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『コンセンサス』とは?意味と使い方を分かりやすく解説!

By - COLLY  公開:  更新:

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ビジネスシーンでよく耳にする『コンセンサス』。間違った使い方で恥をかかないよう、正しい意味を理解したいですよね。

本記事では、『コンセンサス』の意味と正しい使い方、ビジネスシーンで使われる『コンセンサス』を使った用語まで詳しく解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

『コンセンサス』の意味

問題が解決した老夫婦と電球の画像

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『コンセンサス』は『同意』を意味する言葉です。英語の『consensus』をそのまま日本のビジネスシーンでも使っており、基本的にはチームや社内全体など、複数名での同意や合意を得る場合を指します。

『コンセンサス』の言葉が出てきた時は、何かしらの案の意見をまとめたい場合が多いです。その場にいる全員の同意を得ている、または異なる意見を持っている人にも納得してもらっている状態を目指す必要があります。

株式取引や医療のシーンで『コンセンサス』を使う場合は、『同意、総意』と意味が異なるため、3つ目の章であらためてご紹介しますね。

『コンセンサス』をほかの言葉で言い換えると?

英語が基になっている『コンセンサス』を日本語の別の言葉に言い換える場合は、以下のような言葉が当てはまります。

  • 合意
  • 同意
  • 総意
  • 一致

言い換え表現を見ると、意見や考えのまとまりを表す言葉が多いので、『コンセンサス』の言葉のイメージがなんとなく分かるのではないでしょうか。

『コンセンサス』と似た意味で使われる言葉に『アグリーメント(アグリメント)』があります。『アグリーメント』の場合は個人間での同意や合意を指す言葉なので、複数人での同意を意味する『コンセンサス』と少しニュアンスが異なりますね。

『アグリーメント』と『コンセンサス』を混同しないように、使い分けを意識しましょう。

ビジネスで使える『コンセンサス』を使った例文を紹介

会議・ミーティング・打ち合わせする女性の画像

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『コンセンサス』の意味が分かったところで、具体的にどのような形で使ったらよいか見ていきましょう。ビジネスシーンで『コンセンサス』を使う場合、『コンセンサスを取る』もしくは『コンセンサスを得る』の形で使われる場合がほとんどです。

『取る』を使うか『得る』を使うかで意味が異なるので、詳しく見ていきます。

コンセンサスを取る

『コンセンサスを取る』の場合、『根回し』や『事前の認識』を意味します。『物事を正しく共有したか』『伝えたことを相手が正しく認識できているか』など、事前共有を取ることですね。

会議の前に提案内容の合意を関係各所からもらい、ある程度根回しをしておくのを『コンセンサスを取る』といいます。『コンセンサスを取る』を使った例文は以下の通りです。

  • 次回の会議で提案する企画について、営業チームに事前にコンセンサスを取った。
  • その案を通したいなら、まずは課長のコンセンサスを取るべきだ。
  • 次回のミーティングを開催する前に、先方のコンセンサスを取っておく必要がある。

コンセンサスを得る

『コンセンサスを得る』は一般的なコンセンサスの意味と同様で、複数のメンバーから同意や合意、総意を得ることを指す言葉です。

『コンセンサスを取る』のように事前の根回しの意味合いはなく、その場にいる全員から同意をもらう状態を指します。『コンセンサスを得る』を使った例文は以下の通りです。

  • 来期の予算案について、全員のコンセンサスを得たため可決する。
  • その企画案は、プロジェクトメンバーのコンセンサスを得ていないから実行できない。
  • 部署でのコンセンサスを取るためのコツを教えてほしい。

ほかにもある!『コンセンサス』が使われる場面

商談・会議で提案・説明するビジネスマンの画像

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『コンセンサス』はビジネスシーンでの『同意、合意、総意』を指す言葉だと理解していただきましたが、ビジネスシーンでは別の形でも『コンセンサス』が使われる場合があります。

先述したように、ビジネスシーン以外の株式取引や医療の場でも『コンセンサス』は使われます。具体例を含めてそれぞれを詳しく見ていきましょう。

会議の場で使われる『コンセンサス方式の会議』

1つ目の使い方は『コンセンサス方式の会議』です。『コンセンサス方式』は、全員の意見が一致する状態を目指すこと。

『コンセンサス方式の会議』は『コンセンサス』が本来持つ、同意や合意、総意の意味がそのまま生かされた使い方といえるでしょう。

あえて『コンセンサス方式の会議』と題して会議が開かれる場合は、1人でも異なる意見の人がいたら承認はおりません。

最終的には全員が納得して進められる点がメリットです。デメリットは、全員の納得を得るためにさまざまな議論や入念な質疑応答などが必要になるので、合意形成までにコストがかかる可能性が高い点でしょう。

研修の場で『コンセンサスゲーム』

採用や社内研修などの場で使われるのが『コンセンサスゲーム』です。チームビルディングやロジカルシンキングを養うことを目的としたゲームですね。

簡単にいうと、チーム内に与えられたお題で議論を交わし、全員で1つの答えを導くコンセンサス方式の会議を基にしたゲームです。

採用の場面で『コンセンサスゲーム』を取り入れれば、コミュニケーションをうながしたり、自発性や各人の能力を見たりできます。社内研修として全社で行えば、普段やり取りをしていない、他部署の社員同士でのコミュニケーション活性化にも役立つでしょう。

『コンセンサスゲーム』には『NASAゲーム』や『船長の決断』など、いろいろな種類のゲームがあるので、気になる人はぜひ調べてみてくださいね。

株の取引の場で『市場コンセンサス』

株の取引でも『コンセンサス』は使われており、証券アナリストが分析した株の利益や配当、レーティングなどの予想平均値を『コンセンサス予想』といいます。

『コンセンサス予想』は『市場コンセンサス』とも呼ばれ、多くの投資家たちが共通して持っている期待値です。株式を売買する時、参考にする指標の1つですね。

医療の場で『医学的コンセンサス』

医療の場では、議論されている事象にあらゆる専門家が集まってディスカッションし、専門家たちの総意として発表する場合に『医学的コンセンサス』と使われます。

最先端の科学的な知識や根拠に基づいて、代表的な専門家たちが集まり議論を交わしまとめた、集団での公式声明ともいえるでしょう。

簡単にいうと『コンセンサス』は『同意』の意味

ビジネスシーンでは頻繁に耳にするけれど、日常生活ではあまり使わない『コンセンサス』。英語が語源なので、意味を正しく理解していなかった人もいるのではないでしょうか。

『コンセンサス』は組み合わせ動詞次第で意味が異なったり、『コンセンサス』単体以外の使われ方もあったりするので、場面に応じて適切に使いこなしていきましょう。


[文・構成/grape編集部]

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