いろいろあるチューブからし エスビー食品に聞いた使い分けに「トンカツはそっちか」
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※写真はイメージ
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- 取材協力
- エスビー食品株式会社
チューブ調味料のからしには、『本からし』と『和からし』と書かれた製品があります。この2つの違いは何か知っていますか。
また、西洋料理で使うことが多いマスタードと、日本のからしの違いについても知らない人は多いでしょう。
『本生本からし』『本生和からし』などを販売する、エスビー食品株式会社(以下、エスビー食品)に聞いてみました!
からし原料が違う!
そもそも、からしとはなんなのでしょうか。エスビー食品に聞いてみると…。
アブラナ科の植物である、からし菜の種子を加工したものが、からしです。からしは練りからしやマスタードの原料として利用されます。
からし原料の種類は大別して、和からし、黒からし、白からしの3つの品種があり、それぞれの特徴を生かして利用されます。
黒からしは昔から日本ではあまり利用されていません。
※写真はイメージ
では、本からし、和からし、マスタードの製品は何が違うのでしょうか。同じく、エスビー食品に聞いたところ、このような回答がありました。
当社の『和』とつくからし製品は、和からしを主原料としており、辛さは強めです。
それ以外のからし製品は和からしと白からしをブレンドしていることが多く、辛さは若干抑えめです。
マスタードは白からしを主原料とした製品で、辛さはほとんどなく、マヨネーズ感覚で楽しめます。
例えば、エスビー食品が販売している『本生本からし』と『本生和からし』は、実はからし原料のブレンドが異なります。
また、『本生和からし』と『マスタード』は、原料となるからしの種類そのものが異なるため、味わいも見た目も大きく違うのです。
からしの使い分けのポイント
それぞれに原料や配合、辛さの特徴が異なる本からし、和からし、マスタードのチューブ調味料。どのように使い分ければいいのでしょうか。
エスビー食品からアドバイスをもらいました。
『本生和からし』『和風ねりからし』など『和』とつく製品
「ツーンと鼻に抜ける辛みが特徴で、和風メニューにぴりっとした辛さを添えます。おでん、豚の角煮、納豆、魚フライ、からし和えなどに適しています」とのことです。
『本生本からし』などのからし製品
「ピリっとした辛みの和からしと、辛みのマイルドな白からしをバランスよく配合。程よい辛さと口に広がる香りが特徴です。シューマイ、納豆、春巻、とんかつ、からし和えなど、和洋中さまざまな料理に使用できます」とのこと。
『マスタード』
「マスタードは芳醇なからしの香りを楽しめるのが特徴。酢や塩などの調味料も加わり、マヨネーズ感覚で使える風味です。つぶ入りタイプはからしの粒々がアクセントで、ホットドッグ、サンドイッチ、ハンバーガーなどに適しています」とのこと。
また、「からしの辛み成分は、アリル芥子油(からしゆ)というもので、わさびと同じ。揮発成分で熱に弱く、加熱すると辛みが飛びやすいので注意しましょう」とアドバイスがありました。
料理をよりおいしく味わいたいのなら、本からし、和からし、マスタードのチューブ調味料をうまく使い分けましょう!
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]