空気中から飲み水を作り出す「命の木」が進化!今度は水だけでは終わらない!
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エチオピア高地など、地盤が固く井戸を掘ることができない地域や、発展途上国などの新たな水源として考案された「WarkaWater」
電気を使わず空気中の水分を集め、生活のために必要な綺麗な飲料水を作ることができると以前、grapeでも「命の木」として紹介しました。
出典:YouTube
そのWarkaWaterが、バージョン5.0になりさらに進化!効果的な飲み水の確保や食用ガーデニングなどの要素が取り入れられました。
安全な飲料水を
井戸がなく飲料水が確保できない地域では、とても安全とは言えない水を遠くの池まで汲みに行っています。
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そういった地域に、安心して飲むことのできる飲料水を確保できるようにと、イタリアのデザイン会社「Architecture and Vision」のArturo Vittoriさんが考案。
物資の少ない現地でも継続して使えるよう、電気を使わず、修復などもしやすいように竹や麻で作られています。
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まわりに張り巡らされた麻の網は、設置しておくだけで霧などの空気中の湿気を集め、一日に50~100Lの水を中央のタンクに貯めることができます。
これらのデザインはクモの巣や蓮の葉など、自然の形状にインスピレーションを受け作られたそうです。
出典:YouTube
食用ガーデニングも!
試行錯誤の結果、バージョン5.0のWarkaWaterは、さらなる進化を遂げていました。今後できる可能性のある機能を紹介します。
網をメッシュに
より効率よく水分を集められるよう、まわりに張り巡らせる網をメッシュ状に変更。
出典:Warka Water
食用ガーデン
集めた水の一部を使い、1~3家族用のミニ菜園を備えています。
出典:Warka Water
勉強もできる
夜間の安全性や日没後も勉強ができるように、小さなLEDライトを取り付け。電力はソーラーパネルを使用する予定だとか。
出典:Warka Water
サイズはバージョン4.0に比べると、かなり小さくなって高さ5.8m、半径5.7mほど。設置には6人で4日あれば作ることができるそうです。
出典:Warka Water
値段も一つ約11万円。無理に井戸を掘って、機械を維持するよりも、安くすみます。現地でも簡単に修復できる素材というのもいいですよね。
人が生きていくうえで、絶対に必要になる飲み水。少しでも多くの人たちに安全な水が供給できるよう、多くの国に広まってほしいものですね。
※WarkaWaterは、7分43秒から9分28秒で紹介されています。