赤と緑の麺が入っている理由は? そうめん組合の回答に「ビックリした」
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白菜の表面に黒い点々を見つけたら… 「そうだったのか!」「初めて知った」「白菜に黒い点々が…!」。そんな状態になっていれば、傷んでいるのか腐敗しているのか、食べてもいいのか…とさまざまな疑問が浮かびます。黒い点々の正体や、食べられるのかどうかなどについてご紹介します。
- 取材協力
- 兵庫県手延素麺協同組合
- 取材協力
- 奈良県三輪素麺工業協同組合
- 取材協力
- 小豆島手延素麺協同組合
夏は冷たい麺がおいしい季節ですよね。市販の乾麺は束になっていることが多いですが、束の中に赤と緑の麺が数本入っているのを見たことはありませんか。
この赤と緑の麺は、そもそもなんの麺に入っているのか、また、どういう理由で加えたのか調べてみました。
赤と緑の麺が入っている理由
まず、そうめんに入っているかどうかは気になりますよね。
日本三大そうめんといえば、奈良県の『三輪そうめん』、兵庫県『播州手延べそうめん』、香川県『小豆島そうめん』の3つでしょう。
日本三大そうめんの現地組合である『奈良県三輪素麺工業協同組合』と『小豆島手延素麺協同組合』に話をうかがいました。
すると、どちらからも「そうめんの束に、異なる色の麺が入った製品は製造していない」という共通の回答がありました。
色違いのそうめんを同じラインで製造していたら、もしかすると間違って入ることがあるかもしれません。
その可能性はゼロではありませんが、仮にそのようなものができても除けるので、白いそうめんの束の中に、色違いの麺が混じったものがお客さまの手元に届くことはないはずです。
『播州手延べそうめん』といえば、やはり『揖保乃糸』が有名です。販売元である『兵庫県手延素麺協同組合』にも話をうかがうと、耳寄りな情報を得ました。
なんと、そうめんではそのような製品はありませんが、「ひやむぎならある」というのです。
確かに『揖保乃糸』のひやむぎには、赤と緑の麺が入っていますね。
なぜ、色違いの麺を入れているのかと聞いたところ、2つの理由からだそうです。
1.そうめんとひやむぎの見分けが付きやすく、「これはひやむぎ」と区別できるように入れている。
2.食べる時、食卓に赤と緑の麺が涼感を添えてくれる。また、「入っていると嬉しい」というポジティブな気持ちをお客さまに感じてもらえる。
取材した結果、『揖保乃糸』のひやむぎには、色付きの麺が入っていることが分かりました。
そうめんと見分けやすくするほか、手に取った人に喜んでほしいという理由からだったのですね。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]