『カイロ』を食品の保温に使うと? 企業が教える事実に「そんなことに…」
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※写真はイメージ
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廊下にカーペットを敷いてみて! 理由に「メリット多い」「買いに行く」家の中の寒さで、廊下の対策は難しいと感じませんか。部屋の中は暖かくても、廊下の寒さで一気に体が冷えてしまうこともあるかもしれません。企業がとっておきの対策を紹介します。
- 出典
- 小林製薬株式会社
外気温が低い季節、温かいものを購入してもすぐに冷めてしまいますよね。
電子レンジで温め直せる環境ではない場合、温かさが何時間も持続する『カイロ』を使って保温できないのでしょうか。
小林製薬株式会社(以下、小林製薬)の人気商品『桐灰カイロ』のブランドサイトでは、カイロの正しい使い方を紹介しています。
食品の保温にカイロは不向き
※写真はイメージ
小林製薬は、カイロが食品の保温に向かない理由を以下のように説明しています。
温まったカイロは10時間ほど温かさが持続しますが、カイロそのものが温まることと暖かさが持続することは別の話です。
カイロは、鉄と空気中の酸素が触れ合うことで起こる化学反応の熱を利用しています。この化学反応には『通気』が必要なため、空気の通りが悪いと発熱しません。
身体に貼ったり手で持ったりしている時は自然と通気するものの、テーブルなどに放置すると放熱してしまい、温かさを持続できなくなります。温めたいものの近くにカイロを置いておいたとしても、放熱により保温効果は得られません。
カイロによる食品の保温には危険性も
カイロを食品において保温する行為は、食中毒につながる危険性があります。
細菌の多くは10〜60℃で増殖し、もっとも増殖するのは30~40℃。
市販のカイロのパッケージに記載されている『平均温度』は、『日本産業規格』により40℃を1つの基準としており、製品の中には約40℃を10時間以上持続するものもあります。
このことから分かるように、カイロの温度は細菌にとって繁殖に好都合です。空気の通りをよくして温かさを持続させたとしても、雑菌により食品が傷んでしまう可能性があるでしょう。
カイロは寒い冬のマストアイテムですが、身体を温めることだけに使い、食品の保温には使わないようにしてくださいね。
[文・構成/grape編集部]