lifestyle

布団を干す時間と頻度! 3つのメリットや5つの注意点も解説

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

ベランダに布団を干している写真

※写真はイメージ

「布団を干す最適な時間が知りたい」「布団を干しっぱなしにして、傷まないか心配」「どれくらい干せばよいのかが分からない」と悩んだ経験がある人もいるでしょう。

布団を干すのに最適な時間は、素材の種類や季節によって異なります。布団を干すと、ダニやカビの繁殖を防止可能です。しかし長い時間干すと、生地を傷めてしまう可能性も。

布団を清潔な状態で長期間使用するためには、干す時間の目安を知っておくことが重要です。そこで本記事では、季節や布団の素材別に最適な干し時間を解説します。

外干しの時間が取れない時の対処法や、布団を干す時の注意点も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

【季節別】布団を干す時間と頻度

目覚まし時計の写真

布団を干す最適な時間は季節によって異なり、気温や日差しの強さに応じて調整する必要があります。また、布団の素材によっても、干す頻度や適切な時間はさまざまです。布団を清潔な状態で長く使うために、干す時間と頻度の目安を理解しておきましょう。

夏は気温が高く、日差しが強いため、ほかの季節よりも干す時間を短くする必要があります。布団の種類や素材ごとの干し時間・頻度は以下のとおり。

種類素材時間(片面)頻度
敷布団綿約2時間週1回
ポリエステル約1.5時間週1回
羊毛約30分月2回
羽毛約30分月1回
掛布団綿約2時間週2~3回
ポリエステル約2時間週1回
羊毛約1時間月2~3回
羽毛約30分月1回

夏は長時間干すと、布団の生地を傷めてしまう可能性があるため要注意です。特に、羽毛や羊毛が使われているものは傷みやすいので、30分~1時間程度にしましょう。

干す時間は短くしますが、夏は汗をかいて布団に湿気が溜まりやすいため、高頻度で干すことが重要です。

また、布団を干すのに適した時間帯は9~12時。早朝や夕方は湿気が多く、昼過ぎだと日光が強すぎて布団の生地を傷めてしまう可能性があります。夏に布団を干す場合は、短時間で取り込みましょう。

冬は気温が低く、日差しが弱いため、ほかの季節と比較して長めに布団を干します。布団の種類や素材ごとの干し時間・頻度は以下のとおりです。

種類素材時間(片面)頻度
敷布団綿約3時間週1回
ポリエステル約2時間週1回
羊毛約1時間月2回
羽毛約1時間月1回
掛布団綿約4時間週2~3回
ポリエステル約3時間週1回
羊毛約1.5時間月2~3回
羽毛約1.5時間月1回

冬は干す時間が短いと、布団の湿気を飛ばしきれません。特に、綿など水分をよく吸収する素材を使った布団は、長めに干すようにしましょう。

また、布団を干すのに適した時間帯は11~15時。冬は日が出る時間が遅く、午前中は気温があまり上がりません。また、8~10時頃は、気温差によって結露が生じ、湿度が高くなります。

そのため、冬に布団を干すタイミングは、昼過ぎがおすすめです。15時以降は気温の低下とともに湿度が高くなるため、干しすぎにも注意しましょう。

春・秋

春や秋は、夏と冬の中間あたりの時間が目安です。布団の種類や素材ごとの干し時間・頻度は以下のとおり。

種類素材時間(片面)頻度
敷布団綿約2~3時間週1回
ポリエステル約1.5~2時間週1回
羊毛約1時間月2回
羽毛約30分~1時間月1回
掛布団綿約3~4時間週2~3回
ポリエステル約2~3時間週1回
羊毛約1~1.5時間月2~3回
羽毛約1時間月1回

春や秋は、日照時間と気温によって、布団を干す時間を調整するのがポイントです。干す時間は、夏の前後であれば短め、冬の前後であれば長めにしましょう。

また、干す時間帯は日が出ている10~15時がベスト。春に布団を長時間干すと、花粉が多く付着する可能性があるため要注意です。日照時間や気温以外に季節の特性も考慮し、干す時間と頻度は調整しましょう。

布団を干す3つのメリット

布団を干す写真

ここでは、布団を干すメリットを解説します。布団を干す必要性を理解するためにも、メリットを知っておくことが大切です。それぞれ解説するので、ここでしっかり確認しておきましょう。

ふかふかになる

布団を干して乾燥させると、生地に含まれた水分が抜けてふかふかになります。人は寝ている間にコップ1杯ぶんの汗をかくといわれており、布団に吸収された寝汗は敷いているだけでは蒸発しません。

寝汗や湿気で水分を含んだ布団は、重くなってつぶれやすくなります。つぶれた布団は、寝心地に影響が出るため、定期的に干してふかふかの状態を保ちましょう。

また、布団を干してふかふかにすると、中に空気を含みやすくなるため、保温効果が高まります。特に、羽毛布団のような厚めのかけ布団はその影響が大きいです。ふかふかの状態を維持できるのは、布団を干す大きなメリットになります。

ダニの繁殖やカビの増殖を防げる

布団を天日干しすると、ダニやカビ対策が可能です。布団を使っていると、湿気や皮脂がたまり、ダニやカビが繁殖しやすくなります。

ダニやカビは紫外線に弱いので、天日干しするのがおすすめです。定期的に布団を干すことで、カビやダニの発生・繁殖を抑えられます。

また、湿気を飛ばせることも、ダニやカビ対策になるといわれる理由です。部屋干しする場合は、紫外線が布団に当たらないこともありますが、湿気は飛ばせます。清潔な状態で布団を利用するために、定期的に干すようにしましょう。

臭いを予防できる

布団を干して乾燥させると、雑菌の繁殖を抑えられるので、嫌な臭いを予防できます。布団には、寝ている間に出る汗や皮脂が付着しており、雑菌が繁殖しやすいです。

雑菌が繁殖したまま放置しておくと、嫌な臭いが発生してしまいます。菌は乾燥している環境では活発に増殖できないため、布団を干して湿気を飛ばすのが有効です。

また、外干しをすると紫外線の殺菌効果によって、さらに菌の繁殖を抑制できます。汗や菌による臭いを予防するためにも、布団を干すのがおすすめです。

布団を干す時の5つの注意点

布団を干す写真

布団を干す際のポイントを押さえておかないと、生地を傷めてしまうことがあるので要注意です。生地が傷むと、寝心地の悪化につながります。

睡眠の質を高めるためにも、布団を干す際の注意点を知っておくことが重要です。注意点を理解し、正しい方法で布団を干せるようになりましょう。

カバーやシーツをつけたまま干す

布団を外で天日干しする際は、カバーやシーツをつけたままにしましょう。布団は直射日光に当てすぎると、生地が日焼けして色あせたり、傷んだりする可能性があります。特に羽毛布団は生地が熱や日光に弱く、干している間に傷みやすいです。

直射日光に当てすぎると、布団が固くなって使用感に影響が出てしまうことも。直射日光を避けるために、カバーやシーツをつけたまま干すようにしましょう。シーツなどがない時は、布団干しカバーを利用するのがおすすめです。

長時間干さない

布団を長時間干すと、生地が傷む可能性があります。強い日差しに長時間さらし続けると、熱によって布団の生地が固くなったり、色あせて変色したりすることも。特に、夏のような日差しが強い時期は注意が必要です。

また、夕方まで布団を干しておくと湿気を吸い込み、干した意味がなくなってしまいます。布団を干す時は長くても3~4時間程度にしましょう。

途中で裏返す

布団を干す際は、途中で裏返して、両面に日光を当てましょう。特に敷布団は、寝汗や床との間の湿気によって両面とも湿った状態になりやすいです。干す際に裏返さないと、片面は熱で生地が傷んでしまい、反対の面は湿気がたまっている状態になることも。

全体を均等に乾かすために、1~2時間を目安に布団を裏返します。掛け布団の場合は、身体に接している面に湿気がたまりやすいため、該当する面を長く干してもよいでしょう。

強く叩かない

布団を叩くと、衝撃で綿がつぶれて、生地を傷めてしまいます。布団を叩くと出てくるホコリは、中綿の繊維が崩れて出てきているものです。また、布団を叩くと、内部のダニの死骸などがつぶれて、外に出ていきにくくなります。

叩くほどホコリが出てきれいになるように見えますが、綿がつぶれていくだけです。布団は叩かずに、表面をなでるだけにしましょう。

干した後に冷ます

布団を干した後、すぐに畳むと熱が冷めた時に湿気が溜まって、カビが発生する原因になります。干して取り込んだばかりの布団は、中に熱がこもっている状態です。

熱を持ったまま折り畳むと、冷めた時の温度差で湿度が上がります。特に、羽毛布団のような厚みのある布団は湿度が高まりやすいので要注意です。布団を干した後はすぐに片付けずに、10~15分程室内で冷ましましょう。

布団を外に干せない時の対処法3選

布団を部屋干しする写真

仕事などが忙しく、定期的に布団を外干しできない人は、対処法を知っておきましょう。定期的に布団を手入れしていないと、カビやダニが発生する原因になります。外干しできない時の対処法を押さえて、布団の手入れをしてみてください。

部屋干しをする

布団を部屋干しすると湿気を飛ばせるので、カビ予防などの効果が期待できます。部屋干しは、天候や花粉の影響を受けないのがメリット。天気の悪い日や花粉の多い日など、外干しが難しい時でも布団を乾かせます。

部屋干しをする時は、布団を物干しやハンガーラックにかけて3~5時間放置しましょう。エアコンの除湿機能や扇風機の風を当てると、さらに効果が期待できます。

布団乾燥機を使う

布団乾燥機は高温乾燥ができて湿気を飛ばせるので、外干しできない場合に活用するのがおすすめです。高温の風によって、布団を温めて乾燥させます。50℃近い高温で乾燥させるので、ダニやカビの繁殖を抑制可能です。

また、布団乾燥機を使えば干す手間を省けるだけでなく、天候に左右されないのがメリット。梅雨など、なかなか布団が外干しできない時期に、週1~2回使うのがおすすめです。

コインランドリーの乾燥機にかける

コインランドリーの乾燥機にかけると、外干しと同様の効果が得られます。コインランドリーの乾燥機は、約60~80℃の熱風を布団に当てて乾かすのが特徴。布団の中にある湿気を飛ばせるので、カビやダニの繁殖を抑制可能です。

コインランドリーにある乾燥機の所要時間は30~50分、料金は約300円からが目安。布団の素材によっては乾燥機にかけられないものもあるため、利用前に洗濯表示を確認しておきましょう。

布団を干す時間を押さえて清潔な状態を保とう

元気に目ざめる女性の写真

布団を干す最適な時間は、季節や素材によって異なります。干す時間帯も季節によってさまざま。状況に応じて、適切な時間を選べるようにしておきましょう。

布団を干すとダニやカビの繁殖を抑えるメリットもある一方で、ポイントを押さえないと生地を傷めてしまう可能性があります。

長時間干したり、布団を叩いたりしないことが重要です。また、天気の悪い時期や仕事が忙しい時は、布団を干せないこともあります。干せない時の対処法も理解して、布団を清潔に保ちましょう。


[文・構成/grape編集部]

石川遼が結婚した奥さんはどんな人? 子供とのエピソードに「尊敬しかない…」プロゴルファーとして活躍している石川遼(いしかわ・りょう)さんが結婚した奥さんや子供、現在の活躍など、さまざまな情報をご紹介します!

三上博史って結婚してる? プロポーズし続けた相手が気になる!俳優として活躍している三上博史(みかみ・ひろし)さんが結婚しているのかや、現在の活躍ぶりなどさまざまな情報をご紹介します!

Share Post LINE はてな コメント

page
top