揚げると硬くなる豚肉 簡単な方法で「3歳児もペロリ!」
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サクサクの衣にジューシーな肉汁が詰まった、食べごたえ抜群のとんかつ。
夕食の一品として喜ばれますが、安い豚肉は焼くと硬くなって、噛み切れないことがありますよね。
本記事では、ある調味料を使って、ふわふわな『噛み切れるとんかつ』を作ってみたので紹介します!
豚肉を柔らかくする方法
豚肉を柔らかくする調味料とは、塩麴です。
発酵食品である塩麴には、プロテアーゼというタンパク質分解酵素が含まれており、これが肉のタンパク質を分解して柔らかくするのだとか。
塩麴以外に、準備するものは以下の通りです。
【材料(2人ぶん)】
・豚肉 2枚(300g)
・塩麴 大さじ2杯
・卵 1個
・薄力粉 適量
・パン粉 適量
・揚げ油 適量
・食品用ポリ袋 1枚
・キッチンペーパー 数枚
まずは、豚肉の筋を切り、表面に5mm幅の切り込みを入れましょう。肉が柔らかくなり、塩麴がしみ込みやすくなります。
次に、食品用ポリ袋に豚肉を2枚入れます。
塩麴を大さじ2杯加えます。
ポリ袋の中で豚肉に塩麴をしっかりと揉み込み、全体に行き渡らせます。
豚肉の切り込みに塩麴が染み込んでいるのが分かりますね。
揉み込んだ豚肉は、冷蔵庫で半日寝かせておきましょう。
柔らかさを比べるために、何もしなかった豚肉も一緒に入れておきました。
半日後に取り出した状態がこちら。水分を含んだのか、塩麴に漬けた肉のほうが、ひと回り大きく見えますね。
豚肉についた塩麹は、しょっぱくなる可能性があるのでキッチンペーパーでよくふき取ってくださいね。
薄力粉、溶き卵、パン粉をまんべんなくつけて、とんかつを作りましょう。
『塩麹で揉み込んだ豚肉』と『何もしなかった豚肉』を同時に揚げました。
同時に取り出しましたが、切った感じも見た目も大きく変わりません。
しかし、肉の断面をみてみると、見た目に明らかな違いが…!
なんと塩麹で揉み込んだ豚肉のほうが、明らかにしっとりしているのです。
実際に食べたところ、何もしなかったとんかつは固い部分がありましたが、塩麹で揉み込んだほうは柔らかくジューシーで簡単に噛み切れます!3歳の息子もペロリと食べてしまいました。
「おいしい!」と家族も驚く柔らかさ。これはひと手間かける価値がありそうです。
家庭に塩麹がある人は、サクサクふわふわのとんかつに挑戦してみてはいかがでしょうか。
[文/キジカク・構成/grape編集部]