで、再発の予防が可能です。

カビ取りの手間を減らすために、重曹を使った汚れ落としだけでなく、除菌まで行うようにしましょう。

吹きかけた水が乾き切らないと、湿気でカビが生える原因になるため要注意です。スプレーをかけてカビ取りした後は、風通しのよいところでしっかり乾かしましょう。

布団カバー・シーツ

布団カバーやシーツは丸洗いできるので、つけ置き洗いでカビ取りをします。そのまま洗濯機にかけるよりも、漂白剤につけ置きしてから洗ったほうがカビは落ちやすいです。布団カバーやシーツのカビ取りに必要なものは以下のとおり。

  • 酵素系漂白剤
  • 歯ブラシ
  • ゴム手袋
  • ぬるま湯(40℃前後)

塩素系の漂白剤を使ってもカビ取りできますが、シーツやカバーが色落ちする可能性があります。そのため、つけ置き洗いをする際は、酵素系の漂白剤を使うのがおすすめです。必要なものが準備できたら、以下の手順で洗ってカビ取りをしていきます。

  1. 漂白剤を扱う前にゴム手袋を着用する。
  2. 洗濯機や浴槽にぬるま湯を入れて、漂白剤を溶かす。
  3. 漂白剤を溶かしたお湯に布団カバーやシーツを約1時間つけ置きする。
  4. 残っているカビをブラシで擦って落とす。
  5. すすぎと脱水を入念に行い、漂白剤を洗い流す。
  6. 乾くまでベランダなどに干しておく。

酵素系漂白剤には、布団についたカビ汚れを浮き上がらせる効果があります。そのため、何もせずに洗濯した時よりも、効果的に布団のカビをを落とせるでしょう。

カビ取りをする際に、酵素系漂白剤を素手で触ると、皮剥けや炎症などの健康被害が生じる可能性があります。手袋を着用し、商品の用法・用量を守って実施しましょう。

布団のカビ取りをせずに放置する弊害

体調不良な女性の写真

カビの生えた布団を使い続けると、健康被害をはじめとしたさまざまな弊害が生じます。厚生労働省の発表によると、カビが人体に与える被害は以下のとおりです。

真菌(カビ)及びダニは喘息の再発・悪化、アレルギーの原因になる可能性があること、真菌(カビ)等の発生は予防が可能であること、発生した真菌(カビ)等も一定程度除去可能であることから、真菌(カビ)等の対策にご留意いただきますようお願いいたします。

厚生労働省 ーより引用

カビを放置すると、身体を休めるための布団が健康被害の原因になりかねません。また、健康被害のほかに以下のような弊害も生じます。

  • カビが取れにくくなる。
  • シミになって見た目が汚くなる。
  • 臭いが部屋に充満する。

布団に発生したカビを放置しておくと、繁殖して黒いシミになります。カビによるシミは時間の経過とともに取れにくくなり、洗っても落ちなくなることも。部屋にカビの胞子が充満して、衣類などの布製品に臭い移りする可能性もあります。

人体への悪影響を始め、さまざまな弊害が生じるため、布団にカビが生えたのを確認したら、早めに対処するのが重要です。

布団のカビを取り切れない時の対処法

コインランドリーの写真

カビの範囲が広かったり、長期間放置されたりすると、スプレーだけでは取り切れない可能性があります。布団のカビを取り切れなかった際の対処法は、以下のとおりです。

  • コインランドリーで洗濯する。
  • クリーニングする。

コインランドリーは大容量の洗濯機が設置してあるため、布団のような大きなものも洗えます。敷布団も丸洗いできるため、カビ汚れを洗浄可能です。また、乾燥機を使って高温で乾かせるため、残ったカビ菌の死滅させる効果も期待できます。

クリーニングでは専用の洗剤を使用するので、カビ汚れの除去が可能です。店舗によっては、シミ抜きの技術を用いて、カビ汚れを落としてくれるところも。洗濯では落とせないカビ汚れもきれいにしてくれます。

自宅では落とせなかったカビ汚れも、クリーニングやコインランドリーを利用して対処可能です。自宅で行うカビ取りで、汚れを落としきれない時に利用してみましょう。

布団のカビ対策6選

布団乾燥機設置する写真

布団に発生したカビは自宅で取れますが、準備する手間や作業する時間がかかります。そのため、カビを発生させないように対策するのがおすすめです。

ここでは、布団のカビ対策方法について解説します。対策方法を理解して、カビの発生を防ぎましょう。

布団を干す

布団を定期的に干して乾燥させると、カビの発生を予防できます。布団は床に敷いて使用すると、湿気がたまってカビが生える原因に。特に梅雨の時期などは、床に置いておくとカビが発生しやすいです。部屋干しでもよいので、布団の湿気を取り除きましょう。

また、ベランダなどで天日干しすると、布団に太陽光が当たります。太陽光の紫外線には、カビの繁殖を抑える効果があるため、天日干しのほうがおすすめです。天気のよい日は、布団を外で干しましょう。

定期的に洗う

布団を洗濯すると、カビの原因になる雑菌を除去可能です。布団を使っているうちに、皮脂や汗が付着し続けます。皮脂や汗に含まれる雑菌はカビの養分になるため、繁殖を助長することに。

布団を洗濯すると、カビの原因になる汗や皮脂汚れを洗浄可能です。敷布団の洗濯が難しい場合は、カバーやシーツだけでも定期的に洗うようにしましょう。

敷いたままにしない

布団を敷いたままにしないだけでも、カビ対策になります。布団を敷いたままにすると、床との間に湿気がたまり、カビが発生しやすい環境に。使わない時に布団を畳んでおくと、床を乾かせて湿気がたまりにくくなります。

ただし、朝起きてすぐに布団を畳むと湿気がこもりやすいので、布団を畳む前に、1時間程度めくっておくのがおすすめです。

窓や壁から離して配置する

布団を窓や壁から10cm以上離して配置すると、カビが生えにくくなります。壁際は、湿気がたまりやすいのが特徴。また、窓際は結露が発生しやすいので、近くに布団を置くと、カビが生えやすいです。

そのため、布団を窓やベッドから離して置くと、カビ対策になります。スペースの問題で壁際や窓際に置かざるを得ない場合は、使わない時だけでも離すようにしましょう。

床に直接敷かない

布団を床に直接敷くと湿気がこもり、カビが発生します。特に冬の寒い時期は、体温によって温められた空気が敷布団と床の間で冷やされ、結露が発生しやすいので要注意です。

結果として、布団と床の間が常に湿った状態になっていることも。特に、床がフローリングの場合は、しっかりと対策する必要があります。布団が床に触れないようにしたい場合は、以下の対策をとるのがおすすめです。

  • すのこを敷く。
  • カーペットを敷く。

すのこを挟むと空気の通りがよくなるので、湿気がたまりにくくなります。すのこを利用しない場合は、カーペットを敷いてもよいでしょう。布団と床との温度差が軽減され、結露が生じにくくなります。

布団乾燥機を使う

布団乾燥機を使って湿気を飛ばすと、カビの発生を予防できます。カビは乾燥していて、温度が50℃以上の空間では活動できません。布団乾燥機を使えば、50℃以上の高温で乾かせるため、カビ対策に効果的です。

布団にたまった湿気が、カビの生える主な原因。日常的に布団乾燥機を使うと、湿気がたまりにくくなるため、カビ対策ができます。

布団乾燥機は導入費用が必要ですが、ほかの方法と比較して手軽にカビ対策できるのがメリット。忙しくて布団を干す時間がない人におすすめです。

布団のカビを予防できる収納方法3選

布団の写真

布団は使っていなくても、収納しておくだけでカビが生える可能性があります。収納時の対策をしておかないと、いざ使おうとした時にカビ臭くて使えないといったことも。

ここでは、収納時のカビ対策方法について解説します。カビに悩むことがないように、布団の適切な収納方法を押さえておきましょう。

除湿剤を置く

布団を収納する時に、除湿剤を一緒に入れておくとカビの発生を予防できます。布団をどれだけ清潔にしていても、梅雨や夏のように湿度が高い時期は湿気がたまりやすいです。除湿剤を入れておくと、湿度を下げてくれるのでカビが生えにくくなります。

畳んで収納する際は、布団の間に入れておくと効果的です。除湿剤は固形だけでなく、シート状の物も販売されています。布団の量や広さなど、自宅の収納環境によって使い分けましょう。

詰め込みすぎない

布団を収納する際に詰め込みすぎると、空気の通り道がなくなるので、湿気がこもります。布団の間にたまった湿気を放置すると、カビの原因に。

布団を収納する際は、過度に積み上げたり押し込んだりしないようにしましょう。収納スペースに余裕がない人方は、圧縮袋などの活用がおすすめです。

空気の入れ替えをする

ほかの対策方法を実施していても、収納したままだと湿気がたまってカビが発生することがあります。定期的に押し入れなどから布団を出して干すことが、カビ予防には重要です。全く使っていなくても、1か月に1回程度は布団を取り出して、収納し直しましょう。

布団のカビ取りをするだけでなく予防もしよう

起床し伸びをする女性の後ろ姿の写真

布団のカビ取り方法は、敷布団とカバー・シーツによって異なります。スプレーなどを使う自宅でできる方法を試しても改善しない場合は、クリーニングやコインランドリーを利用するのがおすすめです。

カビの程度や使用環境などによって適切な方法が異なるため、状況に合わせて手段を選択しましょう。また、カビ取りの手間をなくすためには、予防する方法を理解しておく必要があります。

日常的なケアから収納時の対策まで、カビの予防方法はさまざまです。生活スタイルに合った方法を実践し、布団を清潔な状態に保ちましょう。


[文・構成/grape編集部]

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出典
厚生労働省

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