『プラスチック容器』にアルコール類を入れると? 意外な注意点に「確認してみる」「なるほど」
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※写真はイメージ
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- 出典
- 日本プラスチック工業連盟
簡単に手に入り汎用性が高いプラスチック製の容器は、さまざまな物を保管するのに便利です。
しかしすべての物の保存に向いているわけではなく、入れる物によっては内容物と容器それぞれが持つ性質を考慮する必要があります。
『塩』や『醤油』などの塩分が強い物、『酒』などのアルコール類が入った物は、プラスチック容器に入れたまま保管しても問題ないのでしょうか。
『日本プラスチック工業連盟』の公式ウェブサイトでは、プラスチックの容器に調味料を入れる際の注意点を紹介しています。
プラスチックの種類によってはアルコールNG
※写真はイメージ
『日本プラスチック工業連盟』は、プラスチック容器に塩や醤油、酒などを長時間入れることに対し、次のように解説しています。
食品用の容器であれば、安全性が確保されているので問題ありません。
しかし、別のプラスチック容器に移し替えて『アルコール類』を保管する場合は、注意が必要です。
料理に使う代表的なアルコール類として、料理酒や本みりん、ワイン、ビールが挙げられます。
これらを使った料理の下ごしらえや、熟成期間を必要とする『果実酒』などに対し、プラスチック容器を使うのは避けましょう。
プラスチックといってもさまざまな種類があります。重要なのは、すべてのプラスチックがアルコールに耐性がないのではなく、『一部のプラスチックにアルコールに耐性がない』ということです。
中でも、食品の容器や工業用のパーツなどに使われる『ポリスチレン』は、アルコールを入れたままにしておくと中身が変質してしまいます。
また、自動車の部品や家電製品などに使われる『メタクリル樹脂』も、アルコールを入れると容器に傷が付いたり白っぽくなったりする可能性があるので、アルコールの保存容器には向きません。
アルコール類の保存に適したプラスチック容器とは
プラスチック容器の中で、アルコール類の保存ができる素材は以下の3つです。
・ポリエチレン
・ポリプロピレン
・ポリ塩化ビニール
見ただけではどの種類のプラスチックなのか判断がしにくいため、材質表示を確認しましょう。
パッケージや容器に『アルコール保存可』の表示がある物を選ぶと安心です。
中に入れるものに適した容器を使って、安全に食品や製品を保存しましょう。
[文・構成/grape編集部]