水道管が凍結するのは何℃から？　水道局の解説に「今晩ヤバい」「対策する」

冬の寒い日に、注意しなければならないのが水道管の凍結です。

水道管が凍結してしまうと水が使えなくなるだけではなく、破裂や漏水など、より深刻なトラブルが発生する可能性も。

水道管を凍結させないためにも、日頃からしっかりと予防対策をしておくことが大切です。

最小限の手間でトラブル防止効果を高めるためにも、的を絞って適切な対策を行いましょう。

東京都水道局の公式サイトから、凍結しやすい部分や水が出なくなってしまった時の対処法について解説します。

水道管の凍結リスクが高い４つの箇所とは？

水道管の凍結予防対策は、凍る可能性が高い場所を狙って行うのがおすすめです。

東京都水道局では、凍結に注意が必要な箇所として、以下の４つを挙げています。

多くの場合、凍結トラブルが発生する箇所は限られています。水道管は、地中から家の壁の中へと張り巡らされています。

自分の家の場合、どこでトラブルが発生しやすいのかを把握しておくことで、短時間でも効果的な対策を取れるようになるでしょう。

特に注意が必要なのは、屋外で管がむき出しになっている部分です。毛布や発泡スチロール、専用保温材を巻き付けて、ビニールテープで固定しておくだけでもリスクは低減できます。

また東京都水道局は、公式サイトで以下のような注意喚起を掲載中しています。

普段から家の周りを観察しておくと、リスクが高い場所も把握しやすくなるでしょう。

水道管が凍ってしまった場合の対処法も重要

水道管の凍結トラブルで注意しなければならないのが、破裂や漏水です。

液体の水が固体である氷に変化する時、その体積は増加します。水道管がその変化に対応できなかった時、管が破損し、水が漏れ出す恐れがあります。

凍結時に水道管に問題が生じなくても、油断は禁物です。凍った水道管を溶かそうとする際、誤った対応がもとで破裂させてしまうケースも少なくありません。

凍った水道管は、蛇口を閉じた状態で自然に溶けるのを待つのがベストです。

すぐに水やお湯を使いたい時には、凍った部分にタオルをかぶせ、４０℃前後のお湯をゆっくりとかけましょう。

「熱湯をかければすぐに解凍できるのでは…」と思いがちですが、これは誤った対処法です。急激な温度変化に耐えきれず、水道管が破裂する恐れがあります。

凍結後に漏水が発生した場合は、水道メーターボックス内のバルブを閉め、自宅に供給される水を遮断しましょう。

その状態で水道工事店に連絡し、修理を依頼します。修理完了までは水が使えなくなってしまうため、できるだけ早く行動するのがおすすめです。

修理業者を探す際のポイントについて、東京都水道局では以下のように伝えています。

余計なトラブルに悩まされないためにも、住んでいる地域のホームページを確認し、信頼できる業者に依頼しましょう。

水道管の凍結について、「寒冷地で発生するもので、自分には関係ない」と思っている人も多いのではないでしょうか。

気象条件によっては、比較的に温暖な地域であってもトラブルが発生する恐れがあります。

特に冷え込みが強まると予想される日には、万全の対策で乗り切りましょう。

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[文・構成／grape編集部]