農水省「カビが生えているので食べないで」 卵の情報に「知らないと危険」
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- 出典
- 農林水産省
卵を割った時、殻の内側に黒い斑点があったのなら、その卵は廃棄したほうがよいかもしれません。
表面に問題がなくても、思わぬトラブルが起きている可能性があるためです。農林水産省の注意喚起を参考にしてみましょう。
卵の殻の内側にカビが生えることも
※写真はイメージ
農林水産省の公式サイトによると、卵の殻の内側に黒い斑点があった場合について、次のように回答していました。
日本の食卓を守る農林水産省にここまでしっかり断言されると、納得せざるを得ません。また、黒い斑点の正体がカビなのにも驚きです。
『割った殻の内側』に黒い斑点があった場合はあまり軽く考えず、「農林水産省がいっていたカビかも」と用心して廃棄するようにしましょう。
殻の内側にカビが生える理由とは
「見た目はきれいな卵だったのに、どうして内側にカビなんて…」と思うかもしれません。
卵の殻の内側にカビが生える原因は、卵の保存環境に問題があったケースが多いと考えられます。
例えば、卵の殻に小さなヒビが入っていた場合、そこからカビの胞子が侵入してしまうようです。
卵の殻は見えないほど小さなヒビが入るのも珍しくないため、購入後の保存には気を配るとよいでしょう。冷蔵庫か、10℃以下に保てる環境での保存をおすすめします。
うっかりでも摂取は避けて
卵の殻の内側にカビが生えていても、気付かずに調理してしまったり、もったいなくて捨てられなかったりするかもしれませんが、内側にカビが生えている卵は食べないようにしましょう。
卵に繁殖するカビの中には、『マイコトキシン』と呼ばれる有害な毒素を発生する種類があり、健康被害に影響します。
健康な人でも心配ですが、免疫力が低下している人や高齢の人、妊婦中の人などは特に悪影響の出る可能性が否定できません。
卵は滋養の付く食べ物として有名なので、体調が優れない時に食べる機会も多いのではないでしょうか。滋養目的で食べたのに、カビで体調を崩してしまっては元も子もありません。
割った卵は殻の内側もよく確認して、カビを発見したり迷ったりした時には廃棄するようにしましょう。
賞味期限を守り、10℃以下での適切な保存を心がけていれば、黒カビの発生を防ぎやすくなります。また、ヒビが入らないようにするのも有効です。
心配なく卵を食べるためにも、殻を割ったら一度確認するよう心がけてみてください。
[文・構成/grape編集部]