違法購入され施設に捨てられた子ライオン『ランバート』 毛布を手放せない切ない理由
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日本のペット放棄は後を絶たず、悲しい結末を迎えてしまう動物が多くいる現状です。
アメリカ・テキサス州でも無責任な飼い主の行動に振り回され、野生へと戻ることができなくなった一頭のライオンがいます。
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アフリカライオンのランバート(Lambert)は、ある家族に違法で購入されたライオンでした。
購入理由は、「ライオン・キング」を見た子供たちに「シンバが欲しい」とせがまれたため。しかし、素人がライオンを育てることはできず、生後3か月にして持て余すという身勝手な理由で施設に相談します。
野生動物保護施設に引き取られたランバート
野生動物保護団体の創立者であるヴィッキーさんが、所有者からランバートを救出することに成功。
殺処分という最悪の事態を免れたものの、人間と一緒に暮らし、人に慣れ過ぎてしまっているため、野生には戻せない状態になっていました。
生まれた直後から人間の家庭で育ったランバートにとって、野生での生活に必要な知識や本能はほとんど身についていません。保護施設での生活が、この先の唯一の選択肢となったのです。
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新しい環境に不安を抱える子ライオン
保護施設に到着すると落ち着きなく歩き回り、初めての場所で不安な表情。安心して眠ることもできなくなっていました。
ライオンとはいえ、幼いランバート。とてもショックを受け、家族のいない寂しさに、押しつぶされそうになったのかもしれません。
知らない場所で、知らない人に囲まれた状況は、生後3か月の子ライオンにとって大きな試練だったことでしょう。
一枚の毛布が安眠をもたらした
見かねた飼育員さんは、ランバートが祖父のベットで一緒に寝ていたことを聞いていたため、同じように毛布を一枚与えます。
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すると、家族と一緒にいる時を思い出したのか、眠りにつくことができました。
慣れ親しんだ家族のぬくもりを思い起こさせたのか、たった一枚の毛布がランバートに落ち着きをもたらしたようです。
その後も毛布に包まれることで、寂しさを紛らわし、飼育員さんたちの愛情を受けながら成長していきます。
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2年後、立派に成長したランバートの今
それから、2年が経ち立派なライオンになったランバート。今では、水場やスケボーで遊ぶ余裕も見せています。
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保護施設のスタッフたちと信頼関係を築き、のびのびと過ごすランバートの姿は、引き取られた当初の不安げな表情とは別のライオンのようです。飼育員さんたちの根気強い愛情が、ランバートの心を少しずつほぐしていったのでしょう。
とはいえ、未だに家族のことを思い出すのか、毛布は大好きなようです。3月22日の誕生日には、新しい毛布がプレゼントされ、ご満悦の様子。
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野生に戻ることはできなくなりましたが、家族に捨てられ不安な日々を過ごしてきたランバートが、少しでも安眠できるようになったことは嬉しく感じます。
一度飼うと決めたからには、一生面倒を見る覚悟が必要です。飽きたから、大きくなってしまったから、という身勝手な気持ちで動物の生活を台無しにすることは許されません。
毛布にくるまって安眠するランバートのように、いつまでもこうした寝顔が家族の元でできる世の中になってほしいものです。
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